業界動向
香川県,“ゲーム依存症”対策条例案を3月18日の本会議に提案し採決する方針。意見公募で県民は賛成9割,県内外の団体・事業者はほぼ反対
素案では,18歳未満の子どもを対象に,依存症につながるようなゲームの利用時間を平日は一日60分を基準とするなどとされていた。3月12日に開かれた県議会の委員会では,ゲームやインターネットの依存症対策に関する当該条例案に対して募った意見の結果が報告され,意見を寄せた県民2613人のうち賛成は2268人,反対は333人,県内外の73の団体と事業者のうち賛成は1,反対は68という結果だったという。県民は9割近くが賛成,団体と事業者はそのほとんどが反対という,対照的な結果となっている。
委員会は条例案について,ゲームの利用時間の上限に関する条文の「基準」という文言を「目安」とすること,そして学習や家族との連絡のためのスマートフォンの使用は対象とならないと明記するなどといった形で素案に修正を加え,本会議に提案して採決する方針であるという。
香川県公式Webサイトの「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてパブリック・コメント(意見公募)を実施します」ページ
(募集は2月6日に終了)
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