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AMD,「Catalyst 14.6 Beta」を公開候補版「Catalyst 14.6 RC」へ差し替え
→Catalyst 14.6 RC
「Display Driver」のバージョンは14.
リリースハイライトを見る限り,そのアップデート内容は大人しめだが,それでも,日本で明日の発売予定となっているPC版「Watch_Dogs」(邦題 ウォッチドッグス)に向けたCrossFire Frame Pacingの改善など,ゲーム関連のアップデートは細かく入っている。ゲーマーにとっては相応に意味のあるリリースになっているとはいえそうだ。
AMDは公式β版と公開候補版の導入をゲーマーに推奨する一方,「現状渡しの無保証版」という姿勢も崩していない。そのため,導入はくれぐれも自己責任でお願いしたいが,アップデート内容に気になるものがあるなら,試してみる価値はあるとまとめておきたい。
なお,これはCatalyst 14.6 Betaからだが,AMDは,Windows 8.0のサポートを終了している。Windows 8.0のユーザーは,Windowsストアから無料で入手できるWindows 8.1を導入しないと,今後のCatalystアップデートは導入できないので,この点はご注意のほどを。
#### 以下,英文リリースハイライトまとめ ####
●Catalyst 14.6 RCの対応製品
- Radeon R9 290・280・270シリーズ
- Radeon R7 260・250・240シリーズ
- Radeon HD 7900・7800・7700シリーズ
- Radeon HD 6000シリーズ
- ATI Radeon HD 5000シリーズ
- Radeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7000Mシリーズ
- Radeon HD 6000Mシリーズ
- ATI Mobility Radeon HD 5000Mシリーズ
※本ドライバのリリース後に登場したノートPCと,東芝製およびソニー製,パナソニック製ノートPCは対象外
●Catalyst 14.6 RCにおける性能向上
- Radeon R9 290X搭載環境において,DirectX版“Plants vs. Zombies”の1920×1080ドットで最大11%,2560×1600ドットで最大15%(※DirectX版,と断られていることからして,“Plants vs. Zombies”は「Plants vs. Zombies: Garden Warfare」のことだと思われる)
- Radeon R9 290XのCrossFire構成時に,DirectX版“Plants vs. Zombies”で最大92%(※DirectX版,と断られていることからして,“Plants vs. Zombies”は「Plants vs. Zombies: Garden Warfare」のことだと思われる)
- A4-6300搭載環境において,「3DMark」の「Sky Diver」で最大4%
- 「Wildstar」に向けた最適化(※アプリケーションの動作が滑らかになる,以上の情報はない。原文は「Performance improvements to improve smoothness of application」)
●Catalyst 14.6 RCの新要素
・CrossFire/Dual Graphicsの拡張
- 「3DMark」の「Sky Diver」テストと「GRID Autosport」,β版「Battlefield: Hardline」に向けたCrossFireプロファイルの追加
- 「Watch_Dogs」に向けたCrossFire Frame Pacingの改善
- 「3DMark」の「Sky Diver」テストに向けたDual Graphicsプロファイルの追加
・PowerXpressの拡張
- 「Wildstar」に向けたPower Xpressプロファイルの追加
- 関連タイトル:
AMD Software
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