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【PR】JVCケンウッド初のゲーマー向け超軽量ヘッドセット「GG-01」は,老舗ならではの優れた音響特性と軽いボディを両立した驚きの逸品だ
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印刷2021/11/18 12:00

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【PR】JVCケンウッド初のゲーマー向け超軽量ヘッドセット「GG-01」は,老舗ならではの優れた音響特性と軽いボディを両立した驚きの逸品だ

画像集#002のサムネイル/【PR】JVCケンウッド初のゲーマー向け超軽量ヘッドセット「GG-01」は,老舗ならではの優れた音響特性と軽いボディを両立した驚きの逸品だ

 ホームオーディオやプロモニター用ヘッドフォンで人気のJVCケンウッドが,「JVC GAMING」という新ブランドでゲーマー向けヘッドセット市場に進出した。その第1弾となるのが,アナログ接続の有線モデル「GG-01」と,GG-01をワイヤレス化した「GG-01W」の2機種である。

GG-01
メーカー:JVCケンウッド
問い合わせ先お問い合わせ・サポート
メーカー想定売価:9900円前後(税込,※2021年11月18日現在)
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 今回は,アナログ有線モデルのGG-01をテストする機会を得たので,その実力を検証してみたい。


トレンドをキャッチアップした超軽量・小型アナログ有線ヘッドセット


 筆者の場合,JVCのゲーマー向けヘッドセットと聞いて,同社が手がけるホームオーディオのように重厚な路線で来るのかと思っていた。ところが,送られてきたのが,これまでのJVCに抱いていたイメージとは真逆の「超軽量・小型」を売りにするヘッドセットだったことに,まず驚いた。もちろん,JVCは小型・軽量から重厚なものまで,さまざまなラインナップを扱っているのだが。

GG-01の製品ボックス(左)と同梱物(右)。時計回りにヘッドセット本体,マイクブーム,スプリッターケーブル,アナログ接続ケーブルとなる
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 GG-01の公称本体重量は,マイクとケーブルを除いて約199gと,かなり軽い部類に属する。というか200gを切った製品を本誌のレビュー記事で扱うのは,おそらく初めてだと思う。200g前半のヘッドセットでも,かなり軽いという印象なので,現時点で最軽量の部類といっていい。

 本機の軽さを実現するのに一役買っているのが,「ハニカムリブ」という構造であるという。イヤーキャップ(エンクロージャ)内にあるものなので直接見ることはできないのだが,JVC提供の資料によると,これを採用したことで,強度を保ちながら軽量化に成功しているとのことだ。
 ハニカム構造と言えば,蜂の巣のように六角形を隙間なく並べたもので,航空機や自動車,機械部品などで軽さと強度の両立が求められるときに用いるものだそうだ。これをエンクロージャ内部に採用して,内部の補強に利用しているということだろう。

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 今回の試用機は全体が黒色のモデル(白色のモデルもあり)だが,GG-01の全体はツヤ消し黒色の樹脂製で,アームとヘッドバンドの接合部にだけ,メタリックな赤色の部品があってワンポイントのアクセントになっている。
 実測で約97×73mmくらいの楕円形をしたイヤーキャップ部分は,外周部分が大きく面取りされている以外装飾はなく,左右ともグレーのJVCブランド名ロゴと黒色の製品名GG-01がプリントされているだけと,シックな印象を受ける。
 外側に空気孔は見当たらず,資料によれば密閉型とのことだ。

首像に装着した様子。エンクロージャ全体の厚みはそれなりにあるが,横から見たときのサイズはかなり小さめであることが見てとれよう
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 イヤーパッドのサイズは,イヤーキャップよりわずかに大きく,サイズは実測で約100×80mmくらいで,厚みは実測約20mmだ。イヤーパッド外周から内周半分くらいまでは,布素材の「スポーツイヤーメッシュパッド」となっており,残りの内周半分は合皮製だった。メッシュ部分はスポーツメッシュらしく,サラリとした触り心地だ。
 わざわざ布と合皮を組み合わせたイヤーパッドにしているのは,音響調整に一役買っているのかもしれない。

 GG-01のイヤーパッドは取り外し可能で,よくある外周にゴムを引っかけるタイプではなく,パチンとはめ込むタイプだ。取り扱いが楽でいい。
 イヤーパッドを外してみると,スピーカードライバー部分に実測で約4mmくらいの厚みがあるスポンジ素材のスピーカーグリルが貼り付けられていた。これも音響調整用だろうか。

イヤーパッドを外した状態。スピーカードライバーはスポンジ素材の下にあって見えないが,40mm径のものが組み込まれていた。ちなみに,ドライバーの取付角度は保護枠に対して水平で,前後どちらかに傾けたりはしていない
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 プラスチック製のアームは一般的な二点止めで,エンクロージャの上部中央くらいに接続されており,前後どちらにも目視で約100度くらい開く。前後両側に開く製品はちょっと珍しい。
 イヤーパッドの内側は,目を引くスピーカーグリルのネットがややくすんだ赤色で,中央に左右を示す「L」「R」が印刷されていた。

エンクロージャは前後に回転するスイーベル機能があり,魚の開きのようになる。バッグに入れての持ち運びを考慮したのだろう
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 左エンクロージャには,ダイヤルやスイッチ,インタフェースがまとめられている。配置は,装着時の後側,上からヘッドフォン音量調整ダイヤル,マイクミュートスイッチ,アナログケーブル接続端子,マイクブーム接続端子の順だ。

左エンクロージャにまとめられた操作系とインタフェース類
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 樹脂製のヘッドバンド部分は,幅が実測約37mmくらいで,軽量化のためか大きく穴が開けられているので,ほぼ枠だけと言った印象だ。徹底的に軽量化を図っているのが見て取れる。

ヘッドバンド部分には大きな穴が開けられている
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 ヘッドバンドにつながったヘッドパッドはゴム製で,ゴムのバンドが頭頂部と接触して伸び縮みすることで,長さを調整する仕組みになっている。バンドの伸縮性はかなり高い。

ヘッドパッドはゴム製で,柔軟に伸び縮みする
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 ヘッドバンドとゴムバンドの接続部分はスライドして,5段階で調整できる。長さ調整というより,頭頂部にかかる圧力と側圧の調整が主目的だろう。イヤーパッド下側が少し浮いたり,頭頂部の圧が強いと感じたりする場合,サイズが合っていないので,このスライドを上にずらすといい。

ゴムバンドの取り付け部は,スライドして上下に動かせる。スライドさせると結構強めのクリック感がある
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マイクブーム。接続端子部分は独特な形状をしていて,ヘッドセット本体にピタリとはまるという最近流行りの構造だ
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 ツヤ消し黒色のマイクブームは,実測の長さが約154mmで,ブーム部分は曲げて狙ったところにマイクを配置できるタイプのものだ。このタイプのマイクブームは,扱いやすいので好感が持てる。ブーム径も実測約3mm程度と細身なので視界の邪魔になることはないだろう。
 本体との端子部分は4極3.5mmミニピンで,根元には半円に近い凸部分がある。ヘッドセット本体の接続端子部分は凹型のへこみが用意されているので,接続時向きを間違えることはなく,接続時にマイクブームが外れにくくなっている。

マイクを拡大して。一見すると7つの空気孔があるように見えるが,6つは装飾で,実際の空気孔は1つだけだ
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 マイク部分にあらかじめ取り付けられたポップノイズフィルターは実測約37×16mm程度のスポンジ素材で,これを取り外すとツヤ有り黒色のマイクが現れる。マイクのサイズは,端子部分を除いて実測約200×10×7mmくらいで,口の側だけに空気孔が開いていた。

 付属のアナログ接続ケーブルは,両端とも4極3.5mmミニピン端子だ。PC側の端子が3.5mm3極ミニピン端子×2の場合は,付属のスプリッターケーブルを接続する。アナログ接続ケーブルは,端子部分を除いた長さが実測約203cm。スプリッターケーブルは同約11.5cmだ。

アナログ接続ケーブル(上)とスプリッターケーブル(下)。スプリッターケーブルの3.5mm3極ミニピン端子には,ヘッドフォンとマイクのアイコンがあるのだが,もう少し見やすいとよかった
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 GG-01の装着感は,ゴムバンド両端のスライド調節によってだいぶ変わる。筆者の場合,スライドが一番下の状態だと頭頂部にそれなりの圧がかかり,側圧はある程度しっかりながら,若干イヤーパッド下側が浮くか浮かないかくらいになった。これをスライドが一番上の状態にすると,圧はなくなり,浮いた感じもなくなり,側圧もほどほどで軽やかな装着感が得られた。本機においては,スライドを調整して,最適な装着感を得るのが重要だと思われる。

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 スライド調整で最適な設定を見つけると,最軽量クラスの重さもあって,装着感は確かにとても軽い。頭頂部の圧迫感も感じられなかった。側圧が強くないわりに,すぐに外れるようなこともない。イヤーパッド下側が浮いた感じもしなくなる。シンプルな構造でよくできた仕組みだと思う。これなら長時間のプレイでもストレスは感じにくいのではないだろうか。

 GG-01のスペックをにまとめておこう。

表 GG-01の主なスペック
基本仕様 アナログ接続対応,密閉型エンクロージャ採用
サラウンド 非対応
公称本体サイズ 220(W)×55(D)×220(H)mm
公称本体重量 約199g(マイク,ケーブル含まず)
接続インタフェース 4極3.5mmミニピン×1,3極3.5mmミニピン×2(スプリッターケーブル),3極3.5mmミニピンマイクブーム接続×1
搭載ボタン/スイッチ マイクミュートスイッチ,音量調整ダイヤル
主な付属品 アナログ接続ケーブル,スプリッターケーブル
保証期間 1年間
メーカー想定売価 9900円前後(税込)
ヘッドフォン部
周波数特性 10Hz〜26kHz
インピーダンス 32Ω
出力音圧レベル 未公開
スピーカードライバー 40mm径ネオジム
マイク部
方式 エレクトレットコンデンサ型
周波数特性 未公開
感度 未公開
インピーダンス 未公開
S/N比 未公開
指向性 単一指向性
ノイズキャンセリング機能 なし


ドンシャリ型+中域の山という変わった周波数特性


 ここまでの紹介を踏まえて,GG-01をテストしていこう。
 GG-01はピュアアナログヘッドセットなので,計測テストはいつもどおりPCで行っている。リファレンス機材となるデスクトップPCに接続したサウンドカード「Sound Blaster ZxR」に,GG-01付属のケーブルをスプリッターケーブル経由で接続して,2種類の検証を行うことになる。

  • ヘッドフォン出力テスト:ダミーヘッドによるヘッドフォン出力の周波数特性計測と試聴
  • マイク入力テスト:マイク入力の周波数特性および位相計測と試聴

 ヘッドフォン出力時の測定対象は,周波数特性と位相特性で,アナログヘッドセットであるため出力遅延テストは行わない。具体的なテスト方法は「4Gamerのヘッドセットレビューなどにおけるヘッドフォン出力テスト方法」で示しているので,そちらを参照してほしい。また,マイク入力の測定対象は,周波数特性と位相特性で,こちらも具体的なテスト方法は「4Gamerのヘッドセットレビューなどにおけるマイクテスト方法」にまとめたとおりだ。

ヘッドフォン出力品質テスト用のリファレンス波形
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 ヘッドフォン出力時の周波数特性は,Waves製アナライザ「PAZ Analyzer」で計測したデータそのものと,「データのうち,周波数特性がリファレンス波形とどれくらい異なるか」の差分を取った結果を4Gamer独自ツールで画像化したもので示す。リファレンスに近ければ近いほど黄緑になり,グラフ縦軸上側へブレる場合は,ブレが少ない順に黄,橙,赤,下側へブレる場合は,同様に水,青,紺と色分けするようにしてある。
 差分画像の最上段にある色分けは,以下のような音域を左から順に示したものだ。

  • 重低域:60Hz未満,紺
  • 低域:60〜150Hzあたり,青
  • 中低域:150〜700Hzあたり,水
  • 中域:700Hz〜1.4kHzあたり,緑
  • 中高域:1.4〜4kHzあたり,黄
  • 高域:4〜8kHzあたり,橙
  • 超高域:8kHzより上,赤

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 それではGG-01のテスト結果を見ていこう。
 テスト結果を見てすぐ分かるのは,4Gamerのヘッドセットレビューでよく見るグラフ形状とは違うという点だろう。リファレンスとの比較画像を見れば,60Hzを頂点とする低域の山と,5〜7kHz付近に高域の高い山があり,高域のほうが高い高強低弱であることが分かる。しかし,これら以外に600〜700Hz付近を中心に目立つ中域の山が存在している。あまりというか,見たことのない帯域の山だ。

GG-01のヘッドフォン出力特性
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GG-01のヘッドフォン出力特性とリファレンス波形の差分
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 この結果についての考え方は2つある。
 1つは,60Hz付近を低域の山,5〜7kHz付近を高域の山とするドンシャリ型に,600〜700Hzを頂点とする山を加えたというものだ。もう1つは逆に,400Hz付近と3kHz付近を底とする谷を中心に帯域を2か所削ったというものだ。
 筆者は,どちらかというと前者だと思う。というのも,何を言っているのか聞き取るために重要なプレゼンス帯域とは異なり,600〜700Hzの帯域(中低域付近)は,人間の声のボディというか,輪郭的な部分と重なっていて,声の通りやすさを司る帯域(中域)のやや下側になる。ここを強調することで,ドンシャリ型だと効果音に埋もれがちなボイスチャットやダイアログなどを聞き取りやすくする,というアイデアが表れたのではないだろうか。

 実際に,GG-01でステレオ音楽を聞いてみると,高強低弱というよりは,しっかり低域も出ているドンシャリ型に聞こえる。最近のゲーマー向けヘッドセットは高強低弱が多いので,久しぶりにこのタイプの音質傾向を聞いた感じがする。音楽を聞くにはやはりバランスがよく,多くの人が「いい音」だと感じる周波数特性だと思う。先に「60Hz付近が低域の山」と述べたが,45〜250Hz程度の帯域は,差が数dBしかないので,比較的広い低域をほぼ均等に再生できる。そのためか,バスドラムやベースの基音(その楽器における一番低い音)がしっかり前に出てきて心地よく聞こえるのだ。さらに中域の山のおかげか,ボーカルも引っ込むことなく,いいバランスに聞こえる。

 高域もしっかりとしているからか,音源の移動も非常に追いやすい。そして,GG-01で音楽を聞いたときに強く感じるのが,高域の歪みの少なさだ。ポピュラー音楽において,シンバルやハイハットといった金属系楽器は,8kHz以上の帯域で定期的に鳴り続けることが多く,これが歪んで聞こえるヘッドフォンやヘッドセットも結構多いのだが,本機に関しては,この帯域が非常にスムーズでまったく歪んで聞こえないのだ。高域が歪まないので必要以上に前に出てこない。そのおかげでポピュラー音楽を非常に聞きやすくなっている。ゲーマー向けヘッドセットではちょっと聞いたことのない聞こえ方で,さすがはオーディオメーカーのトップヘッドフォンブランド,という印象を受ける。
 なお,マネキンに装着した状態で音楽を流してみたが,音漏れは非常に少なかった。

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 次に,サラウンドゲームタイトルで試聴してみた。GG-01はアナログヘッドセットであり,今のところソフトウェアによるサラウンドソリューションでこれという製品がないので,EPOSのUSBサウンドデバイス「GSX 1000」を用いて,7.1ch機能を有効にした試聴を行った。そのため,サラウンドゲームの試聴にSoundBlaster ZxRを利用していない点は,注意してほしい。

 いつもどおり「Fallout 4」から始めよう。ヘリの前でぐるぐる回ってみると,定位の変化はきちんと感じられて,GSX 1000の優秀なバーチャルサラウンドプロセッサによる処理を聞き分けられる。Fallout 4は平均音圧が最も低い部類のタイトルで,ドンシャリ型だと無線ボイスが引っ込んで聞こえることも多いが,600〜700Hzの山のおかげだろう,そのようなことはなく,ドンシャリ型としては聞き取りやすい。
 一部シーンで聞けるヘリのローター音やエンジン音,あるいは着陸時の「ガシャン」という金属的効果音は低域たっぷりなのだが,こちらも音楽試聴から予想するような激しい重低音ではなく,ほどほどのバランスで再生された。高強低弱よりは重低域がしっかり聞こえるのだが,びっくりするような音量ではない。音楽で必要とされる低域はしっかり再生できる一方で,ゲームにおける効果音の帯域は,あまり出過ぎないようバランス調整がされているのだろう。大体,低域は1つのヘッドセットで音楽とゲーム両方しっかり再生できるか,両方とも控えめのどちらかなので,GG-01の試聴感は珍しい。謳い文句の「音響エンジニアがゲーミング用途に合わせて特別にチューニングを実施」は伊達ではなかった。

 次は,「PROJECT CARS 2」のリプレイを聞いてみた。前後を走る敵車の異なる挙動を把握でき,音源移動も分かりやすい。GSX 1000のサラウンド処理をきちんと聞き取れるヘッドセットだと言っていいだろう。
 Fallout 4同様に,低域の強さはほどほどだ。ヘッドセットによってはドッカンドッカンうるさいワイパー音や,縁石に乗り上げたときの音も重低域まで聞き取れる高強低弱製品よりは低域がしっかりと出てくるが,強すぎて邪魔になることはなかった。むしろ,聞き取りたいと思って聞くとちゃんといる,という印象だ。

 「MONSTER HUNTER: WORLD」(以下,MHW)ではどうだろう。このタイトルでは,実際に村の中を歩き回って音を確認するのだが,ドンシャリ型で気になる足音が「ドスドス」と聞こえる印象はない。高強低弱製品よりは低域が出ているが,気になるようなバランスではないわけだ。
 水車の前で音を聞きながら少し位置を変えると,きちんとサラウンド感は変化する。なんというか,きちんと筆者のチェックポイントをクリアするのだが,よくある「やり過ぎ感」はまったくない。装着感と同様に,音響的にもひたすらプレイ時にストレスをかけないよう配慮した設計にも感じられる。

 PlayStation 4(以下,PS4)版MHWでも試してみた。PS4のDUALSHOCK 4に接続するのに,長さ2mのアナログ接続ケーブルは少し長すぎるのが気になるかもしれない。また,DUALSHOCK 4では出力が低いので,タイトル内蔵のサラウンドを有効にしつつ,ダイナミックレンジを狭くして音を聞き取りやすくしている。
 毎度のことだが,GSX 1000ほどのサラウンド精度は感じられないものの,音源の場所を聞き分けたり,プレイヤーキャラの移動とともにサラウンドの環境音が変化するのが分かったりする程度には,十分感じられる。GG-01や同クラスのヘッドセットでサラウンドを有効にして一度でもプレイすると,低品質なヘッドセットには戻れないと思う。


ヒスノイズ極小の優れたマイク


マイク入力品質テスト用のリファレンス波形
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 最後にマイク入力テストを見ていこう。こちらもPCとZxRで計測を行っている。1.2kHz付近の谷は,計測環境から毎回測定されるので気にしなくていい。16kHz以上の落ち込みも同様だ。
 それらを除くと,125Hz付近が一番高く,そこから高域にかけてなだらかな右肩下がりという,最近では珍しい周波数特性になっている。資料にはマイク性能に関する記述はなかったが,テスト結果から位相は完璧であり,モノラルマイクと推測される。

GG-01のマイク入力特性
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GG-01のマイク入力特性とリファレンス波形の差分
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 自分の声を録音して聞いてみて驚いたのは,アナログマイクなのに,ノイズリダクション処理をしたかのように高域のヒスノイズを集音しない点だ。16kHzまで集音してこのノイズの少なさは,特筆すべき点であろう。
 低周波のルームノイズは若干聞こえるが,注意深く大音量で聞いて分かる程度と,非常に小さい。右肩下がりということもあり,ゲームチャット用としては若干温めの音質傾向だが,ノイズの少なさはこれまで試したゲーマー向けヘッドセットの中でもトップクラスと言える。
 余談だが,もう少しパリッとした音にしたい場合,サウンドデバイスにもよるが,ハイパスフィルターをかけるなど低域をカットするか,トレブルコントローラで高域をブーストするといった調整を行うといい。


工夫された音響特性を,ストレスを感じさせないパッケージに組み込んだ意欲作


 JVCのゲーマー向けヘッドセット第1弾たるGG-01は,筆者の想像と異なり,最近のトレンドをきっちりとキャッチアップした製品に仕上げられていた。ミニマルな外観で最軽量クラス,小型で装着感が良好といった点に,それらが表れていよう。
 それでいて,音質傾向は音楽ではドンシャリ,ゲームではむしろ高強低弱に近いという珍しい結果となり,ドンシャリ型の「ゲームだと低域がうるさすぎる問題」を解決している。さらに,高域の歪みの少なさは耳の疲れ軽減に間違いなく寄与しており,中域に山があるおかげか,声が後ろに引っ込むこともない。
 マイクにおけるノイズの少なさも異常といっていいくらいで,仕様としてはトレンドに乗りながら,音質面では老舗のヘッドフォンブランドが有するノウハウをゲーム用に最適化してきた,という印象だ。語ることも多い,面白い製品だと思う。

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 ただ,いつも言っていることだが,サウンドデバイスはいいものを使ってほしい。GG-01の高いポテンシャルを発揮するには,音を出力するサウンドデバイスにも相応に優れたものが必要だからだ。

Amazon.co.jpでGG-01を購入する

JVC 公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    JVC GAMING

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