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ロジクール,左サイドに12ボタン搭載のMMO向けマウス「G600」を7月20日に国内発売
世界市場向けに発表されたとき,どこからどう見ても「Razer Naga」対抗という外観で注目を集めた製品が,いよいよ国内市場に登場するわけだ。
思い返せば,G-Seriesブランドのゲーマー向けマウスでは,新製品が登場するたびに,何かしら「新しいこと」があった。「ゲームに使える光学式」として話題を集めた“G-Seriesの祖”的な「MX510 Performance Optical Mouse」以降,枚挙に暇がないほどだが,そんなLogitech(ロジクール)から,既存の競合メーカー製品とここまで似たコンセプトの製品が出てきたというのは驚くほかない。
G600用のドライバソフトウェアとして用意されるのは「Logicool Gaming Software」(以下,LGS)。左サイドボタンなどへの機能割り当てはLGSを使って行うのだが,割り当てはソフトウェアベースだ(※G600はフラッシュメモリを内蔵するが,そこに割り当て内容は保存されない)。なので当然のことながら,外部ツールの利用を禁じているオンラインゲームタイトルとLGSはバッティングすることになる。
G600の左サイドボタン[G9]〜[G20]には[1]〜[^]キー(=メインキーボード最上部の[1]キーから右に12個のキー)が標準で割り当てられており,これらはLGSをインストールしない状態でも利用できるが,そのとき「機能割り当て以外のLGS機能」が利用できるのかは明らかになっていない。挙動の詳細はロジクールを通じてLogitechに問い合わせているので,詳細が判明し次第,追ってお伝えしたいと思う。
そのほか主なスペックは下にまとめたとおりだ。本体サイズは75(W)×118(D)×41(H)mmで,右メインボタンの右にメインボタンクラスの大きさを持った第3のボタンを搭載する分だけ,横幅はRazer Nagaより大きい。また重量はケーブル込み148gで,少なくとも軽くはないといった印象である。
トラッキング速度160IPS,最大加速度30Gというレーザーセンサーのスペックは,ゲーマー向けマウスとして水準以上といったところだ。
なお,世界市場では黒と白の2モデル展開だが,国内では少なくとも当面の間,黒モデルのみになるとのことだった。「今後白モデルを投入する可能性もゼロではない」(ロジクール)そうだが,世界市場向けの発表を見て,白モデルが気になっていた人に,この点は残念なお知らせとなりそうである。
●G600 MMO Gaming Mouseの主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン:左右メイン,右メイン右側×1,センタークリック&チルト機能付きスクロールホイール,ホイール手前×2,左サイド×12
- トラッキング速度:160IPS
- 最大加速度:30G
- 画像処理能力:11.25MPixels/s
- フレームレート:未公開(※最近のLogitech製マウスが持つCMOSカメラの画素数から計算すると10125fps)
- トラッキング解像度:最大200〜8200DPI(50DPI刻み)
- レポートレート:125/250/500/1000Hz
- リフトオフディスタンス:未公開
- オンボードフラッシュメモリ:搭載(※最大3プロファイル分の設定情報を登録可能)
- データ転送フォーマット:16bit
- スリープモード:なし
- 本体サイズ:75(W)×118(D)×41(H)mm
- 重量:148g(※ケーブルを含めない状態で139g)
- マウスソール:「Ultra low-friction feet」
- ケーブル長:2m
- 対応OS:Windows 8/7/Vista
「G600 MMO Gaming Mouse」製品情報ページ
- 関連タイトル:
Logitech G/Logicool G
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