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「ガンダムメタバースプロジェクト」の構想や,「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主人公&機体が公開に。第3回ガンダムカンファレンスレポート
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印刷2022/03/29 19:42

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「ガンダムメタバースプロジェクト」の構想や,「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主人公&機体が公開に。第3回ガンダムカンファレンスレポート

 バンダイナムコグループは本日(2022年3月29日),「第3回 ガンダムカンファレンス」をオンラインで開催した。本イベントでは,ガンダムのIP価値を向上させ,SP(Social Property,社会的アイコン)として成長させるための構想として,新たに「ワールドワイド戦略軸」「作品軸」「GUDA(GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION)軸」のプロジェクトをスタートすることが発表された。

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ワールドワイド戦略軸:「ガンダムメタバースプロジェクト」


 ワールドワイド戦略軸の事業として,「ガンダムメタバースプロジェクト」が発表された。バンダイナムコグループのガンダム事業統括者を務める,チーフガンダムオフィサー(CGO) 藤原孝史氏は,このプロジェクトを「世界中のガンダムファンが集い,語り合い,さまざまなカテゴリーに接触する場の創出」と表現する。
 ただ,「メタバース」の定義が日々進化している現在の状況では,「ガンダムならではのメタバース」を作る必要があると考えているという。また「ガンダムの歴史はファンとともに作り上げてきた」とし,「バンダイナムコグループのIPメタバースは,IPにとってだけでなく,ファンにとって魅力的な場をファンと共に共創していくことが重要」と語った。

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 そのためガンダムメタバースプロジェクトは,最初からメタバース空間の完成形を目指すのではなく,さまざまなカテゴリーにさまざまなユーザーがいるガンダムというコンテンツにおいて,まずはカテゴリーごとにバーチャルコミュニティを用意し,それらを連携させるとのこと。
 各バーチャルコミュニティは,広大な宇宙に浮かぶスペースコロニーと位置付けられ,それらをつなぐことで1つのガンダムメタバース宙域「SIDE-G」を構成するそうだ。SIDE-Gには,アニメ,ガンプラ,ゲーム,音楽など,さまざまなカテゴリーのスペースコロニーが続々と打ち上げられていくという。

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 まず最初に打ち上げるのは「ガンプラコロニー」で,2021年にも期間限定でテスト運営が行われた「THE GUNDAM BASE VIRTUAL WORLD」の正式サービスを目指し,ガンプラコロニー店が2022年秋に期間限定オープンする予定だ。また,バンダイナムコIDに紐付く「マイルーム機能」を実装し,ガンプラ作品を通したコミュニティ形成を目指すという。

 さらに,このプロジェクトには,バンダイナムコグループの強みである「デジタルとフィジカルの融合」として,ガンプラをスキャンして対戦できる「ガンプラバトル」も実装される予定だ。そのほかにも「ガンプラコンテスト」や「ガンプラオンライン講座」なども展開していくという。

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 2023年の打ち上げに向けて,「esportsコロニー」が鋭意開発中であることも紹介された。このコロニーは,2022年内にローンチ予定のチームシューター「GUNDAM EVOLUTION」PC/PS5/Xbox Series X/PS4/Xbox One)や,配信中の「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」PS5/PS4)を扱い,日本だけでなく海外に広く展開することを目指すそうだ。

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 ガンダムメタバースプロジェクトでは近い将来,バンダイナムコグループ以外の企業の参入を促していく。一般ユーザーがガンダムを使ってビジネスをする場の提供,すなわちUGC(User Generated Content)を許諾し,C to Cビジネスを促進していく。藤原氏は「ユーザーにより新たなガンダムコンテンツが生まれ,それが公式のものになる可能性を秘めている」とし,「ファンと共創したガンダムIPのさらなる拡大につながる」と展望を語った。

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 こうした取り組みにより,ガンダムメタバースプロジェクトでは,まずガンダムファン100万人都市,ゆくゆくは1000万都市の生活圏構築を目指すという。そして,バンダイナムコグループのガンダム関連の2025年度における売上1500億円を実現するとともに,2026年度以降はさらなる規模へと成長させていくと,藤原氏は意気込みを見せた。
 カンファレンスでは,「ガンダムビルドダイバーズ」で描かれた,“誰もが自分だけのガンプラに乗り込むことができるコンテンツの開発”を進めていることも明かされた。


作品軸:テレビアニメ最新作「水星の魔女」


 2022年から2023年以降にかけて,公開されるガンダムの映像作品はすでにいくつか発表されているが,それらについて藤原氏は「今までのファンの皆さんに喜んでいただくことに加え,今後を支える新規ファンを獲得する作品を展開していく」と説明する。

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 その筆頭として紹介されたのが,2022年10月より放映予定のテレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」である。カンファレンスでは,そのティザーPVとキービジュアルが公開された。藤原氏によると,「水星の魔女」はシリーズの根幹を踏襲しつつ,初の女性主人公を中心に新しい世界観を提示するという。


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主人公機「ガンダム・エアリアル」もお披露目となった
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ガンダム・エアリアルのガンプラ化も発表に
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バンダイナムコグループの総力を挙げて「水星の魔女」を商品化する予定だ
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 そして,テレビアニメ本編の前日譚「水星の魔女 PROLOGUE」が,2022年夏に公開予定であることも明かされた。登場するモビルスーツのガンプラ化も決定しており,藤原氏は「1つのガンダム作品として見応えのある映像をお届けする」と話していた。

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 2022年夏には,横浜・動くガンダム,お台場・ユニコーンガンダム,上海・フリーダムガンダム,福岡・νガンダムの全ガンダム立像がリンクするイベント「GUNDAM NEXT FUTURE LINK THE UNIVERSE」を,GUNDAM FACTORY YOKOHAMAやTHE GUNDAM BASE VIRTUAL WORLDで実施するとともに,「水星の魔女 PROLOGUE」を披露することも発表された。
 さらに日本で開催する「水星の魔女」をフィーチャーしたガンダム総合イベント「GUNDAM NEXT FUTURE」や,世界各地のガンダムイベントでも,「水星の魔女 PROLOGUE」を上映するそうだ。

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GUDA軸:「GUNDAM OPEN INNOVATION」


 GUDAは「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION」の略で,人口問題,環境問題,宇宙進出などガンダムの世界同様に我々が未来に抱える社会問題を考えるサステナブルプロジェクトだ。この軸のプレゼンテーションでは,2021年6月より募集していた「GUNDAM OPEN INNOVATION」の採択結果が発表された。採択されたパートナーは以下の囲みの通りだ。

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【ロボット】
株式会社乃村工藝社(チームBALL)
アスラテック株式会社(チームBALL)

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【ロケットエンジン】
神奈川大学宇宙ロケット部
株式会社SPACE WALKER

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【都市・コミュニティー】
avatarin株式会社
大分県
大和大学社会学部

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【宇宙・月面探査】
高砂熱学工業株式会社
東京理科大学 スペースシステム創造研究センター

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【医療・倫理】
慶應義塾大学
国際医療福祉大学 成田病院

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【素材開発】
自然科学研究機構 核融合科学研究所(チーム宇宙世紀の矛と盾)
東北大学(チーム宇宙世紀の矛と盾)

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【サポートチーム】
株式会社NTTデータSBC
日本マイクロソフト株式会社

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 藤原氏は,GUDAについて「個人や企業の枠を越えて新しくチャレンジすることの重要性,また宇宙世紀に向けて協力することの大切さを世界に向けて発信していきたい」とし,今回採択された各社を「その思いを伝えていく第1次メンバー」と表現。「引き続き,賛同する人たちとともに,さまざまなアクションを実行できると実感している」と話していた。

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2025年開催の大阪・関西万博のガンダムパビリオンにて,GUDAの成果が発表される予定
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