id SoftwareやGearbox Software，Naughty Dogの元開発者たちが新たなデベロッパEmptyvessel設立。新作のティザー映像を公開

　テキサス州オースティンに新たなデベロッパ，Emptyvesselが設立された。CEOを務めるのは，id Softwareで新生「DOOM」のアーティストなどを務めたエマニュアル・パラリック（Emanuel Palalic）氏だ。

「Emptyvessel」公式サイト

　パラリック氏は，2015年から約5年にわたってid Softwareに在籍し，「DOOM」（2005年）や「Quake Champions」（2017年），「DOOM Eternal」（2020年）の開発に参加。その後，Tripwire Interactiveで「Killing Floor 3」（近日発売予定）のリードキャラクターアーティストを務めるなど，“グロいモンスター”を描くことで定評のあるデザイナーだ。パラリック氏のほか，元id Softwareのギャレット・ヤング（Garrett Young）氏が運営を統括するCOOに就任し，「DOOM」や「Wolfenstein」シリーズの作曲家として知られるミック・ゴードン（Mick Gordon）氏の参加も発表されている。

　また，Naughty DogやGearbox Entertainmentなどでゲーム開発に携わり，Weta Digital時代には，映画「ブレードランナー 2049」の制作に関わったウェイ・ニン（Wei Ning）氏がテクニカルディレクターを務めるなど，ベテラン開発者が集結したという印象だ。


　Emptyvesselは現在，少人数体制を維持しながら新作の開発を進めており，ティザー映像が公開されている。「Unreal Engine 5」を使用した没入感の高いAAAレベルのゲームになるとのことで，近日中にも具体的な情報が公開されそうだ。

Here’s a sneak preview of a future where control and chaos are locked in battle. Hope to unveil more soon. pic.twitter.com/8bXKtuaR5w

— emptyvessel (@emptyvesselplay) March 12, 2024