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パンケーキ型レンズで小型になったVR HMD「Pico 4」が登場。国内発売は10月7日の予定
9月23日から予約の受付を開始する予定で,価格はストレージ容量128GBモデルが429ユーロ(約6万円),256GBモデルが499ユーロ(約7万円)となっている。国内では9月29日から予約受付を開始する予定で,発売予定日は10月7日だ。
Pico 4は,2022年6月に発表となった「Pico Neo3 Link」の後継となるVR HMDだ。冒頭でも触れたとおり,最大の特徴はパンケーキ型レンズの採用にあり,これによって,これまでのVR HMDで一般的なフレネルレンズのような同心円状の模様が邪魔になることはなく,鮮明な映像を見やすくなる。これにより,筐体の小型化も実現しており,ゴーグルの厚みは最薄部で35.8mmと薄くなり,公称本体重量も約295gまで軽くなった。
ただ,この重量はストラップやバッテリーを含まない数値なので,実際の使用時重量とは異なる点には注意が必要だろう。
ディスプレイの解像度は,4320×2160ドット(片目あたり2160×2160ドット)で,最大リフレッシュレートは90Hzとなっている。
ゴーグル部分の前面に,インサイドアウト方式による動き認識に使うトラッキング用のカメラを4基搭載する。これとは別に,RGBカメラも搭載しており,Pico 4をかぶったまま,周辺をカラー映像で表示するパススルー機能にも対応するそうだ。
Pico 4の専用コントローラは,モーションセンサーを備えるだけでなく,高出力のモーターを内蔵することで,振動によりリアルな感触を伝えるという。両手を近付けたときに,コントローラ同士がぶつからないように形状も工夫しているとのことだ。
同時に発表となった「Pico 4 Pro」は,Pico 4の上位モデルとなるVR HMDだ。Pico 4 Proは,ゴーグル内に赤外線カメラを搭載しており,視線追跡や表情認識(フェイストラッキング),瞳孔感距離の自動調整といった機能を有するという。
Pico 4 Proの発売時期や価格は明らかになっていない。
このほかにも,Pico 4シリーズ向けの周辺機器で,体に装着して使うボディトラッカー「PICO Fitness Band」も開発中であるとのことだ。
Pico日本語公式Webサイト
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