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プレイヤーに自由を。ワールドに変化を。「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」Chapter5で,ついにあの国家が動き出す!
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印刷2008/12/26 21:56

インタビュー

プレイヤーに自由を。ワールドに変化を。「大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜」Chapter5で,ついにあの国家が動き出す!

 

「Cruz del Sur」の今後はお楽しみのボーナストラック?
拡張パックまでにも大きなアップデートが




4Gamer:
 ところで,Chapter5以降の予定などは,どの程度決まっているのでしょうか。

渥美氏:
 冒頭で話したとおり「Cruz del Sur」については,Chapter5までで完結させるのはお話ししたとおりです。そうなると次はどうなるの? という話になります。

4Gamer:
 これまでのアップデートスケジュールを考えれば,Chapter5で目処をつけるということは,そろそろ新しいアレが……と思いますよね。

渥美氏:
 はい。ずばり次の拡張パックについては,企画コンセプトに当たる部分は固まり,方向性は決定しています。

4Gamer:
 ということは,すでに開発に入っていると考えていいのですね? どのようなコンセプトなのか,とても気になります。

竹田氏:
 はい,開発に入っています。コンセプトについては,さすがにまだ言えません(笑)。

4Gamer:
 では,「Cruz del Sur」はChapter5で完結ということで,定期的な(季節物などの)アップデート以外となると,大きなものは期間が空いてしまうのでしょうか。

渥美氏:
 そこなんですが,拡張パックというものは,大規模な内容を提供させていただく変わりに,アップグレードチケットという形で対価を頂いています。それでも構わないプレイヤーもいれば,できるだけ月額課金分でできる範囲で遊びたいというプレイヤーもいると思います。
 ですので,エキストラチャプターというような形で,番外編に当たる無償のアップデートを追加しようと思います。

4Gamer:
 なるほど。あくまでエキストラで,Chapter6ではないのですね。

渥美氏:
 はい。「Cruz del Sur」の延長という形で,次のChapterが登場するのですが,先ほど話しましたように,Chapter1「Circumnavigation」の世界一周から始まり,Chapter5のヨーロッパへの到達(強化)と,良い感じで一区切りが付くので,ここでChapter6へ続くのは,少し抵抗があります。ただ,Chapterの名前を冠していますから,内容的に薄くするつもりはまったくなく,それなりの形で充実したものになると思います。

竹田氏:
 「Cruz del Sur」のエキストラらしいテーマを考えています。

4Gamer:
 次の拡張パックの前に,まだまだ楽しみは残っているわけですね。

渥美氏:
 はい。実は,拡張パックについて対外的にお話するのは,今回の4Gamerさんの取材が初めてになります。

4Gamer:
 そうなんですか。正直なところTGS 2008で発表されると思っていました。しかし,ここで拡張パックという言葉が聞けたということは,遅くない時期になんらかの発表ができると思っていいのでしょうか。

渥美氏:
 はい,我々も次の拡張パッケージについて,自信を持って言える段階になったということです。


PLAYSTATION 3での発売が決定。その進捗のほどは?



4Gamer:
 分かりました。さて,アップデート関係のお話を一通り聞いたところで,TGS 2008で発表されました,PS3版「大航海時代 Online」についてお話を聞かせてください。

渥美氏:
 そうですね,まずPS3版については,開発は順調に進んでいます。

4Gamer:
 TGS 2008では,開発状況は60%とお聞きしましたが,現在は……といってもあれからまだ2か月ですが,開発状況はどうでしょうか。

竹田氏:
 結構進んでいます。パーセントでいうのは少し難しいのですが……,あのときは当初の目標から考えて60%とお答えしましたが,開発しているうちにアレコレやりたいことが増えてしまい,開発率だけでいえば,一時は60%を下回ったりしていました。しかし,その後の開発は安定しており,現在では……そうですね,75%ぐらいでしょう。

4Gamer:
 やりたいことが増えたうえで75%ということは,かなり順調なようですね。ところで,このPS3版はいつ頃から企画として動いていたのでしょうか。

渥美氏:
 口頭では,去年(2007年)の段階から話だけは出ていました。正式に動き出したのは今年に入ってからになります。

4Gamer:
 では,新たなプラットフォームで本作をリリースしようと考えた理由と,そのプラットフォームがPS3になった理由を教えてください。

渥美氏:
 やろうとした理由は,やはり新たなお客様に楽しんでもらいたいということに尽きます。PCというプラットフォームで楽しんでいるプレイヤー以外にも,大航海時代を楽しんでもらえる余地があるのではないかと考えていました。
 また,「信長の野望 Online」は最初にプレイステーション2から始まり,そのあとPC版のサービスが開始されました。そうやってプラットフォームが広がっていくところを見ていましたので,我々も新たにチャレンジする機会が欲しいと考えていたんです。

4Gamer:
 オンラインゲームが普及しつつある今こそ,コンシューマでの展開は,新規プレイヤーの獲得方法として十分に考えられますね。

竹田氏:
 そうです。またプログラマーにとって,PS3には技術的に超えなければならない部分があり,チャレンジできたことは,良かったなと思っています。
 やはり,プログラマーであれば新しいハードに興味を持つもので,以前からPS3をやってみたいという話がありました。つまり挑戦したいということが,プラットフォームがPS3に決まった理由の一つになります。

4Gamer:
 なるほど,新しいハードが出ればいろいろと攻略したくなってワクワクしますね。ところで,当然これからはPC版とPS3版とでアップデートなどが進められていくことになりますよね?

竹田氏:
 ええ,そこで苦労するのはやはり,PC版とのマルチの部分です。やはりサービスは同時に進めていきたいので,どうやって合わせていくのかというあたりで悩みました。というと,なんだかもうすでにPS3でサービスが始まってしまったかのようですね(笑)。

4Gamer:
 ということは,その部分については解決されていると見て良いのでしょうか。またTGS 2008では,PC版と同じサーバーに接続するのかどうかは未定と聞きましたが,あれから何か決まったでしょうか?

渥美氏:
 まだTGSからは変わっていません。どちらにするにも,メリット/デメリットがあるので,慎重に検討しています。

4Gamer:
 なるほど,現役プレイヤーにとっては,新規プレイヤーが入ってくる可能性,PC/PS3両方で遊べる可能性など,非常に気になる部分だと思いますので,発表をお待ちしてます。
 もう一つTGS 2008で,「PCのスペックの違いからプレイヤーによってバラバラだったグラフィックスだが,PS3版では意図していたグラフィックス品質をすべてのプレイヤーに提供できる」と話していました。これは,いわゆる共通したスペック上で開発できるコンシューマ機の利点だと思うのですが,それとは別に「ところによってはPC版の品質を上回るような画面も」と言われていました。単なる移植ではなく,PS3版独自のグラフィックスというものはあるのでしょうか。

竹田氏:
 言い切っていいかは分かりませんが,やはりPS3版では,独自のグラフィックスになっているものはすごく多いです。例えばユーザーインタフェースにしても,全然違うものになっています。今回開発してるなかでも「おお! さすがPS3だな」という画面があるので,そういうところを見ていただきたいですね。大航海時代ですので,とくに海の表現にはこだわって,エンジンから作り直しています。まだ画面はお見せできませんが,どこがどう変わるのか楽しみにしていてください。

4Gamer:
 うーん,どのような画面になるのでしょうか。例えばPC版とは明らかに違う景色になったりしますか?

竹田氏:
 そうですね……,パッと見は同じようでも,ある条件を満たすと「ああ,全然違う」という場面もあります。PCの最高スペックでもできないような,ここまで表現したか! という画面が出てくるかもしれません。PS3は特殊なハードなのですが,だからこそできることもあるわけです。

4Gamer:
 なるほど,どのような画面が見られるのか期待しています。PS3版では,操作にコントローラーを使ったり,独自のインタフェースが用意されるわけですが,PC側でもコントローラーに対応することはありますか? また逆にPS3でもUSBキーボードやUSBマウスが利用できるので,PC版と同じ操作感でプレイはできないでしょうか。

竹田氏:
 それは難しいですね。まずPS3は,コントローラーで操作しなければいけないという大きな壁があります。チャットの方法にしても,それに特化しなければ使いやすくなりません。そこでそうしたインタフェースになっています。
 一方,両方で使えるようなインタフェースにすると,どちらかが,もしくはどちらも凄く使いにくくなります。PCのインタフェースのままでは,コントローラーではやりづらいですし,逆もまた同じです。

渥美氏:
 それに加えて,もともと「新しいプラットフォームで,新しいプレイヤーを」というコンセプトなので,PS3というハードを持っていて,マウスとキーボードを付けられるプレイヤーの絶対人数を考えれば,PS3というプラットフォームで一番遊びやすいコントローラーでの遊び方に集中するのが,一番でしょう。

4Gamer:
 なるほど,そのプラットフォームに合った操作法が,まずは第一であるということですね。最後に,発売時期については何か聞けることはありますか。

渥美氏:
 すみません。こちらもまだお話できないんですよ。2009年発売ということで,楽しみにお待ちください。


「大航海時代 Online」その展開はプラットフォームの拡大だけではない?



4Gamer:
 先ほど,PS3のお話のなかで,新しいプラットフォームで新規プレイヤーを獲得したいとお聞きしましたが,先日,大航海時代の,ハンゲームでのサービスが開始されましたよね。それも同じく新しいプレイヤーを呼びたいという理由だと思います。反響はどうでしたか?

渥美氏:
 そうですね。ハンゲームでサービスを開始したのは,PS3版の話と基本的な考え方は同じで,とにかく今まで「大航海時代 Online」にふれたことのない方に遊んでもらいたかったのです。また,反響自体は予想どおりといったところでしょうか。

竹田氏:
 大航海時代というタイトルは,ハンゲームのラインナップとあまりにも違うので,拒否反応があるかもしれないという不安もありましたが,割りとスムースに受け入れられたように思います。

渥美氏:
 ハンゲームさんには,コーエータイトルをあまり持っていないターゲット層がいます。そういったお客様に,大航海時代に触れていただきたいなというのが,まずありました。
 また,コーエータイトルの特徴でもあるのですが,年齢層がやや高めです。逆にハンゲームさん側の立場で見ると,そういったターゲット層向けのタイトルが少なかったと思いますので,お互いに相乗効果を狙えればと考えているのです。

4Gamer:
 年齢層の高いコーエーと,年齢層の低いハンゲームであればこそ,噛み合うのかもしれませんね。
 ところで個人的には,大航海時代というタイトルは低年齢層のプレイヤーにこそ楽しんで欲しいなと思っています。ですから,ハンゲームのプレイヤー層がどれほど食いついてくるのかには興味があったんです。
 というのも,自分自身どれだけ本作で世界の地理,歴史,遺跡,そして魚を知り,興味を持ったかを考えれば,とても勉強になると思うんですよ。ちょっと前に“ナイルパーチ”がスズキの代用品になっているということをどこかで聞いたのですが,その魚自体の存在とスズキの仲間であることは,大航海時代で知っていました。

発見物の説明をあとから眺めてみるのも面白い。一字一句をすべて覚えていなくても,「その話はどこかで見聞きしたな……あ,大航海時代だったか」みたいに,なんとなく覚えていたりするものだ。そこから興味につながることもあるだろう

竹田氏:
 そういった雑学的な部分にも,大航海時代をきっかけとして興味を持つ人はいますね。ハンゲームからのプレイヤーにも,ぜひ興味を持っていただきたいです。

渥美氏:
 雑学的なものとしては,以前「チューリップバブル」という題材で運営イベントを行いましたが,それも史実にこだわったものにしようと考えました。ああいう感じのイベントも,またやってみたいですね。
 あと,イベントで思い出しましたが,「ハロウィン」のイベントはもの凄く評判が良かったです。ベタといえばベタなのですが,かぼちゃの被り物がとにかく好評でした。ですので,運営イベントの強化も来年の課題にしたいですね。実は,先日のイベントで発生したオスマントルコの襲撃も,Chapter5の呼び水的にやってみようと考えてみたものです。

4Gamer:
 なるほど,あれはそういう展開を考えてのイベントだったのですね。

竹田氏:
 鋭い方だと,これがChapter5関連だと気が付かれたかもしれませんね。

渥美氏:
 これからも,このように何かに続くような展開といったものを含め,ほかにもいろいろ新たな仕掛けを考えていきたいです。

4Gamer:
 今後のイベントが楽しみです。では,最後に4Gamerの読者にメッセージをお願いします。

渥美氏:
 Chapter5は,“自由度に伴う変化”をキーワードに,これまでと一味違った楽しみ方ができると思います。新規のプレイヤーに楽しんでもらうには,新しいChapterの導入時期がちょうど良いタイミングになると思います。
 また今回は,自分達がワールドで何かをやったとき,その変化がより現れやすくなるという仕組みを入れているので,しばらく離れていたプレイヤーの皆さんも,ぜひ復帰して体験してみてください。既存のプレイヤーの皆さんはもちろん,新規のプレイヤーも,復帰プレイヤーにも,「大航海時代 Online」のオスマンの脅威を楽しんでいただけたらと思います。

竹田氏:
 大航海時代では,もともと国同士のせめぎ合いが大きなテーマでしたが,その中に「オスマン」という大きな一石を投じることで,大きな変化が起こると思います。我々もどんな変化が起こるのか,固唾を呑んで見守りたいと思います。ぜひ,みなさん楽しみに待っていてください。

4Gamer:
 本日は,ありがとうございました。


今回のインタビューを収録したのは12月16日。クリスマス直前のコーエー本社には,クリスマスツリーが設置され,コーエータイトルのパッケージが飾り付けられていた。ということは,クリスマスが過ぎたいまごろは,パッケージが飾り付けられた門松が……あったりするのだろうか


 Chapter5“Menace of Ottoman”(オスマンの脅威)は,プレイヤーに自由を与え,それに伴った変化をもたらすというコンセプトで導入されるアップデートになる。その変化はプレイヤーに委ねられるため,結果はたとえ運営であっても未知数であり,内心ドキドキしているのかもしれない。
 それはまた筆者も同じで,自由が楽しみな一方で,どのようなカオスな状況が生まれるのか不安でもある。それは,案内板もなくどこにでもいける,でもどこに行けばいいの? という感じの,自由であるがゆえの不自由を感じるからかもしれない。
 
 こうして,ゲーム内における,さまざまな自由を与えられるプレイヤー。果たしてオスマンに亡命する覚悟を持つプレイヤーがどれだけいるのか。海域の安全はどう変化していくのか。海賊に立ち向かうプレイヤー同士の連携が生まれるのか。はたまた,海賊の支配する海域が出来上がってしまうのか。運営が一石を投じて生じる,波紋の行方を決めるのはプレイヤー自身なのだ。

 Chapter5をもって,一応の完結となるCruz del Surの旅だが,まだエキストラチャプターが楽しめるという。
 「Cruz del Sur」にまつわるストーリークエストが追加されるのか,「Cruz del Sur」で追加されたコンテンツがさらに強化されるのか,その内容については今後の情報も注目だ。そして,次の拡張パック,PS3版の発売と,まだどれも少し先の話になりそうだが,2009年も,世界の海を旅する船乗り達の,興味が尽きない話題ばかりになりそうだ。


 さて,インタビューでは,大航海時代の中から雑学的なものに興味を持つという話題を挙げていたが,コーエーは東京大学の馬場教授のもと「オンラインゲームの教育目的利用のための研究」をサポートする形で参加していたりもする。先日も「オンラインゲームの教育利用〜なぜオンラインゲームは教育に役立つのか?」という記事を掲載したので,そちらで知った人もいるのではないだろうか。とかく何かがあるたびに“悪者”にされる傾向にあるゲーム。コーエーには,ゲームの良い可能性がよりクローズアップされるよう,今後の動向にも期待したいところである。


――2008年12月16日 収録
  • 関連タイトル:

    大航海時代 Online

  • 関連タイトル:

    大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜

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    大航海時代 Online 〜Cruz del Sur〜

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