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全編ビデオ映像で展開される異色作の復刻版「Night Trap - 25th Anniversary Edition」がリリース
日本でもリリースされたので,プレイ経験があるベテランゲーマーもいるだろうが,Night Trapはスタジオで撮影した実写映像のクリップをゲームの展開に合わせて流すというというインタラクティブムービーの一種だ。
そのストーリーは,プレイヤーが特殊部隊SCATの一員となり,とある家のパーティに誘われた5人の少女を,吸血鬼の手先であるオーガーから守るというもの。といっても銃や格闘でオーガーを倒すのではなく,邸宅内に仕掛けられた監視カメラとトラップを駆使するのだ。
Night Trapは,当時暴力ゲームに対する批判が強かったアメリカで「女の子を殺すのが目的のゲーム」という誤解を生み,議会で問題視されるなどしたため,移植や続編開発はなかったという。その経緯については「奥谷海人のAccess Accepted第434回:怪作“ナイトトラップ”は復活できるのか」を参照してもらいたいが,2014年に行ったクラウドファンディングは結局失敗しており,その後はパブリッシャのScreaming Villainによって,今回のリリースに結びついたようである。
新たにサバイバルモードが追加され,映像の高解像度化や,ユーザインタフェースの改善も行われており,開発者インタビューなどのコンテンツも収録されている。
PC版は日本でもSteamで購入できる。残念ながら日本語表示には対応していないが,当時オリジナル版を楽しんだ人や,FMVゲームを体験してみたいという人は,プレイしてみるといいだろう。
「Night Trap - 25th Anniversary Edition」公式サイト
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