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「サドンアタック」公式大会は延長戦の連続! 「パンダキャラクター」「篠崎 愛キャラクター」など新規アップデート情報も明らかに
関西地方では初の開催となる本決勝トーナメントは,集中力と気力の両方を問われるような,ハイレベルかつ長丁場の戦いとなった。
■豪華な新マップ,AIとの戦い,そして2種類のパンダと篠崎 愛さん
試合の様子は後ほどお伝えするとして,まずはネクソンゲーム運用6チームの加藤友秀氏から発表された,今後のアップデートに関する情報をまとめていこう。
●新マップ「Colonial Palace」
本作を代表する「爆破モード」の新マップとして「Colonial Palace」が実装される。
ブラジルのPelourinho(ペロウリーニョ)地域がモチーフとなっており,豪華な内装の屋敷や,美しい噴水などが登場するという。海外版ではすでに実装されているマップで,加藤氏いわく「今後の大会で使用される可能性もある」とのことなので,大会出場を狙うクランにとっては興味深いマップとなりそうだ。
●新モード「AI-Botモード」
新たな「AI-Botモード」は,プレイヤーと同じ姿で行動するAI(人工知能)キャラクターと対戦できるという,遊びの幅を広げてくれそうな内容だ。
韓国版にはすでに実装されているものの,開発中のコンテンツであるため,日本版への実装が本格的に決定したわけではないとのこと。続報に期待したい。
●新アイテム「Dog Grenade」「Panda Grenade」
今年3月に登場,その可愛らしさで話題となった「Cat Grenade」に続く動物グレネードシリーズは「Dog Grenade」「Panda Grenade」。それぞれ「犬」と「パンダ」がモチーフとなっている。爆発したときのエフェクトは「手に入れてからのお楽しみ」とのことだが,今度も戦いを楽しいものとしてくれそうだ。
●新キャラクター「パンダキャラクター」
パンダをテーマとしたキャラクターが2系統実装される。まずは顔までパンダとなった“ややリアル志向のパンダキャラクター”が実装され,その後“日本オリジナル版のパンダキャラクター”が登場するという。
このパンダキャラクターは日本からの提案で作成されたそうだが,後に実装される日本オリジナル版は日本プレイヤーに向けた可愛らしいものになるとのこと。現時点ではシルエットしか明らかにされていないが,どんな姿になるのかが楽しみだ。
●篠崎 愛さんが「サドンアタック」に登場
同作のCMキャラクターである,グラビアアイドルの篠崎 愛さんがキャラクターとしてゲーム内に登場する。会場ではCGモデルも公開されたが,彼女の魅力が表現された仕上がりとなっていた。すでに音声収録も終了しているなど,着々と準備が進んでいるようだが,気になる実装時期に関しては明らかにされなかったのが残念なところだ。
以上のアップデートに関して,具体的な実装時期は現時点では未公開とのこと。加藤氏いわく「今後も日本版オリジナルの要素を作っていきたい」とのことなので,これからの情報公開に注目しよう。
■4クランの意地が激突する決勝トーナメント
それでは決勝大会の模様をお伝えしていこう。「SAOMT 2013 Summer」の決勝トーナメントにコマを進めたのは,「Adult.V」「iZoNe」「Kmn-Gaming」「nG.team」(アルファベット順)の4クランだ。
前回大会「SAOMT 2013 spring」で,強豪「NabD」を破って優勝,その名を轟かせたAdult.V。
準決勝に出たことは多いが,あと一歩で優勝にたどり着けないiZoNe。
SAOMT 2013 springの後に一度解散したものの,構成を新たに今大会に挑むKmn-Gaming。
前回大会で3位となった「alive.L」のメンバーが新たに結成したクランnG.team。
クランのそれぞれにドラマが存在している。決勝トーナメントの前日に4クランから話を聞く機会を得たのだが,やはり王者であるAdult.Vをマークするクランが多く,今年はいわば「Adult.V包囲網」とでもいうべき状況。一方,Adult.V自身は「圧倒的な試合をしたい」と語るなど,連覇に向けて意欲満々だった。果たしてAdult.Vが連覇するのか,あるいは他のクランが連覇を阻止するのか? 4クランの意地が激突する決勝トーナメントが,ついにスタートした。
準決勝の舞台は,くじ引きにより第1マップが「第5補給倉庫」。第2マップに「プロバンス」,第3マップが「デザート2」に決定。
準決勝第1試合はKmn-Gaming 対 nG.team。新体制クラン同士の戦いは,Kmn-Gamingが第1マップを先取して幕を開けた。前日のインタビューでは「“楽しんで勝つ”ということも目標にチームを作った」「(自分たちは)エンターテイナーなので,観客をおおっと言わせたい」と語っていた新生Kmn-Gaming,初戦はそのコンセプトが形となったかのような勢いある戦いぶりだったが,続く2マップはnG.teamが連取し,決勝戦の切符を手に入れた。
準決勝第1試合に先だってのKmn-Gamingのパフォーマンス。メンバーはプライベートでも仲がいいとのことだが,チームワークの良さが表れたかのようなポージングだ |
決勝トーナメントのマップはくじ引きによって決定された |
勝敗の行方は,延長戦となる二度目のデザート2に委ねられた。Adult.VのSlyd1ni選手は,前回大会の後にKmn-GamingからAdult.Vへと移籍した選手。Slyd1ni選手のために勝ちたい,Kmn-Gamingと決勝戦で戦いたい……と前日に語っていたAdult.Vだったが,延長戦はiZoNeが続けざまに2ラウンドを先取。Adult.Vも1ラウンドを取り返すも,ラストはiZoNeが5人全員残った状態でAdult.Vを全滅させ,決勝戦へと進んだ。
くじ引きにより第1マップが「第3補給倉庫」,第2マップが「クロスポート」,第3マップが「ドラゴンロード」に決定。最強を決める戦いがスタートした。
第3補給倉庫は,スナイパーが活躍できるBLUETEAM有利のマップ。“グレネードを避けるために動いた相手を狙撃する”など,マップの特性を活かしたファインプレーを魅せてiZoNeが勝利した。
第3マップのドラゴンロードは,中華街が舞台。看板を跳び渡っての戦いと,転落死でお馴染み(?)の名物マップだ。
ついにiZoNeがマッチポイントを迎えたが,nG.teamが凄まじい粘りを見せてタイにまで持ち込むことに成功。サドンアタックのオフライン大会では珍しい,延長戦が2度連続する展開となった。
大観衆が注目する中の試合ともなれば,心身の消耗も激しい。とくに準決勝第2試合から続けての延長戦となるiZoNeの疲労は相当なはずだが,再びドラゴンロードに挑むメンバーは意気軒昂だ。結果,iZ[3]ziNovif選手が4人抜きを決めるなど怒濤の進撃を見せ,4ラウンドを連取するストレート勝ちを決めて,念願の優勝をつかみ取った。
iZoNeは前日のインタビューで「(自分たちのクランには)慎重な人間が多い」と語っていたが,今回は持ち味である慎重さに,勝利への執念と障害を吹き飛ばす勢いが加わったような,鮮烈な優勝劇だった。応援してくれたファンへ向け「今回の大会に優勝したことで自信を付けました。僕たちは韓国代表を倒したいと思います! 応援よろしくお願いします!」と宣言する姿には,新王者としての力強さがあふれているようだった。
熱戦が続いた「SAOMT 2013 Summer」の結果は以下のとおり。
優勝:iZoNe
2位:nG.team
3位タイ:Adult.V,Kmn-Gaming
MVP:iZ[3]ziNovif選手(iZoNe)
優勝したiZoNe |
2位のnG.team |
3位タイのAdult.V |
3位タイのKmn-Gaming |
MVPには,エイム力やヘッドショット率に優れ,連続キルで会場を沸かせたということで,iZoNeのiZ[3]ziNovif選手が選ばれ,NETCASH10万ポイントがプレゼントされた。
最後に加藤氏は「日韓エキシビション戦など,これからも大会を定期的にやっていきたいと思いますので,皆さんご参加ください」と語り,イベントを締めくくった。
ヘッドセットなどゲーミンググッズが当たる抽選会も行われた |
リアルガチャは多くのプレイヤーに人気だった |
サドンアタックでは,9月の「東京ゲームショウ2013」において,韓国と日本の代表が戦う「日韓エキシビションマッチ2013」を行う予定だ。果たして日韓戦の行く末は? さらなる熱戦に期待したい。
「サドンアタック」公式サイト
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