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今回は「言の葉党」党首である東方天乙統女をはじめとした8人が登場。出演者全員が女性という,普段とは違う試みや空気感が,多くの観客を熱狂させた。本稿では,5月8日から9日の期間に行われた横浜公演の模様をレポートしていく。
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中王区初となるライブイベント
芝居パートで見えてくる“ギャップ”も必見
普段の「ヒプステ」とは雰囲気がガラッと変化した公演では,冒頭から会場内のボルテージも最高潮だ。「国民の皆さま,中王区 the LIVEへようこそ」という乙統女の言葉からはじまったのは,本公演のテーマ曲であり新曲の「中王遊戯」。気高さや美しさなど,女性らしさを表現した一曲に筆者も思わず魅入ってしまった。
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彼女たちが出演する中王区の公演は,これまでに2回上演されている。
セットリストにおいても前半は2024年7月上演の「-Renegades of Female-」,後半は2025年9月上演の「-Ideal and Reality-」の楽曲が披露され,今までの歴史や歩みが感じられた。
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碧棺合歓との距離を縮めようとする姿もうかがえた天都己一愛による「My name is」や,家族のことをリリックに込めた合歓の「合歓」,勘解由小路無花果の「妹」と,それぞれの思いが綴られた楽曲たちも胸を熱くする。
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革命組織「月の音」の衣装で登場した一愛が,自身の姉・天都己一香と歌い上げた「月の音」では,徐々に客席を楽曲の色に染めていく。
「-Renegades of Female-」テーマソング「QUEEN’s Precepts」ではクラップも飛び交い,ライブならではの盛り上がりを実感させられた。
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過去に2回実施されている《Division Jam Tour》同様,本公演でも「芝居パート」が用意されている。前半では乙統女,無花果,合歓,邪答院仄仄の4人が言の葉党の党歌を考える……というシナリオが展開されていく。
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自分たちに足りないものを問われた無花果と合歓による珍回答や,突如鼻歌を口ずさむ乙統女など,本編とのギャップが面白い。仄仄も「あいうえお作文」を使用した歌詞を考案しており,客席からは大きな拍手が贈られていた。
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後半では中王区内の刑務所に潜入した一香と,彼女と出会った三条院蒼乃風のやりとりに加え,一香への“愛”の大きさを競う一愛,東雲 朧の様子が描かれている。
蒼乃風が一香のことを「あまみずさん」と言い間違えたり,「反逆罪でこちら(刑務所)にお世話になっています」と話したりと,予測ができない言動の数々には会場内も笑いで包まれていく。最後には一愛と朧の論争に対し「なんてくだらない争いだ……」と一香が告げ,見ごたえ抜群の芝居パートは幕を閉じた。
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バク宙を披露し観客を驚かせた朧の「Yes sir」,乙統女を慕う蒼乃風の気持ちが伝わってくる「Craving Love」と,ここからは「-Ideal and Reality-」の出演者も加わり,ライブはさらにヒートアップしていく。
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「さらなる力を」では,乙統女が「皆さん,楽しんでおられますか?」と問いかけるなど,出演者と観客のコミュニケーションも楽しめた。
最後の楽曲は「-Ideal and Reality-」のテーマソングとしてもおなじみの「QUEEN's Sanctuary」。カッコよさの中に確かな信念が感じられるステージは,無事に幕を下ろした。
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「『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -中王区 the LIVE-」は,5月14日・15日に愛知のZepp Nagoya,5月22日・23日に福岡のZepp Fukuokaでの公演が予定されている。彼女たちの圧倒的な歌声を,ぜひ現地で堪能してほしい。
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