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ZTEのエントリー向けスマートフォン「BLADE V7 Lite」「BLADE E01」をチェック。Android版艦これ専用機としてはアリ
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印刷2016/06/22 14:49

テストレポート

ZTEのエントリー向けスマートフォン「BLADE V7 Lite」「BLADE E01」をチェック。Android版艦これ専用機としてはアリ

Android端末本体
 去る2016年6月15日,ZTE Corporationの日本法人であるZTEジャパンは,都内にて2016年夏モデル新製品発表会を開催し,エントリー向けのSIMロックフリーAndroidスマートフォン「BLADE V7 Lite」と「BLADE E01」を発表した。メーカー想定売価は順に2万1800円1万4800円(いずれも税別)となっているので,単純計算した税込価格は2万3544円,1万5984円となる。
 ZTEは世界市場向けに,フラッグシップモデルである「AXON 7」を発表済みなのだが,こちらの日本展開はもう少し先で,2016年の秋頃を予定しているとのこと。そのため2016年夏モデルでは,今回のエントリー向けの2製品をアピールしていくとのことだった。
 ハイスペック端末を求める人にはやや物足りないかもしれないが,本稿ではラインナップ上位のBLADE V7 Liteを中心に,製品の概要をレポートしよう。


BLADE V7 Lite


 まずはBLADE V7 Liteから見ていこう。
 ZTEは,BLADE V7 Liteを価格性能比の高いスマートフォンであると,強くアピールしている。税込の想定売価が2万4000円未満であるにも関わらず,ハイエンドスマートフォンで多く見られるアルミ合金製のボディを採用する点や,指紋認証センサーを搭載する点などに,ZTEによる攻めの姿勢が感じられる製品だ。

 外観を見ていくと,ボディ四隅の角が大きく丸められているのが,まず目につく。金属製のボディは見た目だけでなく手にしたときの質感も良好だ。実機に触れてみると,エントリー向けスマートフォンでありながら,触り心地にも力を入れていることがよく分かると思う。

BLADE V7 Liteの本体前面。前面下部にタッチセンサー式のボタンを備える。なお,写真の本体カラーはグレーで,ほかにホワイトのモデルもラインナップされている
Android端末本体

本体背面。アウトカメラの下にある円は指紋認証センサーだ。無線通信アンテナがあるため,上下端だけはアルミ合金ではないものの,全体としては高級感のある仕上がりといえよう
Android端末本体

 本体サイズは70.2(W)×143.8(D)×7.9(H)mmで,重量は約135g。5インチサイズで解像度720×1280ドットのISP液晶ディスプレイを搭載するスマートフォンとしては,薄いほうだ。ボディ側面がほどよく丸みを帯びているため,薄さのわりに,持ちやすく感じる人が多いだろう。

本体上側面(左):ヘッドフォン端子があるのみで,サブマイクの孔は見当たらない
本体下側面(右):マイク孔とUSB 2.0 Micro-B端子がある
Android端末本体 Android端末本体

本体左側面(左):上側に音量調整ボタンがあるだけ
本体右側面(右):[電源/スリープボタン]とnano SIM兼microSDカードスロットが並ぶ
Android端末本体 Android端末本体

背面の指紋認証センサーは,ロックの解除だけでなく,アプリの起動や補助入力手段としても使える
Android端末本体
 低価格端末でありながら,指紋認証センサーを備えるのがBLADE V7 Liteの特徴である。指紋認証の精度や速度は,ハイスペックスマートフォンと大差なく,安い端末だからセンサーの精度が悪いのでは,といった心配は無用のようだった。
 この指紋認証センサーを使った面白い機能に,「ワンタッチ起動」というものがある。これは,指紋認証センサーに登録する最大5本の指それぞれに異なるアプリを割り当てておき,センサーに触れた指に応じて割り当てたアプリを起動するという,ある種のランチャー機能だ。画面に並ぶアイコンをタップするよりは,素早くアプリを起動できるだろう。
 その他にも,スワイプやダブルタップといった操作を指紋認証センサーに割り当てておくことも可能であるなど,センサー機能を幅広く活用するという点では,他社のハイスペックスマートフォンにもあまりない特徴ではないだろうか。補助入力手段としても便利なので,他のメーカーにも導入してほしいくらいだ。

背面下側にはステレオスピーカーを装備(左)。前面にある[ホーム]ボタンと[戻る]ボタンと[履歴]ボタンは,タッチセンサー式(右)。Androidの設定メニューからボタンへの機能割り当てを変更することも可能だ
Android端末本体 Android端末本体

 スペックを見てみよう。搭載SoC(System-on-a-Chip)は,MediaTek製の「MT6735P」。日本では馴染みのないSoCだが,低価格なSIMロックフリースマートフォンで採用事例のあるものだ。CPUコアは「Cortex-A53」を4基搭載し,最大動作クロックは1.0GHz。統合GPUは「Mali-T720」とのこと。
 そのほかに,メインメモリ容量は2GBで,内蔵ストレージ容量は16GB。容量32GBまでのmicroSDHCカードに対応するmicroSDカードスロットも備える。搭載OSはAndroid 6.0(Marshmallow)だ。
 なお,内蔵バッテリー容量は2500mAhであるが,待ち受け時間は公表されていない。


BLADE E01


BLADE E01。外装も価格相応といったところ
Android端末本体
 2万円を切る低価格が売りの下位モデルであるBLADE E01は,BLADE V7 Liteのスペックをさらに下げたような製品だ。
 本体のサイズは,BLADE V7 Liteとほぼ同じ71(W)×142.5(D)×7.8(H)mmで,搭載する液晶ディスプレイも,5インチサイズで解像度720×1280ドットとまったく同じである。ただ,重量は約155gと20gほど重い。

 搭載SoCはBLADE V7 Liteと同じMT6735Pであるが,メインメモリ容量は1GBで内蔵ストレージ容量は8GBと,それぞれ半減している。microSDカードで補える面もあるとはいえ,ストレージ容量の少なさは,ゲーム用途ではかなり厳しいだろう。搭載OSはAndroid 5.1だ。
 また,BLADE V7 Liteの特徴だった指紋認証センサーも搭載していない。

 搭載SoCが同じなので,メインメモリの少なさが影響しない範囲でなら,BLADE V7 Liteと比べて,それほど劣らない程度の性能を発揮できるかもしれない。とはいえ,ゲーマーが積極的に選ぶ製品ではないだろう。


3D性能は検証できず

艦これ用としては悪くなさそう


 さて,それでは定番のベンチマークテストによる性能検証を行おう……,といいたいところだが,実のところ問題があって,BLADE V7 Liteではベンチマークテストを実施できていない。発表会の時点では,BLADE V7 Liteがまだ技術基準適合証明(技適)を取得しておらず,電波を発することができないという状態だったからだ。電波を出せないのでは,テスト用のアプリをダウンロードすることもできない。
 そんな状況だったので,BLADE V7 Liteでのテストを諦めて,BLADE E01だけで検証している。SoCだけなら同スペックなので,BLADE E01で快適に動作するのであれば,BLADE V7 Liteではより快適と予想できるという理屈である。

 そう考えて,まずは「3DMark」によるグラフィックス性能検証を行おうとしたのだが,何回やってもエラーを出してはアプリが落ちるの繰り返しで,まったくテストができなかった。スペック的にはギリギリ足りているはずなのだが,エラーメッセージを確認することもできずに落ちるので,正直に言えば原因不明である。
 ベンチマークテストがこんな状況なので,「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(iOS / Android)によるテストも見送らざるを得ない。
 余談気味だが,なぜか連写測定アプリ「ぺしぺしIkina」も動作しなかった。

A1 SD Benchの測定結果
Android端末本体
 次に,「A1 SD Bench」によるメインメモリおよびストレージアクセス性能検証を行った。すると,こちらは動作したものの,内蔵ストレージアクセス性能を測る「Internal memory」で,「Read」(読み出し)のスコアが632.27MB/sと,ハイエンドスマートフォンの2倍という結果になった。何回か再計測しても,似たような値しかでない。本当に速いという可能性も否定できないが,正直に言って信用できないスコアだ。
 その一方で,「Write」(書き込み)は8.37MB/sと,一昔前のHDDよりも遅いというアンバランスな結果が出ている。実際,アプリのインストール時に「遅いな」と感じていたので,Writeのスコアは間違いではなさそうだ。

 こんな状況で,ベンチマークテストはロクにできなかったのだが,幸いなことに,ちょうどいいタイミングでAndroid版「艦隊これくしょん -艦これ-」の先行テストが始まっていたので,BLADE E01での動作をチェックしてみた。

公式の動作確認済み端末リストにない製品なので不安だったが,BLADE E01でもAndroid版艦これは問題なく起動した
Android端末本体
 Android版艦これの推奨動作環境は,CPUが1GHz,メインメモリ容量が1GB以上,OSはAndroid 4.4以上となっているので,BLADE E01のスペックはギリギリセーフといったところか。

 こんなスペックでまともに動くのかと不安だったが,意外や意外,インストールからプレイまで思いのほかスムーズに動作していた。プレイの様子を撮影した動画を見れば,その様子が分かるだろう。もし艦これ専用Android端末の導入を考えているのであれば,BLADE E01でも十分と感じる人もいるのではないだろうか。


Android端末本体
 BLADE V7 Liteのテストができなかったのは残念だが,メインメモリ容量と内蔵ストレージ容量の違いだけであれば,ゲームにおける性能は,BLADE E01と大きく違わないと思われる。そうなると,3Dゲームをプレイするスマートフォンとして選ぶ端末ではないのは明らかだ。
 しかし,艦これが意外なほど快適に動作したことを考慮すると,たとえばiPhoneをメイン端末として使っているユーザーが,艦これ専用機としてBLADE E01やBLADE V7 Liteを運用するという手はあるかもしれない。

 また,低スペックのBLADE V7 Liteで最新OSであるAndroid 6.0を快適に使えるのかと疑問に思うかもしれないが,実際の動作は意外と快適だったことも付け加えておこう。メインメモリ容量の少ないBLADE E01でWebブラウジングを試してみたが,動作はおおむね快適で,Webサイトによってはもたつきが少し気になることもある程度だった。非ゲーム用途であれば,BLADE E01でも十分な性能といえそうで,これはBLADE V7 Liteでも同様と思われる。
 いろいろなゲームを試すスマートフォンとして使うのは論外だ。だが,メールやSNSはもちろん,Webブラウジング程度はサクサクと動くので,割り切った用途に限るのであれば,価格の安いBLADE V7 LiteやBLADE E01を選択するというのも悪くない,というのが筆者の結論である。

●BLADE V7 Liteの主なスペック
  • メーカー:ZTE
  • OS:Android 6.0(Marshmallow)
  • ディスプレイパネル:5インチIPS液晶,解像度720×1280ドット
  • プロセッサ:MediaTek製「MTK6735P」(Cortex-A53 4コア+Mali-T720,最大CPU動作クロック 1GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDHC(最大32GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約800万画素
  • インカメラ:有効画素数約800万画素
  • バッテリー容量:2500mAh
  • 待受時間:未公開
  • 連続通話:未公開
  • LTE通信周波数帯:バンド 1/3/5/8/19
  • 最大通信速度:未公開
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11n
  • Bluetooth対応:4.0
  • 本体サイズ:70.2(W)×143.8(D)×7.9(H)mm
  • 本体重量:約135g
  • 本体カラー:シルバー,グレー

●BLADE E01の主なスペック
  • メーカー:ZTE
  • OS:Android 5.1(Lollipop)
  • ディスプレイパネル:5インチIPS液晶,解像度720×1280ドット
  • プロセッサ:MediaTek製「MTK6735P」(Cortex-A53 4コア+Mali-T720,最大CPU動作クロック 1GHz)
  • メインメモリ容量:1GB
  • ストレージ:内蔵(容量8GB)+microSDHC(最大32GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約800万画素
  • インカメラ:有効画素数約500万画素
  • バッテリー容量:2200mAh
  • 待受時間:未公開
  • 連続通話:未公開
  • LTE通信周波数帯:バンド 1/3/8/19
  • 最大通信速度:未公開
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11n
  • Bluetooth対応:4.0
  • 本体サイズ:71(W)×142.5(D)×7.8(H)mm
  • 本体重量:約155g
  • 本体カラー:ホワイト,ブラック

BLADE V7 Lite 製品情報ページ

BLADE E01 製品情報ページ

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