お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
MediaTek,5Gスマートフォン向けSoC「Dimensity」シリーズを国内市場向けに投入
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2020/06/03 13:53

ニュース

MediaTek,5Gスマートフォン向けSoC「Dimensity」シリーズを国内市場向けに投入

 2020年6月2日,台湾MediaTekは,5G通信に対応したスマートフォン向けSoC(System-on-a-Chip)「Dimensity」シリーズを日本市場向けに提供すると発表した。7nmプロセスを採用する「Dimensity 1000+」と「Dimensity 820」および「Dimensity 800」の3製品をラインナップしており,AI処理向けのアクセラレータである「MediaTek APU 3.0」を統合したのが大きな特徴だ。また,ゲーム向け機能「MediaTek HyperEngine 2.0」の搭載により,タッチパネルにおける応答速度の向上や,ネットワークの遅延を低減するというのも見どころと言えよう。

Dimensityシリーズ
画像集#001のサムネイル/MediaTek,5Gスマートフォン向けSoC「Dimensity」シリーズを国内市場向けに投入

 フラグシップ製品であるDimensity 1000+は,CPUコアにArm製のCPU IPコアである「Cortex-A77」と「Cortex-A55」を4基ずつbig.LITTLE構成で採用しており,動作クロックはCortex-A77が最大2.6GHz,Cortex-A55が最大2GHzとなる。GPUは9基のシェーダコアを備えるARM製の「Mali-G77 MC9」を統合し,解像度が2520×1080ドットで最大リフレッシュレート144Hz表示のディスプレイに対応するとのことだ。
 そのほかにもアメリカの非営利団体であるAlliance for Open Mediaが開発する動画圧縮コーデック「AOMedia Video 1」への対応も特徴となっている。

 ミドルクラス市場向けのDimensity 820は,CPUコアに最大2.6GHz駆動の「Cortex-A76」と,最大2GHz駆動Cortex-A55を4基ずつ搭載する。GPUは,5基のシェーダコアを備える「Mali-G57 MC5」を統合しており,最大リフレッシュレート120Hz表示のディスプレイをサポートするという。
 同じくミドルクラス市場向けDimensity 800も,CPUにCortex-A76とCortex-A55を4基ずつ搭載しているが,動作クロックがどちらも最大2GHzとなる点と,GPUにシェーダコアが4基の「Mali-G57 MC4」を統合するのが目につく違いとなる。
 
 各製品のスペックは以下のとおり。

表 Dimensity 1000+,Dimensity 820,およびDimensity 800の主なスペック
Dimensity 1000+ Dimensity 820 Dimensity 800
製造プロセス 7nm 7nm 7nm
CPUコア Cortex-A77×4(最大2.6GHz)Cortex-A55×4(最大2GHz) Cortex-A76×4(最大2.6GHz)Cortex-A55×4(最大2GHz) Cortex-A76×4(最大2GHz)Cortex-A55×4(最大2GHz)
GPUコア Mali-G77 MC9 Mali-G57 MC5 Mali-G57 MC4
カメラ 3200万画素+1600万画素(デュアル)8000万画素(シングル) 3200万画素+1600万画素(デュアル)8000万画素(シングル) 3200万画素+1600万画素(デュアル)8000万画素(シングル)
API 未公開 未公開 未公開
メモリコントローラ LPDDR4x LPDDR4x LPDDR4x
統合型モデム 未公開 未公開 未公開

MediaTekのDimensity 1000+製品情報ページ(英語)

MediaTekのDimensity 820製品情報ページ(英語)

MediaTekのDimensity 800製品情報ページ(英語)

  • この記事のURL:

キーワード

下線
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:03月27日〜03月28日