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[プレイレポ]ダイナミックな演出とガジェットを駆使したスパイ体験は,まさに「007」映画そのもの!13年ぶりの新作ゲーム「007 First Light」試遊で見えてきた手応え
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印刷2026/05/01 00:00

プレイレポート

[プレイレポ]ダイナミックな演出とガジェットを駆使したスパイ体験は,まさに「007」映画そのもの!13年ぶりの新作ゲーム「007 First Light」試遊で見えてきた手応え

 「007 First Light」は,「Hitman」シリーズで知られるIO Interactiveの最新作にして,13年ぶりとなる「007」ゲームの完全新作だ。対応プラットフォームはPC,PS5,Xbox Series X|Sで,2026年5月27日の発売を予定している(Nintendo Switch 2版は2026年夏予定)。

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 本作では,シリーズ史上最年少となるジェームズ・ボンドが主人公に据えられ,「007」の称号を得る前の“未完成のボンド”が描かれる。今回は上海で開催された試遊イベント「Bilibili First Look」に参加し,実際にプレイする機会を得た。本稿ではその体験をもとに,ゲームの特徴とプレイフィールを紹介していく。


試遊イベントで用意された「007 First Light」仕様のDualSense。かっこいい
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※試遊はPC版で実施された。DualSenseを使用しており,操作説明はPlayStationコントローラ準拠で行う。

 試遊で体験できたのは,ストーリー導入となる「アイスランド」,チュートリアルにあたる「マルタ」,そしてコアゲームプレイを体験できる「ケンジントン」の3ステージだ。

 冒頭の「アイスランド」では,ボンドは英国海軍所属の航空乗組員として任務に就いていたが,搭乗機が途中で撃墜されてしまう。絶体絶命の状況のなか,MI6が事態を把握し,プレイヤーはボンドを操作してMからの指令を遂行することになる。ここから,ボンドのスパイとしてのキャリアが幕を開ける

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 このパートはストーリー導入でありながら,基本操作を学ぶチュートリアルの役割も担っている。敵の武器には生体認証によるウェポンロックが施されており,奪っても使用できないため,自然とステルス主体のプレイが求められる。この設定は映画「007 スカイフォール」を想起させる要素でもあり,ファンなら思わずニヤリとするポイントだ。

 アイスランドの任務を終えると,ボンドはその功績を認められ,MI6のエージェント養成プログラム候補生となる。ダイナミックな演出と象徴的な旋律も相まって,「まさに007」と言いたくなる雰囲気が強く感じられた。

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 続く「マルタ」はコアシステムを学ぶチュートリアルステージで,戦闘やステルスに加え,Qガジェットも使用できる。QガジェットはMI6の技術部門が開発した装備で,L1長押しで起動する「Qレンズ」により,周囲の環境をスキャンし,敵の位置やインタラクト可能なオブジェクトを可視化できる。
 さらに,Qガジェットは電子機器の妨害,敵を弱体化させる毒針,レーザーによる破壊などに対応する多機能ツールとして設計されている。ステージ内にはバッテリーや化学物質といったリソースも配置されており,環境を活用することで攻略の幅が広がる。こうした配置や地形設計から,「複数のアプローチで攻略できる」という思想がレベルデザイン全体に徹底されていることがうかがえた。

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 最後の「ケンジントン」は,本作の核となるゲームプレイが凝縮されたステージだ。物語上,ボンドは任務後に謹慎中であったが,自宅で謎の刺客に襲撃されたことをきっかけに,その足取りを追ってケンジントンの宴会場へと向かう。

正体不明の刺客の襲撃をかわしながら徐々に距離を詰めていく展開や,クレーンといった大型機材を活用するシーンも,「007」らしい演出として印象的だ
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シリーズでボンドを支えるミス・マネーペニーも通信越しに登場。デート中にもかかわらず,ボンドの要請で公衆トイレに身を隠しながらサポートする場面も見られた
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 このステージでは,多様な攻略ルートが用意されている。ボンドはCCTVルームに侵入して暗殺者の情報を追うが,その手段は一つではない。会話の盗聴や情報収集によって複数の選択肢が提示され,たとえばカメラマンになりすますには,カメラを入手する必要がある。プレス関係者から盗む,あるいは警備を欺いて楽屋から確保するなど,こちらも手段は複数用意されている。

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NPC同士が会話している場面もあり,さりげなく近づいて盗み聞きすれば,攻略のヒントとなる情報を得られることもある
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 制限エリアへの侵入後,目的地へのルートも分岐する。責任者からキーカードを盗んで正面から入るか,外周を回って天窓から侵入するかはプレイヤーの判断に委ねられる。エリア内ではNPCがボンドの存在に疑念を抱くが,直感ゲージ(Instinct)を消費して説得力のある振る舞いを見せることで,危機を回避できる。「Hitman」のような変装こそないものの,会話や態度で切り抜けるスタイルは,いかにも“ボンドらしい”要素といえる。

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 一方で,強引な突破も可能となっている。ボンドは高い戦闘能力を備えており,ステップや受け流しを駆使して複数の敵に対処できる。R2で敵をつかむ,周囲のオブジェクトを投擲するといったアクションも用意されており,映画さながらの派手な戦闘を楽しめる。ただしダメージを受けすぎれば倒れてしまうため,無謀な突撃は通用しない。

 危機的状況では「殺傷許可(Licence to Kill)」が発動し,銃器の使用が可能となる。直感ゲージは戦闘でも重要な役割を担う。照準時にL3を押すと「フォーカス」が発動し,時間の流れが遅くなって精密射撃を行える。ヘッドショットや環境オブジェクトによるキルでゲージが回復する仕組みもあり,戦闘においても戦略性が求められる。

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ステージ内には消火器,シャンデリア,燃料タンクといったオブジェクトが設置されており,Qレンズで確認できる
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ヘッドショットのほか,膝に命中させれば敵が隙を見せ,□ボタンと×ボタンでとどめの一撃を発動できる
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 また,戦闘がメインの状況であっても,戦闘に頼らずに脱出できる点も印象的だ。リーダー格の敵からキーカードを入手すれば,警備の目をかいくぐることなく,堂々と出口から退出することもできる。こうした“はったり”の話術による突破は,“ボンドらしさ”を強く感じさせる要素だ。

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 「Hitman」シリーズと比較すると,本作は単なるターゲット排除型ではなく,ストーリー主導でミッションが複数の目標に分割されている。その一方で,各目標の達成方法に高い自由度があり,IO Interactiveらしい設計思想はしっかりと受け継がれている。任務達成にあたり,プレイヤーはおのれの想像力を存分に発揮し,自分のスタイルで007を演じきることになる。

 「007」はイアン・フレミングの小説を原作とし,70年以上の歴史を持つ。本作では完全新規のオリジンストーリーが描かれ,時代設定は発売日の5日後という現代的なものだ。若きボンドは未熟ながらも,大胆さや機転,エレガンスといった資質をすでに備えている。スパイでありながらも,ホシに向かって堂々と「ジェームズ・ボンドだ」と本名を宣言できるという点も,「あのボンド」の片鱗を確かに感じさせる。

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 リアル世界でも話題となっているAI技術も,本作の物語において重要なテーマの一つとなっており,Mをはじめとしたおなじみのキャラクターの登場も確認できた。とくにさまざまなハイテク機械の開発に携わってきたQの役割は,これまで以上に重要になる可能性が高そうだ。

 約3時間の試遊を通じて,「007 First Light」は強い印象を残した。IO Interactiveの「Hitman」で培われた自由度の高いレベルデザインと,「007」ならではの映画的体験が高いレベルで融合している。ボンドとして自然に立ち回り,状況に応じて最適な手段を選択する――その一連の体験こそが,本作の魅力といえるだろう。

 発売まで1か月を切っている。多様なアプローチによるリプレイ性を重視する人はもちろん,映画的なスパイアクションを楽しみたい人にとっても,本作は見逃せない一本になりそうだ。
 また,本作の物語はオリジンにしてオリジナルストーリーであるため,シリーズ未経験でも問題なく楽しめる構成となっている。気になる人はぜひチェックしてほしい。

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    007 First Light

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