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世論操作系報道ノベルゲーム「コメンテーター」は2026年内の完成に向けて鋭意開発中。最後に問われるのは“発言したコメントに対する責任”[Bitsummit]
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印刷2026/05/25 15:08

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世論操作系報道ノベルゲーム「コメンテーター」は2026年内の完成に向けて鋭意開発中。最後に問われるのは“発言したコメントに対する責任”[Bitsummit]

 世論操作系報道ノベルゲーム「コメンテーター」PC / Mac / Switch)が,Bitsummit PUNCHのジー・モードブースに出展されていた。

画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / 世論操作系報道ノベルゲーム「コメンテーター」は2026年内の完成に向けて鋭意開発中。最後に問われるのは“発言したコメントに対する責任”[Bitsummit]

 Tebasaki Gamesが開発中の本作は,大人気ニュース番組「NEWS SQUARE」のコメンテーターとして,日々のニューストピックスを批評していくゲームだ。

 4Gamerでは過去にも東京ゲームショウ2024に出展されていたバージョンのプレイレポートをお届けしているが,ジー・モードが本作のパブリッシングを担当することが発表され,Steam Next Festでは最新のデモ版が公開されるなど,2026年に入って新たな動きが見えている。

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 ニュース番組のコメンテーターとなり,その言葉で世間を動かす。“世論操作系報道ノベルゲーム”を謳うPC向けタイトル「コメンテーター」が,TGS 2024のインディーゲームコーナーに出展されていたので紹介しよう。辛口コメントですべてを斬るか,それともスポンサーに媚びるのか。すべては君の選択次第だ。

[2024/10/04 08:00]
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 ジー・モードは本日(2026年2月17日),テバサキゲームズが手がけた“世論操作系ノベルゲーム”「コメンテーター」について,Steam(PC / Mac)&Switch版のパブリッシングを務めると発表した。また,2月24日3:00から3月3日3:00まで開催予定のSteam Next フェスへの参加も決定した。

[2026/02/17 12:00]

 今回Bitsummit出展のタイミングで,プランナー兼ディレクターのヒヅメ氏に話を伺いながら改めてゲームをプレイしてきたので,その内容をお届けしよう。

 まずコメンテーターの仕事は,プロデューサーとの打ち合わせで取り上げるニュースを決め,それぞれのニュースに対するスタンスを決定するところから始まる。ニュースは提示されたものの中から4つを選択し,それぞれの批評スタンスを「強く支持」「支持」「不支持」「強く不支持」の中から選択していく。

 ちなみに,1日のニュースで同じ批評スタンスを選択できるのは1回のみで,これはメリハリや盛り上がりを意識した批評スタンスが求められているためだ。

異なる批評スタンスを織り交ぜることで番組が盛り上がるのは分かるのだが,ちょっともやもやする
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 番組内で取り上げることになるニュースは,「ラーメン日本一決定戦」「デパ地下グルメ特集」といった当たり障りのないものもあれば,「首相が南米を外遊中」「カジノ開発事業の担当大臣が収賄で逮捕された」といったコメントに困るものまでさまざま。

 こうしたトピックスは過去10年から15年内に実際に起きた出来事を参考にしているそうで,どのニュースも既視感のあるものばかりだ。

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 取り上げるニュースと批評スタンスを決めたら,いよいよ生放送がスタート。生放送は基本的に自動で進行し,打ち合わせで決めたスタンスに応じてコメンテーターの発言が変化する。

「強く支持」「強く不支持」のスタンスを取ったニュースは,コメンテーターがかなり極端な発言をする
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 放送中には,たまに緊急ニュースが舞い込んでくることがあり,とっさにコメンテーターとしての発言を求められる。制限時間内に,提示された選択肢の中から発言を選ばなかった場合は時間切れとなり,放送事故が起きてしまう。
 こうなると即座にコメンテーターを解雇されてしまうので,注意が必要だ。

試遊中に起きた放送事故の様子
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 放送が終了すると反響が即座に表示される。反響の指針は,視聴者の共感を得られるニュース内容とコメントを提示できたかを表す「視聴者注目度」,スポンサーの意向に沿えたかを表す「スポンサー満足度」という2つがあり,一定の日数が経過した段階で,それぞれの値を一定以上にすることが目標となる。

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 スポンサーの情報は,デスクに置かれた資料にまとめられており,会社概要やどういった分野に興味関心を持っているのかを確認できる。
 スポンサーのイメージを左右するようなニュースがあった場合は,番組プロデューサーを通して「お願い」をされることがあるので,“配慮”したスタンスを見せれば「スポンサー満足度」は上げられるだろう。

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 実際にプレイして面白かったのが,視聴者注目度とスポンサー満足度の両方の達成を目指すと,自然とワイドショーっぽい番組構成になる点だ。

 政治や社会問題のような視聴者の意見が二分しそうなニュースを「強く支持」に置くのはリスクが高いので,どうしても「グルメ」や「かわいい動物」のような無難なニュースを置きがちになる。
 また,スポンサーに不利になりそうな話題は,立場上「強く不支持」に置きたいが,あまり露骨すぎても視聴者に気づかれそうなので,「不支持」に置くか,そもそも番組で話題に上げないという選択肢を取る。気づけばあら不思議,そこには皆が思い描くワイドショーの姿があるのだ。

ラーメンと動物は視聴率を取るんだなぁ
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 そんな“仕事”としてニュース番組に出演するコメンテーターの立場が,ゲームのあちこちで見えるのもニクいポイントだ。例えば,コメンテーターのデスクの上には,仲睦まじい家族の写真が飾ってあるのだ。
 「ああ,この人も家族のために嫌な仕事でもやっているんだろうな」とつい思ってしまうし,「生活のためならジャーナリズムを捨てても仕方がない」と静かに諦めの気持ちが芽生えてくる。そんな体験が新鮮だった。

番組のプロデューサーは,家族の写真を「素敵です!」と褒めてくる。プロデューサーはどうにも信用できない人間なので,勘ぐってしまう
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 本作は「The Republia Times」に影響を受けているが,地に足のついた現実感のある報道ノベルを目指しているという。
 報道を題材にしたタイトルは,これまでにもいくつか存在したが,大半は「世論を誘導して国家を転覆させる」といったキャッチーなものになっており,ヒヅメ氏はそこに違和感を覚えた。

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 そうしたこともあり,本作ではコメンテーターというテレビの向こう側にいる存在を体験することによって,立場や思想の違いが複雑に絡み合うリアルな物語を作りたかったそうだ。

 また,TGS2024でのレポートでも触れている通り,「議論や話ができる環境が貴重」という考えのもと,制作されているそうで,特定の思想や政治的な立場に偏らない内容になっているという。
 物語の結末でも,明確な「正解」は提示しないそうだが,どのエンディングでも,自分が発言したコメントに対する「責任」は引き受けてもらうことになるとヒヅメ氏は語っていた。

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 現在は2026年内の発売を目標としており,完成に向けて鋭意開発中とのことだ。
 体験版では,新人コメンテーターとして過ごす物語の序盤が描かれていたが,ここから物語は大きく動いていくという。コメンテーターも立場が上がり,いろいろなしがらみを越えて発言できるようになるとのことだが,その分果たすべき責任も大きくなりそうだ。
 気になる人はウィッシュリストに登録して,続報を待とう。

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