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SCEJプレジデント,河野 弘氏に聞く。PS4の4K2K対応や,クラウドゲーム戦略
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印刷2013/02/21 20:46

インタビュー

SCEJプレジデント,河野 弘氏に聞く。PS4の4K2K対応や,クラウドゲーム戦略

 日本時間の2月21日,ついに発表された次世代機「PlayStation 4」(以下,PS4)。4Gamerではすでにソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのプレジデントである河野 弘氏に,PS4が目指す方向性などについて聞いているのだが,追加で質問をする機会を得たので,発表会で語られなかったことを中心に質問をぶつけてみた。


 最初に確認したのは,4K2K(4000×2000ピクセル前後の高解像度の映像表示技術)への対応についてだ。
 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンの親会社であるソニーは,液晶テレビ「ブラビア」シリーズのハイエンドモデルラインナップとして,3840×2160ドット(4K2K)解像度対応モデルを,84インチ,65インチ,55インチで,2013年内に投入する。会社として「ワンソニー戦略」を掲げる以上,PS4の4K2Kへの取り組みは気になるところだ。

 「PS4の映像出力として4K2K出力は対応する予定です。ただし,ゲームを4K2K出力に対応させるかどうかは未定です。また,PS4はBlu-rayの映像ソフト再生には対応しますが,これらを4K2Kへアップコンバートできるようにするかもまだ決めていません」(河野氏)

 PS4のグラフィックスプロセッシングパワーがあれば,超解像アルゴリズムをソフトウエア実装することも可能なはずだ。また,次世代HDMIの規格化が進行しているが,これにPS4を対応させるかも注目すべきポイントだろう。ちなみに次世代HDMIは,4K2K/60Hzや4K2K/3D立体視にも対応できるとされている。
 PlayStation 3は,2006年に発売されたハードウェアにしては,当時最新のHDMI規格を実装していたことが,製品のライフタイムを延ばす一因になった歴史的事実がある。今回は答えてもらえなかったが,HDMI端子の対応レベルは注目すべきポイントだ。

 今回の発表会でのプレゼンテーションでは,PS4をクラウドベースのゲームプラットフォームとすることに,非常に強い力を注いでいく意志が感じられ,PS1,2,3のゲームをグラウドゲーミング環境で提供するという。そして,クラウドゲーミングの受け手として,PlayStation Vitaなどが対応する。このクラウドゲーミングについて,さらに詳しい取り組みについて聞いてみた。

 「PS4世代のクラウド技術に関しては,ソニー・コンピュータエンタテインメントとしてもかなり本気で取り組んでいます。
 PS4は,ハードウェアレベルではPS3との互換性はありません。しかし,Gaikaiのプレゼンテーションにあったように,クラウドゲーミングの手段でPS1,PS2,PS3のゲームをプレイできる環境を提供していきたいと考えています。PlayStationプラットフォームのゲーム作品は我々にとって大いなる資産です。PS4時代では,これらを最大限に活かしていきたいと考えています」(河野氏)

 将来的にはPS4のゲームをクラウドゲーミングサービスで提供するという未来像が,発表会では語られていた。だが,そうなると,PS3でPS4のゲームをプレイすることも可能になるのだろうか。

 「プレゼンテーションでPS4のゲームをPS Vitaでプレイしている様子を披露しましたが,あれはPS4からのリモートプレイのデモになります。Gaikaiの人間がプレゼンテーションしていましたが,実はGaikaiとは関係がないデモンストレーションだったのです。
 とはいえ,PS4のゲームをクラウドゲーミングの形で提供することは技術的にも理論的にも可能です。ただし,直近でそれがちゃんとした形で実現できるか,ビジネス的に意味があるかどうかも含めて検討していく必要があるでしょう」(河野氏)

 PS4とPS3は互換を取らず,クラウドゲーミングの形で互換性を取る,という戦略のようだが,すでにPS3ゲームを所有している人達に対しての配慮は予定されているのだろうか。

 「すでにPS Vitaにおいて,UMD PASSPORTというサービスを提供しています。これはPSPのUMDソフトを所有しているユーザーに,PS Vita上で動作するPSPソフトを安くダウンロードしていただけるサービスです。PS4でも,これと似たようなサービスの提供に取り組まなければならないと,我々は感じてはいます。3年前,5年前のゲームであっても,面白いものはいつ遊んでも面白い。これは私自身も常日頃から感じていることですので」(河野氏)


 今回公開された情報はとても限定的で,スペックについても,まだ,分からないことも多い。情報公開のタイミングはどのように考えているのだろうか。

 「最近は,毎月のようにライセンシーの方達を対象とした技術セミナーを開催しています。ただ,一般ユーザー向けの情報開示はマーケティング戦略もあるので,徐々に……という感じです。
 今,我々が考えている一般ユーザー向けの情報開示のステップとしては,世界各地での大きなゲーム関連イベントに連動していくことですね。具体的には,3月のGDC,6月のE3,8月のGamescom,9月の東京ゲームショウといったタイミングで順次,情報開示していくことを考えています」(河野氏)

 ただし,今回,PS4の発売は「2013年,ホリデーシーズン」(アメリカでは,11月下旬のサンクスギビングデー以降をホリデーシーズンと呼ぶ)と告知されたことで,スケジュールのお尻は決まっている。あまり小出しにしすぎても逆効果になることも予想されるが……。

 「PS3のときは,初期出荷台数が少なくて大混乱を引き起こしたことがありました。これについては大いに反省していますので,ワールドワイド規模の発売に関しては地域ごとに発売日をずらしていくことも検討しています。「12月3日では?」という憶測があるようですが,北米地区だとホリデーシーズンとして12月3日は遅いんですよ(笑)」(河野氏)

 今回のプレゼンテーションでは「Little Big Planet」開発元のMedia MoleculeによるデモンストレーションでPS Moveへの対応継続が示唆されたが,PS4ではどのような取り扱いになるのだろうか。

 「PS4においても,PS Moveはサポートしていきます。ただ,PS4本体にバンドルさせるというような戦略は取りにくいと考えています」(河野氏)

 なお,PS4対応のコントローラであるDUALSHOCK4には発光ギミックが備わっており,これをPS4 EYEカメラユニットに認識させることでPS Moveのように使うことができ,PS4 EYEは,PS Moveにも対応している。

PS4本体
PS4 DUAL SHOCK4
PS4本体
PS4 EYE

 最後に,3D立体視について聞いてみた。PS3では,3D立体視ゲーム専門サイトを立ち上げるほど力を注いでいるが,PS4ではどうするつもりなのだろうか。

 「3D立体視についてはサポートはしていくはずですが,現時点で「こうしていく」という具体的な戦略は決まっていません。これも,順次,然るべきタイミングで情報を出していく予定です」(河野氏)
  • 関連タイトル:

    PS4本体

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