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印刷2021/02/19 12:00

プレイレポート

「エンパイア・オブ・シン」のインプレッションをお届け。禁酒法時代に群雄割拠するギャングとなり,シカゴの支配を目指そう

 セガは,「Empire of Sin エンパイア・オブ・シン」のSwitch / PS4版を2021年2月25日に発売する。本作は1920年代,禁酒法時代のシカゴを舞台に,群雄割拠するギャングの1人となって勢力争いをくり広げるストラテジーゲームだ。PC版は2020年12月に配信されており,国内向けのコンシューマ機版は,セガとParadox Interactiveのパートナーシップによって展開される。

画像集#001のサムネイル/「エンパイア・オブ・シン」のインプレッションをお届け。禁酒法時代に群雄割拠するギャングとなり,シカゴの支配を目指そう

 Paradox Interactiveといえば「ハーツ オブ アイアン」「Stellaris」など,国家クラスの運営を行う硬派シミュレーションで知られるが,本作の開発はRomero Games。「DOOM」「大刀」「Quake」で知られるジョン・ロメロ氏が率いるソフトハウスである。
 そのため,いわゆる“パラドゲー”とは少々趣が異なり,「XCOM」のようなターン制の銃撃戦をメインに据え,ギャング組織で金儲けをする経営のエッセンスを楽しめる内容に仕上がっている。本稿では,Switchの開発版を使用したインプレッションをお届けしよう。

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長いものには巻かれ,弱い奴を食い物にして着実にのし上がれ!


 プレイヤーはギャングのボスとなり,他勢力のボスと戦ったり手を結んだりしながら自分の勢力を広げていく。選べるボスは,ギャングの代名詞ともいえるアル・カポネをはじめとする14人。それぞれがユニークな必殺技「ボスアビリティ」や,組織運営に役立つ「組織ボーナス」「外交ボーナス」を持っており,得意分野が異なる。
 とはいえ,キャラクターの特徴については実際に操作しないと分からないことが多い。まずは「カッコイイからアル・カポネ!」とか「敵をバットで殴るボスアビリティが『アンタッチャブル』っぽいフランク・ラーゲン!」といったように,まずはノリで選んでも構わないだろう。

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 本作は探索パートバトルパートによって構成されている。探索パートでは,ボス自身が構成員とパーティを組んでシカゴを散策。クエストを遂行したり,他のボスと会談したりする。戦闘の際はそのまま画面がズームしてバトルパートになだれ込む。一般人が行き交う道路や,狭い路地でも戦ってしまう辺りが,場所を選ばないギャングの抗争っぽい。

探索パートではシカゴの街を移動
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バトルパートはターン制になっていて,敵組織や警察と戦う
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 探索パートではリアルタイムで時間が経過する。ほかのボスたちは自分の勢力を伸ばすべく行動しており,ぼーっと眺めている暇はない。ポーズを使ってじっくりと状況を把握して方針を決め,テキパキと動くのが攻略のコツだ。
 スタート時点で,自分の組織はまだまだ弱小だ。のし上がるには,商売をする建物が必要となる。建物は空いているものを買う,もしくは他の組織や「暴漢」が押さえているものを奪うことで手に入る。序盤は金がないので,ギャングらしく奪い取るといいだろう。
 建物を奪うには,そこを守る組織の護衛や暴漢を皆殺しにすればいい。いきなり押しかけてトミーガンや散弾銃をぶっ放す辺りがギャングっぽく,好きな人にはたまらないだろう。
 しかし,大きな組織の建物にはたくさんの護衛がいるし,勝てたとしても他勢力との関係が悪化して,戦争の可能性が高まる。戦争となればお互いに店やセーフハウス(拠点となるアジト)を襲撃し合うことになるため,無事では済まない。その点,どの組織にも属さない暴漢ならそうした心配はない。まずは厄介な勢力には逆らわず,弱い相手をシメていこう。

赤い建物は自分の組織が所有しているもの。緑のアイコンが付いている建物は金で買える
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 金やアイテムを略奪した後,制圧した建物はうち捨ててもいいし,自分の所有物にしてそこで商売をしても良い。ギャングの商売は5種類。ご禁制の酒を造る「醸造所」とそれを振る舞う「もぐり酒場」。なぜか色っぽい下着のお姉さんがうろつく「下宿」。賭け事で客から金を巻き上げる「カジノ」。そして,集客力を上げて他の商売の効果を高める「ホテル」を営める。
 もぐり酒場は儲かるが,醸造所からの供給を安定させなければならず,警察による手入れを受ける可能性が高い。一方,下宿は手入れの可能性が低いもののローリターン。カジノは大もうけできそうだが,客側が勝ってしまう可能性があるために収入が安定しない……といった具合。いずれも一長一短である。

暴漢がのさばっていた建物は殺風景だったが,酒場に作り替えるとオシャレになった
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 手入れを受けると一定期間営業停止となり,その店から収入を得られなくなる。一応,手入れに抵抗することもできるが,敵はやたら強い「捜査局取締官」。彼らはコートに山高帽という紳士然とした服装だが,バンバン銃をぶっ放し,突っ込んできてステッキで殴りつけてくる。
 店に自動配備される護衛ではとても歯が立たないし,自分(ボス)が手下を率いて応戦しても被害が大きい。特に,ダメージを受けすぎた者は「重傷」状態となってしばらくパーティを離れてしまうので痛い。そんなことになるよりは,抵抗せずに降参してしまうのが現実的だ。長いものに巻かれつつ,営業停止期間が過ぎたら再び稼ぎ始めよう。ゲームの中でもギャングらしい処世術が有効なのだ。
 まとめると,手入れの影響をあまり受けないようにしつつ,いろいろな商売を組み合わせて稼がなければいけないというわけで,この辺りは経営シミュレーションっぽい面白さといえる。

「捜査局取締官」はやたらに強い。逆らおうものならステッキでボコボコにされる
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「重傷」状態になると,しばらくパーティを離れてしまう
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 商売を広げるだけでなく,ほかのボスたちとの関係も重要だ。ボスたちはそれぞれの思惑で動いており,取引を申し込んできたり,脅してきたりとさまざまなアプローチをかけてくる。弱小勢力としては全てのボスに良い顔をしておきたいところだが,そうもいかない。
 ボス同士にも関係性があり,「オレと一緒に戦争して,アイツをぶっつぶそうぜ!」とか「お前,仲良くしているアイツと手を切れ!」なんてことをいわれる場合があるからだ。状況によっては,対立する2つの組織から同時に「オレの味方になれ!」と言われたりするからややこしい。
 下手をすると,ほかの組織が起こした戦争に巻き込まれ,せっかく手にした店が襲撃されるなんてこともあるので気を付けたいところ。強面のボスを前に,どんな受け答えをするかと頭を働かせるのもギャングの雰囲気を味わえて楽しい。

ボスは強面の連中ばかり。会談シーンでどう振る舞うかは自分で決められる
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ほかのボスもそれぞれ独自に行動しており,互いに戦争することもある
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敵対する2つの組織から,味方に付けと誘われることも。どちらかに付くか,それとも傍観を決め込むか?
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障害物を渡り歩く緊迫のガンファイトを,ボスの必殺技が彩る


 ターン制バトルパートは銃撃戦がテーマになっており,「XCOM」シリーズからの影響が強くみられる。この手のゲームの経験者であればすぐに慣れるだろう。
 本作の主力武器は拳銃やマシンガンといった銃器類で,まともに突っ込むとハチの巣にされる。そのため障害物に隠れて戦うのがセオリーとなる。障害物を選ぶ際には,大きさと向きが重要だ。柱や壁といった高い障害物なら「フルカバー」,テーブルや木箱など低い障害物なら「ハーフカバー」となり,前者の方が防御効果が高い。ただし障害物も万能ではなく,側面に回り込まれれば無意味になる。お互いの位置関係や移動範囲から最適な障害物を選んで隠れながら,敵の側面に回り込むことが重要だ。
 前述したように,ダメージを受けすぎた者は重傷状態となってパーティをしばらく離れてしまうので,攻撃されるリスクはできるだけ抑えたいところ。戦いに慣れれば,自然と立ち回りは障害物の間を渡り歩くようなものとなり,銃撃戦のスリルを堪能できるだろう。

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障害物に隠れた敵も,側面を突けば無防備だ
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敵のHPを0にしても,死なずに「ダウン」状態になる場合がある。この時は「処刑」コマンドの出番。敵を残虐に殺す特殊なフィニッシュが見られる
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 戦いのアクセントとなるのが「監視」「タレント」,そして「ボスアビリティ」である。監視はその場に留まって一定範囲を見張り,そこで動いた者があれば敵のターン中でも発砲できるという待ち伏せ攻撃で,うまく決まれば爽快だ。
 タレントはいわゆるスキルのことで,敵の攻撃を自分に引きつけたり,仲間を治療したりとさまざまな効果を持つ。ただ,1人ですべてのタレントは取得できないため,役割分担や取捨選択が重要となる。

「監視」は範囲内で動いた者を撃つ。「XCOM」系でお馴染みの待ち伏せ攻撃だ
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「タレント」は同じティアに属するタレントのいずれかを選んで習得する
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 そしてボスアビリティは,その名の通りボスの必殺技。バットで相手を殴ったり,ナイフで敵を切り刻んだりと残虐かつ強力だ。
 単純な攻撃技だけでなく,特殊な効果を持つユニークなものも存在する。例えば,エルヴィラ・デュアーテのボスアビリティ「悪魔の吐息」は,敵を洗脳して自ら操作できるというものだ。厄介な捜査局取締官も洗脳してしまえば,こちらが厄介な技で相手を攻め立てられる。要するに相手を便利な捨て駒にするアビリティなのだ。洗脳した相手を敵陣のただ中に突撃させて同士討ちさせる……こういった戦法もまたギャングらしいやり方だ。

エルヴィラの「悪魔の吐息」。厄介な捜査局取締官も洗脳してしまえば,こちらのものだ
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 プレイしていて印象深かったのが,構成員たちにはそれぞれにバックボーンが設定されており,ゲームを進めていくと感情移入できる仕掛けが用意されていたことだ。
 構成員は,特定の条件を満たすと雇える,ボスと一緒に行動する手下たちのこと。名前もない護衛たちとは違い,医療ミスの汚名を着せられた闇医者や,恋人の仇を追う殺し屋など,過去に大きな闇を抱えている者ばかり。ボスとの関係が深まれば,彼らから過去の清算を手伝ってくれるよう頼まれることも。うまくいけば「忠誠度」が上がるものの,対応を誤るとボスの下から去ってしまうこともある。単に都合の良い仲間ではないところがドラマチックだ。

構成員のマリア・ロドリゲスから,敵討ちの手伝いを頼まれた。敵討ちの最中には何度か選択肢が出るが,対応を誤るとマリアが怒って組織を抜けると言い出す。果たして引き留められるのか
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 彼らの個性を表すのが「特性」だ。いわゆるパッシブスキルだが,単にパラメータが上がるものばかりではなく,「味方が死ぬと戦闘から逃げ出す可能性がある」「味方のHPが減ると焦って周囲を乱射する」といった人間らしいものも存在する。こうした特性が偶然発動することでハプニングが起こり,戦いが有利になったり不利になったりする。
 また,特定の武器でキルを重ねるなど条件を満たすと新たな特性を手に入れたり,長時間ともに行動した構成員たちが恋愛関係になったりというように,ゲームを進めることで自分だけのドラマが生まれていくのは特に面白いポイントだと感じた。

「一触即発」は味方のHPが減ると焦って周囲を乱射する特性。この戦闘では,特性が発動したおかげで有利に進んだ
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行動をともにした構成員たちが恋愛関係になることも(左)。構成員のヘマにどう対処するかも自分で選べ,結果が変化していく(右)
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 少々気になったのは,コントローラでの操作にクセがあることだ。特に戸惑ったのが「カーソルモード」と「仮想カーソルモード」。これはどちらもカーソルを出して画面内をクリックするモードなのだが,前者はマップをスクロールさせられるが画面上部に並ぶ機能アイコンを押せず,後者はその逆。どちらのモードも画面上にカーソルが出るという点では同じで,それでいて使い道が異なるのでこれはなかなかにややこしい。

Switch版の標準ボタン設定。「カーソルモード」と「仮想カーソルモード」を使い分ける必要がある
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 探索パートでは,ポーズをかけないとどんどん時間が経ってしまうので,度々”ポーズして時間を止めて戦略を練る”ことが重要になってくる。そのためには「仮想カーソルモード」で画面上部のポーズアイコンを押す必要があるのだが,その際に「カーソルモード」と「仮想カーソルモード」を間違えるという誤操作が頻繁に発生するのだ。慣れれば誤操作は減ってくるが,少々のやりづらさは残った。

 また,PC版ではバグの問題が取りざたされているが,Switch版も完全に安定しているわけではないようだ。今回の開発版のプレイでは,クエストが進行不能になって詰むようなバグには遭遇しなかったものの,ローディングで暗転したまま,しばらく経っても動かない現象が起きたり,戦闘時のアイコンが2つに増殖し,タレントやボスアビリティを2回ずつ使える現象が起こったりした。アップデートでの改善を期待したいところだ()。

※発売日に不具合修正をするDAY1パッチが配信される予定とのこと

 ストラテジーといえば,じっくり腰を据えて遊ぶジャンルという印象があるが,今回はSwitch版をプレイしたため,気軽にバトルだけプレイするといった遊び方もできた。スリープからの復帰も早く,ふとしたときに起動してサクッと気軽に遊べるのは嬉しいポイントだ。
 ただ,携帯モードのときは解像度が落ちるため,情報が少し見づらくなるという点は注意しておこう。筆者は気にならなかったが,人によっては好みが分かれるかもしれない。高画質で遊びたい人はテレビモードでのプレイやPS4版の購入を検討してみるといいだろう。

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