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本作は,島の管理人となったプレイヤーが,自ら作り出したMiiたちの暮らしを眺め,ときには行動を促しながら見守っていく,「トモダチコレクション」シリーズ13年ぶりの最新作だ。
発売に先駆けて配信された体験版が好評で,期待を高めたシリーズファンだけでなく,SNSなどでの盛り上がりをきっかけに本作に興味を持った人も少なくないのではないだろうか。
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そんな話題の本作を,製品版同様にフルで遊べるバージョンで一足先に体験できた。
その模様を通して,Miiたちが織りなす,にぎやかでヘンテコ,そしていとおしい日常の一部を紹介していこう。
なお,筆者はこれまで「トモコレ」シリーズをじっくり遊んだことがなかった。つまり今回が本格的な「トモコレ」デビューにもなる。
そんな筆者のフレッシュな島での生活を通して,皆さんにも「トモコレ」新作がどんなゲームなのかを,となりで覗き込むような気持ちで楽しみながら見届けてほしい。
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島づくり,はじめの一歩
というわけで,さっそく私の「わくわく生活」を始まりから。
本作でプレイヤーは,島の住人を生み出し,その暮らしを見守る「管理人」という立場らしい。
これまではいわゆる“アバター”として付き合ってきたMiiたちが,住人として暮らす島って一体どんな場所? そもそも,住人を生み出す管理人って,結局のところどういう存在?
語られないバックグラウンドの謎は残るが……細かいことはいいか! 島の名前を決め,島に暮らすMiiを作っていくとしよう。
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| 名前は4G島。あくまで今回の記事用に4Gamerらしさを意識した島の名前にしただけで,筆者の家族以外で特定の人物をイメージしたMiiは出てきません |
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| ゲーム内ではMiiがしゃべるので,島や住人,作ったアイテムや言葉などの読み上げ音声が表記と違えば,個別に調整できる。これを利用すれば,例えば“「強敵」と書いて「ライバル」と読む”みたいなこともできる |
最初のMiiは,ひとまず筆者に似せて作ることにした。
おびただしい数のパーツから「これかな?」というのを選んで組み合わせ,細かく作り込むのはときを忘れるほどに楽しい。
しかし一方で,「Mii作りはそこそこに早くゲームを始めたい」とか,「いわゆるキャラメイク的な作業がどうにも苦手……」とかいった理由で「Miiは誰かがそこそこいい感じに作ってくれないかなあ」と思う人もいると思う。
そんな人たちにとってうれしいのが,いくつかの質問に答えてMiiを作成する方法があること。
おすすめは,まず質問で作成してから手直しでパーツを微調整する方法だ。Nintendo Switch / Nintendo Switch 2 本体に登録されているMiiの顔をもとにしても作成できる。
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体格や声はスライダーで,行動や表情,考え方などは段階的に細かく設定できる。
また恋愛対象は男 / 女 / その他からどれか,もしくは複数の組み合わせを選択でき,イベントでの装いの傾向も決められる。
性格診断は見た目と同じく悩まされるポイントだが,「こういう人」とイメージを固めて細かく作り込むのもいいし,「そこまで細かく決めなくてもいいかな」と感じる部分はあえて直感に任せてみるのもオススメしたい。
なぜなら,意図せず決まった設定が,かえってそのMiiに唯一無二の個性を与えてくれる……なんてことがあるのが面白いからだ。
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![]() きびきび? ゆっくり? マジメ? お気楽? それぞれの割合と組み合わせで,Mii各々の行動や性格のちょっとした違いを表現できる |
![]() すでに体験版で個性的なカスタムMiiを披露している職人がたくさんいることでもおなじみ,Miiの顔を自分好みにペイントして描き出すことも可能だ |
そんなこんなで,最初の島の住人である私――ハサミが完成した。
ちょっとした自慢だが,筆者は家族などから「Mii職人」と呼ばれており,モデルに似せたMiiを作ることには少々自信がある。
そのためハサミも,かなりの再現度で筆者のイメージに寄せられたのではないかと思う。
何をおいてもまず空腹を訴えるところ,まさに筆者そのもの……! 「お腹空いた」はどのMiiも言ってくることだけど,「いやぁ,これ私だなあ」と早くも感情移入してしまう。
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Miiには空腹度が設定されており,食べ物を与えることで「満足度」が上がる。
ということで食事を与えてみることに。各々に食の好みがあるため,いろいろなものを試してみる。
とくに好物をあげたときの上昇幅は大きく,逆に苦手なものを食べさせると満足度が少し下がる。
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ほかにも満足度は,服や自宅のインテリアをあげたり,悩みや頼みごとを解決したりすることでも上がっていく。
そして一定数溜まるとレベルがUPし,新たな行動を生む「道具」,歩き方や食べ方といったちょっとした振る舞いのクセをつけられる「プチ個性」,より“誰かっぽさ”を出せる「口ぐせ」などの特別なプレゼントをあげられる。
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このように触れ合っていくなかで,Miiの喜ぶ気持ちや管理人(プレイヤー)への感謝が「気持ち玉」というかたちで手に入るときがある(ついでに,なぜかお金ももらえる)。
気持ち玉は,島の中央に据えられた「願いのふんすい」に溜まっていき,満タンになるごとにひとつ願いをかなえてくれるというもの。これによって,プレゼントに使えるアイテムやプチ個性,口ぐせ,島を豊かにするための素材などが新たに手に入る。
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Miiたちと過ごす島での生活を覗いてみる
簡単に説明すると,プレゼントしたりお願いごとに対応したりしてMiiと触れ合い,それぞれに進展していく人間模様を眺めて過ごしているうちに,どんどんMiiの個性は深みを増し,そして島も発展していく……というのが本作の基本の流れになる。
つまりは管理人とハサミだけでは,交流は広がらない。もっと住人を増やしていかなければ。というわけで,次は家族に似せたMiiを作った。
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| ある程度仲良くなると,相手の呼び方もそのMii同士独自のものに変えられる | |
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| 現実の夫は植物の多いインテリアが好きなので,ボタニカルスタイルの部屋を整えてみた | |
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| まだまだこじんまりした島だが,3人は楽しくやっているみたい | |
このまま3人のほのぼの生活を見守ってもいいのだが,せっかくなので住人をたくさん増やして,さまざまな人間模様,さらなる島の発展を目撃したい。次々に住人を増やし,元からいる住人に引き合わせてみる。
会わせたい住人がいれば,Aボタンで住人の襟首をつまんで近くに連れていく。
お互いに気が合いそうだと感じることもあれば,思ったように関心を持ち合わないこともある。それはそのMii同士次第だ。
管理人はMiiたちをつまんで動かすことはできても,住人たちの気持ちまでは操作できない。だからこそ面白いのだ。
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住人が増えてくると,島にさまざまな施設や設備も増えてくる。
食べ物屋さんに服屋さん,リフォーム屋さんといったMiiたちの衣食住を整える施設に,島作り屋さんやアイテム工房といった島のデザインを自分好みに作っていける施設。さらにニュース放送局,レストラン,写真館,市場,質屋さん,管理人さんのお宝屋さんなど,島の生活を豊かに彩ってくれる施設が揃っていく。
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Miiたちが管理人に何かを伝えたいとき,悩みがあるとき,眠っているときなどは,フキダシなどのサインが出る。
それに反応するかしないかは管理人次第だが,答えてあげるとさまざまなできごとに遭遇できる。
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ときにはMiiがゲームで挑んでくることも。古今東西ゲームやボウリングなど,Miiと遊べるミニゲームの種類は豊富だ。勝つとおたからがもらえるので,ぜひぜひチャレンジしてみよう。
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友情,恋,結婚……ときには喧嘩,涙を流すことも!? Miiたちが織りなすドラマから目が離せない!
この島で繰り広げられるのは,現実にありそうな人間関係を絶妙にデフォルメして描き出す,予測不能なドラマのようだ。
Miiたちは管理人の思惑をよそに交流や恋をし,些細なことで気まずくなり,ときには驚くような相手との結婚まで漕ぎ着けてしまう。
憧れのアイドルが自分の母親と空手仲間になるようなシュールな光景も見られるし,自分自身と友人をイメージしたMiiが島でも唯一無二の親友同士になるような,胸が熱くなる展開もありえるのだ。
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真剣ながらもどこかとぼけた彼らの喜怒哀楽を眺めていると,意図しない展開に思わず吹き出してしまうことは一度や二度ではない。だが,そのなかに感じる謎のリアリティは,本作でこそ味わいたい楽しさだ。
そんな本作のドラマな展開とその雰囲気を,スクリーンショット多めでお届けしよう。
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| さあ,ナシジロの答えは? |
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| ナシジロの答えは,「どちらとも付き合わない」だった。ドライなのか,それとも硬派なのか。オツウはそれほどでもなさそうだけど,ショックでテンションがどん底のGOLD太郎が気の毒 |
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と,こんな具合で,少し抜き出して紹介しただけでも,Miiたちによるさまざまなドラマがあちこちで生まれることを知っていただけたと思う。
……トイレットペーパーを見ていただけ(?)の人もいたけど,それもまた人生というか,なんだか感じ入るものがある。
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今回は家族以外の住人は架空の人物にしたが,友人や仕事仲間など身近な人を思い浮かべながらMiiを作れば,島で生まれるやり取りやドラマの見え方もまた違ったものになるのだろう。
その展開次第では,ちょっと人には見せづらい,かなり個人的な世界になるかも?
たった数日遊んだだけでも,それぞれのMiiが送る主体的な生活のなかに,たくさんのできごとが観測できる。
それを見守り,ときに介入する体験は,まるで自分だけが知っている小さな世界の神様にでもなった気分だ。
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彼らは悩み,笑い,ときにはトイレットペーパーを眺めて物思いにふける。そんな「観測者である管理人とMiiたち」という不思議な関係性もまた,島の日常にシュールなにぎやかさを添えてくれる。
Miiたちが織りなす人間模様と,彼らの生活を彩るアイテムや環境を整える楽しさ。これらが密接に絡み合うことで,その島だけの唯一無二の物語が形作られていくのだ。
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原稿を仕上げるため,プレイを始めてからずっと撮り続けていたスクリーンショットを眺めていたら,まるで家族や地域の人と過ごしてきた思い出のアルバムを見ているようで,胸と目頭が熱くなった。
そして「人生って面白い!」と深く頷いていた。Miiの島と同じく,私たちの生きる世界もまた,これくらいデタラメでいとおしいものなのかもしれない。
この記事でトモコレ新作の島生活がどのようなものか“観測”したそこのあなたも,Miiの暮らす不思議な島を覗いてみてはどうだろう。
そこには,ほかの誰の島とも違う,あなただけが目撃できる味わい深い人生模様が待っている!
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