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「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.8.2」が登場。「Microsoft Flight Simulator」に対応
2020年8月2回めのリリースとなる本バージョンは,WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,Total Warシリーズの最新作となるRTS「Total War Saga: Troy」への最適化を行ったそうだ。Radeon
そのほかにもAdrenalin 2020 20.8.2では,8月18日発売予定の新作フライトシミュレータ「Micro
8月に入って2度めのリリースということもあり不具合修正は3点のみと少なめだ。AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであればAdrenalin 2020 20.8.2を導入してみるといいだろう。
毎度のことながら,ドライバソフトの導入は自己責任となるので,その点は注意してほしい。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
いつもどおり,英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 2020 20.8.2の対応GPU
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon R5 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M400・M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Adrenalin 2020 20.8.2の対応APU
- Ryzen 4000Gシリーズ
- Ryzen 3000Gシリーズ
- Ryzen 2000Gシリーズ,Athlon 200GEシリーズ
- Ryzen PRO 2000Gシリーズ,Athlon PRO 200GEシリーズ
- A-Series APUs with Radeon Graphics
- Pro A-Series APUs with Radeon Graphics
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon Mobile Pro ces sors with Radeon Vega Graphics - Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon PRO Mobile Proces sors with Radeon Vega Graphics - ノートPC向けFX-Series APUs with Radeon Graphics,
A-Series APUs with Radeon Graphics - ノートPC向けA-Series PRO APUs with Radeon Graphics
- Sempron Series APUs with Radeon R3 Graphics
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Desktop
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Laptop
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
●Adrenalin 2020 20.8.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 2020 20.8.1)
- Display Driver Package:20.20.01.16-200811a-358081E-Rad
eon Soft ware Adre nalin 2020 (←20. 20. 01. 13 -200 729a -357 776E -Rad eon Soft ware Adre nalin 2020) - Radeon Settings: 2020.0811.0958.17961(←2020.0729.1547.28422)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01451
- OpenGL:26.20.11000.14736
- OpenCL:記載なし
- Mantle:記載なし
- Mantle API:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.16
- Vulkan Driver:2.0.145
- Vulkan API:1.2.139
●Adrenalin 2020 20.8.2おける最適化
- Total War Saga: Troy
●Adrenalin 2020 20.8.2における新要素
- 「Microsoft Flight Simulator」「Mortal Shell」「Marvel's Avengers」に対応
●Adrenalin 2020 20.8.2で解決した問題
- ノートPC向けRadeon 3000シリーズを搭載するノートPCで,スリープから復帰後にシステムが断続的にハングアップすることのある問題
- 「Hyper Scape」をプレイ中に,「Radeon Overlay」を閉じたり,Radeon Overlayが開いている状態でキーを押したりすると,キャラクタの動作がフリーズしたりユーザーからの入力を受け付けなくなることのあった問題
- Windows 7環境で「アップグレードアドバイザー」を開くと,「要件を取得できません」というエラーが表示されることのあった問題
●Adrenalin 2020 20.8.2における既知の問題
- Radeon RX 5000シリーズを搭載したシステムでFreeSyncを有効化して,別のディスプレイや別のアプリケーションにタスク切り換えを行うと,ディスプレイ表示がしばらくちらつくことがある
- Radeon RX 5700搭載システムでアプリケーションやWebブラウザを使ってVP9形式のビデオコンテンツを再生すると,チラツキを生じることがある
- 一部のゲームやシステム構成で「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
- Radeon RX 5700シリーズでは,「Performance Metric Overlay」や「Radeon Wattman」でアイドル時に実際より高いクロックが表示されることがある。しかし,表示が誤っているだけで,実際の消費電力や性能に影響はない
- HDRを有効化すると,デスクトップにちらつきが発生したり,ゲーム中のアプリケーション切り替えを実行すると画面が白っぽくなったり,白く飽和することがある
- Radeon RX 5000シリーズをHDMI接続でオーディオ・ビデオレシーバー(※トランスミッタ)を接続すると,サウンドが不安定になることがある
- Ryzen 7 3000シリーズおよびRyzen 4000シリーズAPU搭載PCで,「Microsoft Edge」または「Google Chrome」を使って拡張ディスプレイ(※セカンダリ以降のディスプレイ)側で「YouTube」のコンテンツを再生すると,フリーズすることがある
- 「HDMI Scaling」のスライダーを変更すると,フレームレートが30fpsに固定されることがある
- Radeon RX 5000シリーズを搭載したシステムで,一部のゲームがプレイ中に断続的に途切れることがある
- AMDは,ゲームを長時間プレイしたときに画面が黒くなったりシステムがハングアップするなどの新たな問題の調査,監視を継続している。問題が発生したときにはBug Report Toolを使って報告してほしいとのこと
- 関連タイトル:
AMD Software
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