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「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに
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印刷2014/05/27 13:14

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「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに

 2014年5月27日13:01,AMDは,公式最新β版グラフィックスドライバ「Catalyst 14.6 Beta」(Catalyst 14.6 Beta V1.0)のリリースを発表した。原稿執筆時点で公開は確認できていないが,まもなく下に示したリンク先で公開されるはずだ。

Catalyst 14.6 Beta

 「Display Driver」のバージョンは14.200.0.0000(1405231032-14.20-140522a-172180E)。北米時間4月25日に公開された「Catalyst 14.4」の同14.100.0.0000(1404221723-14.10.1006-140417a-171099C)と比べると,明らかに数字が大きくなっているが,機能的にも,Catalyst 14.6 Betaにはいくつか目新しい部分がある。

Catalyst 14.6 Betaのハイライト
画像集#005のサムネイル/「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに
 なかでも比較的大きなトピックとなるのは,ノートPC向けのスイッチャブルグラフィックス技術「Enduro」に対応したノートPCにおけるMantleサポートの追加と,マルチGPU構成時における「Thief」のMantleサポート追加。そして,複数台のディスプレイを1枚のデスクトップとして扱える「Eyefinity」の柔軟性および使い勝手の向上ということになるだろうか。

Eyefinityの拡張に関する概要(1)。解像度の異なるディスプレイを用いたEyefinity構成が可能になった
画像集#002のサムネイル/「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに
画像集#003のサムネイル/「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに
Eyefinityの拡張に関する概要(2)。解像度の異なるディスプレイを組み合わせるときに,高さの調整を行えるようになった
画像集#004のサムネイル/「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに
Eyefinityの拡張に関する概要(3)。ドライバが認識した情報を基に,ワンクリックで構成を設定する機能が追加された

 北米市場で今週発売予定のPC版「Watch_Dogs」(邦題:ウォッチドッグス)や,やはり北米市場で来週発売予定のPC版「Murdered: Soul Suspect」(邦題:MURDERED 魂の呼ぶ声)に向けてドライバレベルの最適化が間に合ったのもポイントといえる。

性能面の最適化に関する概要
画像集#005のサムネイル/「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに 画像集#006のサムネイル/「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに

 そのほかリリースハイライトの内容は本稿の最後に和訳してまとめたので,興味のある人は参考にしてほしい。AMDはゲーマーに対してβ版ドライバの導入を推奨している一方,現状渡しで無保証ともしているその点は注意してほしいが,β版の導入に抵抗がないなら,自己責任で試す価値がありそうだ。


●Catalyst 14.6 Betaの対応製品
  • Radeon R9 290・280・270シリーズ
  • Radeon R7 260・250・240シリーズ
  • Radeon HD 7900・7800・7700シリーズ
  • Radeon HD 6000シリーズ
  • ATI Radeon HD 5000シリーズ
  • Radeon HD 8000Mシリーズ
  • Radeon HD 7000Mシリーズ
  • Radeon HD 6000Mシリーズ
  • ATI Mobility Radeon HD 5000Mシリーズ
※本ドライバのリリース後に登場したノートPCと,東芝製およびソニー製,パナソニック製ノートPCは対象外


●Catalyst 14.6 Betaにおける性能向上
(※比較対象はCatalyst 14.4だと思われるが,明言はされていない)
  • 「Watch_Dogs」でRadeon R9 290Xのシングルカード構成時に最大28%,CrossFire構成時に最大99%
  • 「Murdered: Soul Suspect」でRadeon R9 290Xのシングルカード構成時に最大16%,CrossFire構成時に最大93%
  • Mantle版「Battlefield 4」でRadeon HD 8970MのシングルGPU構成時に最大21%
  • Mantle版「Thief」でRadeon HD 8970MのシングルGPU構成時に次第14%
  • Mantle版「Star Swarm」でRadeon HD 8970MのシングルGPU構成時に最大274%


●Catalyst 14.6 Betaの新要素
・Mantleの拡張
  • Enduro対応のノートPCでMantleをサポート
  • 最新版にアップデートされた「Thief」におけるマルチGPU構成を正式サポート

・Eyefinityの拡張
  • 異なる解像度のディスプレイを用いたEyefinity構成が可能に
    (※同じ解像度のディスプレイを用いる「Fill」,ディスプレイごとに必要な“長方形”を確保することで適切な表示領域を実現しようとする「Fit」,見えない部分が生じるのを覚悟のうえで大きなデスクトップを構築する「Expand」から選択してEyefinityを利用可能)
  • 隣接したディスプレイ間で高さの調整が可能に
  • ドライバレベルでディスプレイの構成を認識することで,ワンクリックでのEyefinityデスクトップ構成を可能にする「One-Click Setup」機能を導入

・カラー設定の拡張
画像集#008のサムネイル/「Catalyst 14.6 Beta」リリース。EyefinityとMantleの拡張,そして最新タイトルへの最適化がトピックに
  • Catalyst Control Centerの「ビデオ」−「色」に,色ごとのブーストおよび色相設定スライダーを用意(※色におけるブーストというのは一般に「コントラストを高めて色をくっきりさせる」ことだが,その意味で用いられているのかどうか断言はできない。原文は「Controls have been expanded from a single slider for controlling Boost and Hue to per color axis」)
  • HDMIおよびDisplayPort接続に向けた色深度設定項目を追加


・AM1プラットフォームの拡張



●Catalyst 14.6 Betaで解決した問題
  • 発表時点では未確認
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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