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「F1 2021」に最適化した「Radeon Software Adrenalin 21.7.1」がリリース
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印刷2021/07/16 19:38

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「F1 2021」に最適化した「Radeon Software Adrenalin 21.7.1」がリリース

 北米時間2021年7月15日,AMDは,Radeon GPUおよびAPU向けのドライバソフト「Radeon Software Adrenalin 21.7.1」(以下,Adrenalin 21.7.1)をリリースした。

 2021年7月初回のリリースとなる本バージョンは,WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,7月16日発売のレースゲーム「F1 2021」への最適化を行ったドライバだ。
 AMDによると,16GB版のRadeon RX 6800XTを搭載したPCにおいて4K解像度でレイトレーシングをオンにしたグラフィックス品質「Ultra High」設定の場合,1つ前のバージョンに当たるRadeon Software Adrenalin 21.6.2と比べて6%のフレームレート向上が,解像度1920×1080ドットでレイトレーシングをオフにしたUltra High設定では26%のフレームレート向上が得られるそうだ。

 そのほかにもAdrenalin 21.7.1では,2021年6月にAMDが発表したノートPC向けGPU「Radeon RX 6700M/6600M」への対応や,若干の不具合修正が行われている。AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば,Adrenalin 21.7.1を導入してみるといいだろう。

→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/

 英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。

### 以下,英文リリースノートまとめ ###

●Adrenalin 21.7.1の対応GPU
  • Radeon RX 6000シリーズ
  • Radeon RX 5000シリーズ
  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 600・500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000Mシリーズ
  • Radeon 600シリーズ(OEM向け)

●Adrenalin 21.7.1の対応APU
  • Ryzen PRO 5000シリーズ
  • Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
  • Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
  • Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
  • Athlon PRO 200GEシリーズ
  • Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics

●Adrenalin 21.7.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 21.6.2)
  • Display Driver Version:21.20.17.01-210709a1-369595E-RadeonSoftware(←21.20.01.16-210628a-369070E-RadeonSoftware)
  • Radeon Settings:2021.0709.1445.26567(←2021.0628.1019.18588)
  • 2D Driver:8.1.1.1634
  • Direct3D:9.14.10.01505
  • OpenGL:29.20.11000.14741(←29.20.11000.14739)
  • OpenCL:記載なし
  • Audio Driver:10.0.1.20
  • Vulkan Driver:2.0.188
  • Vulkan API:1.2.178

●Adrenalin 21.7.1おける最適化
  • 「F1 2021」への最適化

●Adrenalin 21.7.1における新要素
  • 「Radeon RX 6700M/6600M」に対応

●Adrenalin 21.7.1で解決した問題
  • Radeon RX 5000/6000シリーズにおいて,「Oculus Link」のセットアップソフトウェアで「Oculus service error」が発生して実行できないことのあった問題
  • 「Radeon Boost」を有効にすると,「Apex Legends」におけるライティングの描写が壊れることのあった問題
  • 一部のユーザーで,「AMD User Experience Program」に参加するとメモリ使用量が増加することのあった問題
  • Microsoft Store版とAMDがWebサイトで公開している版のRadeon Softwareがそれぞれインストールされていると,ドライバーの不一致エラーが出ることのあった問題
  • 「3DMark」のTime Spy実行中,一部ユーザーでメモリ使用率が本来より高いことのあった問題
  • 異方向性フィルタリングを有効化すると「CARRION」プレイ中に一部の画像が破損することのあった問題

●Adrenalin 21.7.1における既知の問題
  • Radeon Softwareの互換性アドバイザーが,誤ってゲームをプレイするための要件を満たしてないと通知することがある
  • Radeon VIIシリーズでは,「バイオハザード ヴィレッジ」の最初のミッションで断続的にハングアップしたり,VIDEO TDRエラーが発生することがある
  • 一部のゲームやシステム構成で「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
  • Radeon RX Vegaシリーズに解像度やリフレッシュレートが大きく異なる2台のディスプレイを接続すると,チラツキが発生することがある
  • Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある
  • Radeon Softwareインストール後に「Ryzen Master」が検出されない場合,再起動が必要になることがある
  • ノートPCでブルースクリーンや黒いスクリーンがでることがある。その場合,一時的にWindows 10の「Enhanced sign-in」(強化されたサインイン)を無効にすれば回避できる
  • 最新のRadeon Softwareにアップグレードすると,ブルースクリーンまたは黒いスクリーンが表示されることがある。この問題は「Windowsセキュリティ」→「デバイスセキュリティ」にある「コア分離」を一時的に無効化することで回避できる
  • Athlonシリーズを搭載するノートPCの一部で,性能が実際より低いことがある
  • 「AMD Link」でインターネットを介して接続するときにHEVCコーデックを使用すると,断続的にフレームの破損が起こることがある。AVCコーデックを用いることで回避できる。

  • 関連タイトル:

    AMD Software

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