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ゲーム指向で新しい形のコミュニティに変わりつつある「POKIPOKI」春から続く大きな方向転換について聞いてみた
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印刷2009/07/18 10:30

インタビュー

ゲーム指向で新しい形のコミュニティに変わりつつある「POKIPOKI」春から続く大きな方向転換について聞いてみた

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 ハンビットユビキタスエンターテインメントがサービスしている「POKIPOKI」は,一般的なオンラインゲームとはちょっと毛色が違っている。一見するとMMORPGぽい雰囲気なのだが,POKIPOKIは,ゲーム指向のバーチャルワールドである。

 「Second Life」をはじめとした,いわゆるバーチャルワールドは,オンラインゲームに詳しい人から見ればMMORPGから多くのものを抜いて,UGC(ユーザー作成コンテンツ)を扱う場としたものという認識の人が多いのではないだろうか。
 UGCは,サービス側がコンテンツを提供しなくてもユーザーの活動でどんどんサービス内容が充実していくというメリットがある半面,著作権問題が発生するなど,いろいろと混沌としてきがちになる。主に国内サービスではそれを嫌ってか,UGC要素を外して,単なるアバターチャットコミュニティとして展開しているところも多い。
 「POKIPOKI」は韓国Neoactが作成した,いわばオンラインゲーム屋が作ったバーチャルワールドだった。3DアバターのコミュニティはMMORPGと同様な感じで作り込まれ,ゲーム要素をミニゲーム群として加えたゲーム指向の仕上がりとなっていた。そのキーワードは,ゲームとファッション。見た目も可愛く,MMORPGの技術を生かした新しい形のコミュニティとして注目される存在だった。
 日本サービスはひっそりと行われているという印象だったのだが,それも次第に変わりつつある。日本でのPOKIPOKIサービスを行っているハンビットユビキタスエンターテインメントのPOKIPOKIチームリーダー菅野真大氏に,POKIPOKIの状況と今後の展開などについて話を聞いてみた。

画像(004)ゲーム指向で新しい形のコミュニティに変わりつつある「POKIPOKI」春から続く大きな方向転換について聞いてみた
 「当社では,最初はPOKIPOKIをゲームとして売るつもりはなく,クライアントを持ったSNSであるという捉え方をしていました。ですので,最初こそテスターを公募しましたが,それ以降は招待制で,プレイヤーから招待された人だけが参加できる形式になっていました。ただ,この方式では,ある時期を過ぎると,尻つぼみで増え方が少なくなるんですよね。
 何度か段階的にプレイヤーを増やす方向で開放していましたが,4月に完全に招待制を廃止し,完全開放の方向に切り換えました」(菅野氏)


 コミュニティでは,招待制であるほうが荒れにくいという傾向はあるようだが,人が集まってこそのコミュニティであり,招待制をあえて取る意義も薄いといえるだろう。完全開放は正解に思われる。

 「また,ターゲットの引き上げも狙っています。POKIPOKIでは,これまでのオンラインゲームとはちょっと違うところ,例えば10代の女の子向けの雑誌「ピチレモン」などにプロモーションを行っていたのですが,これを10代中心から20代を含んだものへと引き上げていく予定です」(菅野氏)

 豊富なアバターアイテムが実現しているファッション性はPOKIPOKIの特徴の一つではある。可愛いアバターやシンプルなミニゲームは,10代にアピールする部分も多いのだろうが,そういったものは必ずしも子供だけしか楽しめないものではない。HUEの既存のゲームをプレイしている人の中心は,もっと高年齢なはずで,そこを取り込まないのももったいない話だ。全体的に,ちょっと特殊な位置付けだったPOKIPOKIが,より普通のオンラインゲーマー向けに変わりつつあるといってよいだろう。

 そして,方向性としては,

 「手が空いたときにガッツリ遊べるものを目指しています」(菅野氏)

 POKIPOKIの位置付け自体が,コミュニティ要素を重視したものから,ちょっとした時間で手軽に楽しめる隙間的なコンテンツに変わりつつあるという。

 「nProtectを外しましたので,「グラナド・エスパダ プラス」などと同時に起動することもできるようになりました」(菅野氏)

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 MMORPGなどをプレイしていて,同時にPOKIPOKIも起動して,手の空いた時間にPOKIPOKIで楽しむといったことを目指しているようだ。POKIPOKIのクライアントが非常に軽いことなどから,それも不可能ではない。むしろ問題は,同社の「WYD 2」などはいいとしても,グラナド・エスパダが重すぎるということなのだが,それも解決するアップデートが予定されているとのこと。
 なお,招待制による閉じたコミュニティをベースとしていたためか,もともとワールド内が荒れることはほとんどなく,nProtectをやめても問題はとくに起こっていないという。こういった基盤があってこそ,ゲームと同時に楽しむバーチャルワールドという試みが可能になっているのだろう。
 ゲームとPOKIPOKIを同時に立ち上げて両方を楽しむというのは,どれくらい現実的かというのはともかく,これらを連動させていこうというのが,今後のPOKIPOKIの方向性であるようだ。

 「本当は,グラナド・エスパダの衣装なんかがPOKIPOKIで使えるようにしたいところです。全然違うメーカーで作られているものですが,そんなこともやりたいと考えています」(菅野氏)

 ゲーム同士の連動を模索しているという声は,自社開発ゲームを複数持っているところから聞いたことはあったのだが,複数メーカーにわたるものでの計画はほかではさすがに聞いたことがない。HUEでは,そういうことも不可能ではないと踏んでいるようだ。


変わりつつあるミニゲームのあり方


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 POKIPOKIでは,豊富なミニゲームがウリだったのだが,そういったミニゲームをしているとワールド内からアバターキャラクターが消え,ゲーム中は前述のファッション性も生かせない。さらに,必要以上に過疎感を醸し出すという悪循環にも陥っていたようだ(まあ,コミュニケーション可能状態でないアバターを非表示にすることは最適化としては合理的なのだろうが)。
 そういった問題を踏まえた改善策の一つが,先日導入された新しいミニゲーム「合戦」である。

 合戦は,簡単なカードゲーム風対戦ゲームだ。ルールなどはシンプルではあるが,これまでのミニゲームと比べると毛色の違うゲームだ。ゲーム内容を軽く紹介しておこう。
 プレイヤーは,騎兵,弓兵,槍兵,そして篭城兵の4種類が選択できる。通常は騎兵,弓兵,槍兵のいずれかを選択して攻撃を行う。これらは,

  騎兵→弓兵→槍兵→騎兵

といった3すくみの条件になっており,相手の出した手との兼ね合いで勝負が決まる。相手より優位な手を選んでいれば攻撃が成功し,相手の城にダメージを与えることができる。残りの篭城兵は,特殊な選択肢で,ダメージを最小限に抑える効果はあるものの,相手への攻撃はできないという仕様だ。
 さて,これだけだと,ただの変形ジャンケンなのだが,ここにカードの要素が絡んでくる。攻撃兵種を決定したあとでカード20枚によるデッキを組んで,追加ダメージを出したり,回復を行ったりできるわけだ。

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 基本カード全種が含まれたスターターキットがゲーム内で販売されているほか,レアなカードを含むことがありうるブースターパックも販売されている。デッキは,あらかじめ3パターン組んで保存しておくことができるなど,カードゲーム的な楽しみ方が盛り込まれている。

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 重要なのは,合戦は,相手に対戦を申し込めばどこでもプレイできることと(これまでのミニゲームはゲームセンターという施設内でしか利用できなかった),ゲーム中は別画面に切り替わるものの,ワールド内にアバターは表示されたままであるということだ。
 とりあえず,ゲームをしている人の画面は切り替わっているものの,アバター自体はワールド内にそのまま表示されるため,人の動きが見えるようになる。

 「今後は観戦機能なども入れていきたいですね」(菅野氏)

 と,ミニゲームを多くの人で楽しめる方向にシフトしつつある。

合戦をより楽しめるアバターアイテムも
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画像(020)ゲーム指向で新しい形のコミュニティに変わりつつある「POKIPOKI」春から続く大きな方向転換について聞いてみた
根元付近
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30m
 これをさらに進めて,ワールド内のアバターのまま楽しめるコンテンツも導入されている。それが「豆の木」だ。
 豆の木は,とくに遊び道具というわけでもなく,単に天に向かって伸びている木である。重要なのは,普通のアバターで「登れる」という事実だ。蔓や葉っぱを伝ってだんだん高いところに移動し,頂上にまで到達できる。まあ,おそらく頂上というのはなくて,今後段階的に追加ルートが公開されていくのだろうが,それでも登れる範囲の最上部にはNPCがいて,ご褒美がもらえるという仕様になっている。
 ジャンプなどを駆使して登って行くのだが,これがなかなか難しい。ちょっと間違えると,当然落ちる。高所からの落下は,それだけでアトラクションになっているといえるかもしれない。

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50m付近
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140m付近

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 「合戦のように手軽にできるものはもちろんですが,本格ゲームを増やしていきたいので,今後に期待してください」(菅野氏)

 豆の木のような感じで普通のフィールドのまま,それこそMMORPGのように狩りに出かけたり,空き地でサッカーとかできたりすれば(注:ゲームセンター内にはフットサルのミニゲームも用意されている),みんなで楽しめるコンテンツになるだろう。Free Realmが目指しているものと同方向かもしれないが,ゲーム指向のバーチャルワールドでは,それが正解の一つではないかという気もする。


オシャレさを倍増させるジェンダーフリー化


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 合戦や豆の木と同様,最近のアップデートで行われたのが,男女それぞれで専用となっていた装備品を,制限なく使えるようにするジェンダーフリー化である。

 「実は,イベントで配布したあるアイテムに不具合があって,女性用の衣装なのに男性でも着られてしまうということがあったのですが,これを修正したところ「面白かったのに,なんで修正したんだ」といった声も上がってきまして,それではということで,すべての衣装で男女の制限を外しました」(菅野氏)

 もともと男女のアバターの身体にほとんど差がなく,実際にはどちらが着ても違和感のない衣装が多かったということもあったのだろうが,ジェンダーフリー化によって,適用できるアイテム数は一気に増大した。
 女の子キャラが着る分には,男物の衣装でもパンツルックだと思えばほとんど違和感はないだろうし,特殊なものもコスプレだと思えば,ゲーム内ではまあアリだろう。
 では,男の子キャラが女の子の服を着るとキモいかというと,実際に見てみると,そうひどくもない。もともと男の子キャラも可愛い系なので,ちょっと目元が凛々しい感じになるだけで,これはこれでアリじゃないかという線で収まっている。
 体系もほとんど同じなのだが,女性用のシャツなどを着ると,男性でも多少胸が膨らんでしまう(AAAAがAAになった程度?)。まあ,あえて女装するような人は最初から女の子キャラを使っていそうなので,あまり問題はないのだろう。
 いずれにしても,男女とも使えるパーツが増え,よりユニークな恰好ができるようになるというのは悪いことではない(嫌なら着なければよいだけの話だ)。
 
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 少し手の込んだミニゲームとしての「合戦」,新しい試みによる「豆の木」,そしてより自由度の高い楽しみ方を可能にした「ジェンダーフリー化」。これらは,日本発の提案で実現されたコンテンツであるという。昨年までは,韓国サービスのまま日本で提供されていたものが,この春から大きく変わり始めている。今後のPOKIPOKIの展開に期待したいところだ。
 
  • 関連タイトル:

    POKIPOKI

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