「Breakwaters」の最新トレイラーが公開。水の表現にこだわり抜いた，孤島を舞台にしたサバイバルアクション

　北米のゲームデベロッパSoaring Pixels Gamesは日本時間の2021年7月9日，開発中のPC向け新作ソフト「Breakwaters」の最新トレイラーを公開した。

「Breakwaters」公式サイト

　現在，クローズドβテストが行われている「Breakwaters」は，自動生成された島々が広がる360平方kmにもおよぶオープンワールドを舞台に，サバイバルを繰り広げるアクションアドベンチャーだ。プレイヤーは何もない状況からスタートし，生活拠点を築いたり，資源を集めてさまざまなアイテムを作り出したり，漁業や農業をしたりしながら，世界を探検していくという。ソロプレイのほか，オンラインのCo-opにも対応する予定だ。


　ゲームがこだわっているのは「流体表現」で，公開された映像では，クリスタルと呼ばれるアイテムを使って水を自在に操る様子などが確認できる。谷を湖に変えたり，水門を開いて低地に水を引き入れたりなど，物理法則に則った水の動きは非常にリアルだ。ポンプなどのアイテムも作れ，水の流れを使ったパズル的な要素も用意されると思われる。

　この世界には，「タイタン」と呼ばれるクリーチャーも存在し，プレイヤーを襲ってくる。島のように巨大なタイタンがビームを放ち海面を2つに割ったり，ヤシの木よりも背の高いタイタンが迫ってくる様子は迫力満点。このほか，敵対的な人間達やイノシシなどの野生動物とも遭遇するようで，サバイバルは簡単ではないだろう。


　映像ではまた，さまざまなボートも確認できる。簡単にクラフティングできるものから，設計図を見つけて貴重な資源を手に入れなければ作れないものまであり，とくにグライダーのように空を飛べるボートは，美しい光景と相まって，思わず乗ってみたくなる。


　2020年頃に発表された本作は，途中でKickstarterのクラウドファンディングを成功させつつ，着実なペースで開発が進められているようで，アーリーアクセス版のリリースは今年のQ2またはQ3が予定されている。Steamのストアページもすでにオープンしており，日本語のサポートは行われないとのことだが，Kickstarterのキャンペーンページでは日本語ローカライズのほか，コンシューマ機版への移植も予定しているとあるので，続報を楽しみにしたい。