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「第8回シリアスゲームジャム」が12月に開催。障がい者や高齢者が健常者と同じ土俵で競えるデジタルゲームを3日間で制作
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印刷2019/11/29 14:01

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「第8回シリアスゲームジャム」が12月に開催。障がい者や高齢者が健常者と同じ土俵で競えるデジタルゲームを3日間で制作

第8回「シリアスゲームジャム ゲームの力で世界を救え!」 開催
配信元 シリアスゲームジャム運営委員 配信日 2019/11/29

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

第8回「シリアスゲームジャム ゲームの力で世界を救え!」 開催のご案内
テーマ:みんなのバリアフリー(3)
障がい者や高齢者と健常者が同じ土俵で競うことができるデジタルゲームを制作せよ!
参加申し込み受付中・締切12月2日(月)正午
http://www.mediadesignlabs.org/SGJ8/
主催:日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)※ ゲーム教育研究部会
会場提供:(株)ビサイド
実行委員長:粟飯原萌,副実行委員長:古市昌一

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「第8回シリアスゲームジャム」が12月に開催。障がい者や高齢者が健常者と同じ土俵で競えるデジタルゲームを3日間で制作

日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)ゲーム教育研究部会では,2019年12月8日(日),14日(土),15日(日)に第8回シリアスゲームジャム「ゲームの力で世界を救え!〜みんなのバリアフリー(3)〜」を開催致します.今回参加者に与えられるミッションは,「障がい者や高齢者と健常者が同じ土俵で競うことができるデジタルゲームを制作せよ!」,12月8日(日)に実施される2人の専門家による講演会及びチームビルディングを経て組んだ7チーム(予定)により,シリアスゲームが14日(土),15日(日)に制作されます.
シリアスゲームジャムとは,教育や社会問題等をテーマとして,専門家とゲーム開発者と学生らが力を結集し,3日間でシリアスゲーム※※※を制作するイベントです.2014年2月に開催した第1回シリアスゲームジャム(以下SGJ1)では“英語教育”をテーマとして5本のシリアスゲームを2日間で制作,2014年6月のSGJ2では“サイバーセキュリティ教育”,2015年2月のSGJ3では“小中学生向けのインターネットの安全な使い方教育”,2016年2月のSGJ4では“サステイナブル社会”, 2016年12月のSGJ5では“みんなのバリアフリー”, SGJ6では“えいごで親子のコミュニケーション促進”をテーマとしました.そして第7回では“みんなのバリアフリー(2)”ゲームのアクセシビリティに対する理解向上を目的とし,障がい者と健常者が同じ土俵で競うことができるデジタルゲームを制作,今回の第8回では対象として高齢者も加えて“みんなのバリアフリー(3)”をテーマとしました.本テーマの選定理由は次のとおりです.

  • 我が国のゲーム機及びゲームソフトウェアの開発においては,障がいのある人たちが容易に遊べるようにするための,ハード及びソフト開発におけるデザインへの配慮(アクセシビリティ)が十分になされていない.
  • 高齢者を対象としたリハビリや介護の現場では,ゲームの持つチカラが様々な形で活用されてQOL向上に役立っているが,市販のゲームは高齢者による利用をデザイン面で配慮(アクセシビリティ)が十分になされていない.

これらの課題を,専門家とゲーム開発者と学生らが結集してゲームのアクセシビリティに関して調査し,その成果を活かしてシリアスゲームを制作します.参加者の方としては,本テーマに関する専門知識を保有する方,ゲーム開発者,ゲーム制作に興味がある学生及び社会人等です.海外からも,ゲーム開発を学ぶ学生等が参加予定です.
ゲームのアクセシビリティに関する専門家としては,国立病院機構八雲病院の田中栄一先生(作業療法士)にお越しいただき,筋ジストロフィーの患者さんと一緒に行っている入力デバイス側からのゲームアクセシビリティに関する取り組みについて講演していただきます.また,高齢者の方のリハビリを支援するモーションセンサを使ったシステムTANOを開発し,世界に向けて販売しているTANOTECH(株)の三田村勉氏には,リハビリ現場で求められているものについて講演していただきます.
講演は2019年12月8日(日)(13:00〜15:00を予定)に行い,その後参加者は各人が持つスキル等に関して自己紹介をした後チーム編成を行います.チームに別れた後はゲームの企画を開始し,翌週までの作業分担等計画を話し合った後,第1日目が終了します(18:00を予定).なお,講義の模様はビデオに収録し,YouTube上にアップして参加者及び一般の方に対して,本テーマについての情報提供として活用します.
翌週12月14日(土)と15日(日)には,前の1週間にチーム内で議論した企画をベースにゲームをデザインし,ゲーム制作を2日間で行います.なお,シリアスゲームジャムで制作したゲームは会期内にhttps://itch.io/jam/sgj8/でリリースし,一般公開を前提として制作に臨みます.
なお,一般公開した時点でシリアスゲームジャムとしては終わりですが,その後もできる限り大学院生等を中心として学術的な評価を実施し,結果のフィードバックを得るとともに,本格的な普及を目指して改良ができるよう,主催者の日本デジタルゲーム学会教育研究部会としては期待しています.

※日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)は,日本の代表的な産業の一つであるデジタルゲームに関する学術的な研究を促進するために 2006 年に設立された学会で,ゲームに関する学術・技術の進歩発展及び普及啓蒙を図り,会員相互間および関連学協会との連絡の場です.会員は大学等の教員・研究者・学生及びゲーム開発者等から構成され,会長は中村彰憲先生(立命館大学 映像学部教授)です.DiGRA Japanでは年2回の研究発表大会を主催し,論文誌を発刊し,各研究部会が様々なイベントを開催する他,ゲーム教育研究部会では教育及び学術的研究等を目的としたシリアスゲームジャムを開催しています(http://digrajapan.org/).

※※ (株)ビサイドは1999年に設立したボンバーエクスプレスを母体とするゲームソフト開発会社で,トロやクロ等のキャラクタを用いた「どこでもいっしょ」シリーズ等の開発元として知られています.第5回に続いて第8回シリアスゲームジャムでも会場を提供していただく等,ゲームクリエータの育成にも力をいれている会社です.(http://www.bexide.co.jp/)

※※※シリアスゲームとは,社会における様々な問題解決を目的として開発したコンピュータゲームのことで,教育,訓練,医療・福祉分野等での活用が期待されています. ゲームが持つ不思議な力である「人を夢中にさせる力」や「知的好奇心をあおる力」等が社会に役立つことが,シリアスゲームジャムを通して社会で認知されることを我々は期待しています.

※※※田中栄一先生は国立病院機構北海道八雲病院の作業療法士で,筋ジストロフィーの患者の皆さんが市販のゲームをするために様々な工夫をされていることがきっかけとなり,ゲームのアクセシビリティ向上について様々な実践をされています.その様子は(一般社団法人)コンピュータエンターテインメント協会が発行するCESAゲーム白書2018の第1部で「障がいのある人のゲームアクセシビリティの普及に向けて」という27ページの論文として紹介されており,CESAにおいても一目をおかれている先生です.12月8日にはゲームアクセシビリティについて,現場との中継も加えた上で実践経験を踏まえてご講演いただきます.

※※※三田村勉氏はモーションセンサ等を使って高齢者の方のリハビリを支援するシステム TANOを開発し,世界に向けて販売しているTANOTECH(株)の社長です.12月8日にはリハビリ現場でゲームのチカラがどのように活用されているかをTANOの紹介を通してご紹介いただき,現場で今後求められていくものについて講演していただきます. (http://tanotech.jp/)

≪ 開 催 概 要 ≫
第8回「シリアスゲームジャム ゲームの力で世界を救え!
〜みんなのバリアフリー(3)〜」
会 期: 2019年12月8日(日) 12:30受付開始
13:00〜15:00 事前講習会(専門家によるレクチャ)
15:00〜18:00 チーム編成,企画
2019年12月14日(土) 9:30 受付,制作開始,中間発表等有,終夜作業可
※晩には交流会を予定
〜15日(日)15:00 制作終了,発表会,審査,閉会式
※発表会以降は報道陣に公開
参 加 費: 日本デジタルゲーム学会会員は無料,一般は所定の飲料・菓子を持参
会 場: (株)ビサイド (東京・立川市)
※参加者定員:35名(5人?7チームを予定)
※学生ボランティア:若干名
※想定参加者の所属:大学生,ゲーム開発者,社会人 (海外からの参加者も予定)
主 催: 日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN) ゲーム教育専門部会
実行委員長:日本大学生産工学部 粟飯原萌
実行委員: 日本大学 生産工学部 古市昌一,
遊びと学び研究所 岸本好弘
国立病院機構八雲病院 田中栄一
TANOTECH(株) 三田村勉
合同会社 マツソフト 松尾 学

日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)ゲーム教育研究部会では,第8回「シリアスゲームジャム 〜みんなのバリアフリー(3)」(略称 SGJ8)を2019年12月に東京・立川の(株)ビサイドで開催いたします.SGJ8では,シリアスゲームで解決すべき課題としてゲームのアクセシビリティをテーマとし,障がい者や高齢者と健常者が同じ土俵で競うことができるデジタルゲームを3日間で制作します.ゲームのアクセシビリティに関する専門家(田中栄一先生)及び高齢者のリハビリ現場向けのゲーム開発専門家(三田村勉氏)の知識に,ゲーム開発者や社会人そして学生らの力を結集し,3日間でシリアスゲームを制作します.募集定員は35名と限りがあります,お早めに参加をお申し込み下さい.また,新聞,雑誌,TV等の取材も承ります,問合せ先までメール等でご連絡ください

SGJ8 HP -> http://www.mediadesignlabs.org/SGJ8/
問合せ先: 日本大学生産工学部 古市昌一(furuichi.masakazu@nihon-u.ac.jp)
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