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「龍が如く最新作」助演女優オーディション合格者発表会をレポート。1000人を超える応募者からグランプリが決定。気になる新情報は8月29日に発表に
全国から1000人以上の応募者があった本オーディション。一次の書類審査と二次の面接を経て10名のファイナリストが選ばれており,今回は,その中からグランプリが決定する最終オーディションとなっていた。
ゲーム中に出演できる審査員特別賞のサプライズ発表もあったイベントの模様をレポートしていこう。
今回のオーディションのグランプリ獲得者は,ゲームの主人公「春日一番」のパートナーとなるメインキャラクター。そのためか,女優を中心とした演技の経験がある女性も多くエントリーしていたのだが,最終審査に残った10名の中には会社員や看護師といった参加者も残っていた。
「龍が如く」最新作,助演女優オーディションの二次審査の模様をレポート。作品の顔となるキャラクターには,演技や歌も求められる
セガゲームスの「龍が如く最新作(仮称)」に出演する女性キャラクターのオーディションの審査が現在進行中だ。主要キャラクターの1人として出演できるという栄誉に挑む,1000人以上の応募者の中から一次審査を通過した約60名が二次審査へと臨んだ。
10名の主な審査の様子はYouTubeでも公開されているので,そちらもご覧いただきたい。
結果発表を前に,龍が如くシリーズ総合監督の名越稔洋氏は,「15年ほど前より龍が如くという作品を通して,ゲームとしてできることをもっと増やし,そしてそれができることを証明するために,常にチャレンジを続けてきました」と語った。
さらに「映画などと同様にオーディションをすることでゲームに出演ができて,作品が盛り上がり,認めてくれる人が増えることで,自分達と同じ夢に参加してくれる人をさらに増やす。一つの新しいムーブメントとして,こうしたオーディションを続けてきた」と話す。
龍が如くシリーズ総合監督 名越稔洋氏 今回は「役者」として活躍してもらえる人を探すためにオーディションを実施し,いくつかのステップを踏んで今日この日を迎えられたことを嬉しく思う,と感謝の気持ちを述べた |
ステージでは10名のファイナリストが最後の自己PRを行い,さらに,これまでの審査の成績を合算してグランプリが決定する。
エントリーNO.1:宮越愛恵さん(レースクイーン・モデル/26歳) ゲームファンとしての自分をアピールし,壇上では特技の“歌と振り付けの早覚え”で得た歌を披露 |
エントリーNO.2:藤田あさかさん(看護師/21歳) これまでスポーツや音楽などの活動から学んだ“自分との勝負”,“人とのつながりの大切さ”を大事にしていることを述べた |
エントリーNO.3:椎名結加さん(会社員/22歳) 二次審査から龍が如くシリーズの大ファンであることを猛アピールしており,この壇上でもその熱い思いを審査員にぶつけた |
エントリーNO.4:相沢菜々子さん(タレント・モデル/22歳) 審査中はほかの誰よりも失敗してしまったことを反省しつつも,そこで学んだことを恩返しのつもりで演じたいと語る |
エントリーNO.5:安 美咲さん(女優/26歳) 自身の特技である空手で,当日の目標を書き込んだ木の板を壇上で叩き割って自己PRした |
エントリーNO.6:北川都喜子さん(女優/32歳) 「私の次の目標は,春日一番とともに戦い,人生をより熱いものとすることです」と思いを語り,竹光を手に殺陣の形を披露 |
エントリーNO.7:鎌滝えりさん(女優/24歳) 龍が如くシリーズは,姉がプレイする横でずっと見てきたという。経験のない声の芝居に不安はあるが,がんばりたいと語った |
エントリーNO.8:里々佳さん(女優・モデル/24歳) 自分の殻を破るために,今回のオーディション挑んだと述べる。妹以外に誰にも見せていないという歌まねを披露した |
エントリーNO.9:沢すみれさん(タレント/24歳) 今回のオーディションで,自分にはできないことを知り,できるようなりたいと思った“演技”を本作で挑戦してみたいと述べる |
エントリーNO.10:柳いろはさん(タレント/28歳) かつて自身が窮地に陥ったときに,この龍が如くという作品に助けられ,開発陣に向けて涙声で感謝の気持ちを伝えた |
開発陣による最終審査が終わりグランプリの発表を,といった前にちょっとしたサプライズのアナウンスがあった。当初,本オーデイションで決定するのはグランプリ受賞者1人との話であったが,ファイナリスト10名の豊かな個性を尊重し,急遽「審査員特別賞」が設けられることとなった。
審査員特別賞に選ばれたのは,宮越愛恵さん(エントリーNO.1),里々佳さん(エントリーNO.8),沢すみれさん(エントリーNO.9),柳いろはさん(エントリーNO.10)の4名で,彼女達も最新作に出演することが明らかにされた。
手前の左から沢さん,里々佳さん,柳さん,宮越さん |
そして気になるグランプリ受賞者は,エントリーNO.7の鎌滝えりさんに決定。メインキャラクターとしての出演が決定した鎌滝さんは「本当に“ありがとうございます”の言葉しかない」と感謝の言葉を述べ,「選んでいただいたからには、春日一番を誰よりも愛して,一緒に歩んで行けたらと思う」と今の気持ちを明かした。
グランプリとなった鎌滝さんには,ケープとティアラ,そして副賞の賞金100万円が授与された |
自己PRでも述べているように,声の演技の難しさに「どうやったら(周りの人に)追いつけるか」という気持ちを抱えつつも「楽しみでもあります」という鎌滝さん。このオーディションは自分がこれまで経験した中で,一番楽しく挑めたとのこと。中でも,春日一番役の中谷一博さんとの掛け合いによる演技審査は本当に勉強になったそうだ。
名越氏によると,「語りが自然体」「彼女の空気感」といった部分に惹かれたとのこと。また,完成された魅力のある女優もこれまでたくさん仕事をしてきたが,今回はゼロからのスタートということで,自分達と一緒に試行錯誤しながら共に作品を作っていけるような方を選んだ,と選考の理由を語った。
鎌滝さんや審査員特別賞の4名の役柄について名越氏は,「彼女らに決まったことによって,さらに面白くなることは必ずあると思う。お互いにやってみたい,やらせてみたいという演技ができるようなものをこれから提案していくので,決まるのはこれからです」と述べた。
さらに,鎌滝さんの清楚な印象を「ぶち壊したい」という気持ちもあり,演じる本人の持ち味をそのまま生かすのも,あえてぶち壊すのも一つの方向性であり,それを見る側の驚きや喜びに繋げられればいいとも語った。
単にメインの女性キャラクターのオーディションをしたということだけで終わってほしくはなく,ここから彼女らをゲームのキャラクターとしてどういじっていくのかにも期待してほしいと続けた。
龍が如く最新作(仮題)に出演が決まった5名 |
最後に名越氏は「彼女たちの今後のエンターテインメントにおける活動のきっかけとして,助力できればという思いがあり,そうしたいろいろな思いやエネルギーを得て,龍が如くという作品を軸に,まい進していきます。
また今回オーディションに応募された1000人を超える皆さんの思いを,受賞者の彼女らは背負ってがんばっていかなければならないので,改めてお祝いの拍手を贈っていただきたいと思います」とコメントし,会場内に沸いた大きな拍手でイベントは終了となった。
なお来たる2019年8月29日に,「龍が如く最新作」(仮称)の詳細情報を公開する記者発表会が行われるとのこと。ファンはそちらにも注目しておこう。
「龍が如く最新作(仮称)」公式サイト
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