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アメリカ南北戦争をテーマにしたFPS「War of Rights」がKickstarterのキャンペーンに成功
「War of Rights」は,1861年から1865年にかけて,アメリカ北部を基盤にするアメリカ合衆国と,南部のアメリカ連合国が激突した南北戦争をテーマにした作品で,プレイヤーはいずれかの勢力に属し,前線に身を投じる兵士として戦いに挑む。「アンティータムの戦い」「ゲティスバーグの戦い」「ペリービルの戦い」といった,歴史に残る激戦も体験できるようだ。
今のところ,参加可能なプレイヤー数は公表されていないが,ムービーを見る限りでは一軍に200人近い兵がいるようにも思われる。
「War of Rights」のゲームエンジンには「CRYENGINE」の最新版が採用されており,当時のアメリカ中東部にあった農村の風景をリアルに再現するという。キャンペーンの目標額を上回る資金の獲得に成功したことにより,生い茂る原生植物や建物内部のインテリアのグラフィックスも細かく描かれるようだ。
南北戦争の時代は,1つの弾丸を装填するのに数十秒も要するマスケット銃が主流で,兵士が隊列を組んで前進していく「肉の盾」戦法が活用されるなど,戦術は洗練されていなかった。過酷な環境からくる病死者を含めると,犠牲者は両軍で60万人にものぼるとされており,まさに未曾有の激戦と呼べるだろう。その戦いを1人称視点のシューティングゲームとして描く作品は珍しく,期待がかかるところだ。
「War of Rights」の公式サイトでは,今でもPayPalなどを使った投資の募集を行っているので,本作が気になる人は詳細を確認してみるといいだろう。
「War of Rights」公式サイト
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