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本作は,北米のデベロッパであるLab Zero Gamesが制作し,2019年10月に505 GamesがPC版と海外向けのコンシューマ機版をリリースした「Indivisible」の国内向けコンシューマ機版。「スーパーメトロイド」や「ヴァルキリー プロファイル」をイメージさせるサイドビューの探索アクション,豊かな表情を見せるキャラクターのアニメーションなど,日本のゲームやアニメの影響を感じさせる「Indivisible」が日本語で楽しめるのだ。
発売前にPS4向け日本語版をプレイできたので,プレイレポートをお届けしよう。
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さまざまなアクションを使いフィールドを探索しよう
行動するタイミングが重要となる独特のバトルシステム
まずは「インディヴィジブル」の物語から紹介しよう。主人公は,人里離れたアシュワット村に住む少女アジュナ。父のインドラに格闘術の稽古を受ける日々を過ごしていたアジュナはある日,村の外にある訓練所にてインドラと口論となる。
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不満を抱きながらも,訓練所を出て行った父に謝るべく村へ戻ろうとしたアジュナは,村から立ち上ぼる煙を目撃する。急いで引き返したアジュナが見たのは,ラバナバー将軍の軍勢によって焼き討ちにあった家々と致命傷を負った父,そして襲撃を指揮した司令官ダールの姿だった。
故郷と父の仇を取るべくダールに立ち向かうアジュナは,“人を自身の心の中に取り込む”という不思議な力に目覚め,ダールを自らの心に取り込む。父の復讐を遂げたいアジュナと,戦果として彼女を国に届けたいダール。真逆と言える理由ではあるものの目的は一致する2人は,ラバナバーのもとへ向かう旅に出ることになる。
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プレイヤーはアジュナを操作し,多くの遺跡が残る「アシュワットの森」や聖なる地「スメル山」,工業技術の発展した「鉄の王国」など,手書き風のビジュアルが特徴的な「インディヴィジブル」の世界を冒険する。
対戦格闘ゲーム「Skullgirls」(PC / PS3 / Xbox 360)のコアメンバーが制作しただけあって,2Dキャラクターやイベントシーンでの登場人物たちは,日本のアニメのようななじみ深いデザインになっており,動きや表情の描写が緻密に作り込まれているところにも注目だ。
![]() 多くの遺跡が残されており,その奥にはアジュナの故郷の村があるアシュワットの森。ベテラという化け物が潜んでいるという |
![]() 麓には僧侶たちの暮らす都市ラーンがあるスメル山。聖地として厳重に守られており,何人も立ち入ることは許されない |
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旅では多くの人たちとの出会いがあり,中には共に旅をする仲間となる者もいる。彼らはダールと同じくアジュナの心に取り込まれ,通常は心の中で過ごしながら必要に応じて外に出るという,不思議な形で旅に同行する。
それぞれ理由や思惑があって旅の仲間に加わる彼らも見どころの一つであり,アジュナの不思議な力の正体を明らかにすることも旅の大きな目的となる。それらの物語が著名な声優たちによるボイスで楽しめるのは嬉しいポイントだろう。
![]() 若き植物学者のジンセン&ハニー。世界中の植物について学ぶために旅をしている |
![]() 数千年を生きる種族「デーヴァ」の数少ない生き残りであるソラニ |
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ゲームの進め方のメインとなるのはフィールドの探索だ。フィールドは起伏に富んだ迷路のような構造となっており,ジャンプや壁キック,スライディングといったアジュナの身体能力を活かしたアクションや,道中で手に入れた道具などを使って移動していく。アジュナの動きは軽やかで,爽快感ある操作性で探索が楽しめるだろう。
特定のアイテムの入手などによって「アビリティ」を取得すれば探索可能な範囲が広がり,新たなフィールドに進める。先に進むにつれアクションが多彩になり,当然ながらよりシビアな操作を強いられる場面も登場するので,心して挑んでほしい。
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![]() ギミックの種類もさまざま。写真は,ブロックが消える前にジャンプで素早く上がらなければならないというギミック |
![]() マップはワンボタン(方向キー)で簡単に表示できる。迷わないようチェックしつつ,気になる場所があれば調べてみよう |
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フィールドで敵と接触すると,最大4人のパーティで戦うバトルパートに突入する。
パーティメンバーは,アジュナと彼女が心に取り込んだ仲間たち。アジュナは物語の冒頭のダールのように,旅先で出会った仲間を自身の心に取り込んでおり,バトルの際は仲間を呼び出せるのだ。
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パーティでともに戦える仲間は20名以上とかなりの人数で,固定となるアジュナ以外の最大3人で自由に編成できる。敵との接触の仕方によっては前衛と後衛が入れ替わるので,戦いを有利に進めるためにもフィールドでの敵の動きには注意しよう。なお,前衛と後衛が入れ替わらない設定にすることもできるので,好みで設定を変更するといい。
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バトルではパーティメンバーがコントローラの4つのボタン(PS4版の場合[△][○][×][□])に割り当てられ,該当するボタンを押すことでそのキャラクターが攻撃を行う。進行はリアルタイムで,パーティメンバーは足元にボタンの表示が出ると行動可能となる。
キャラクターは3種類の技を持っており,それぞれ自身に割り当てられたボタンと方向キー上下の組み合わせで使用できる。キャラクター固有の操作で使える特殊な攻撃やサポートといった特技もあるので,どのようなパーティを編成して戦うかはプレイヤー次第だ。
![]() カーヌル人の少女ヌナは地面にトラップを仕掛けて敵の行動を妨害する。戦闘不能になっても一定時間で復活するのも特徴 |
![]() 覆面の女戦士カディーラは,攻撃力・体力に優れたキャラクター。攻撃中にボタンを入力することで追加攻撃を行える |
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バトルで重要となるのが,すべての生物が持つ生命エネルギー「イッディ」だ。各種行動によってゲージが蓄積され,これを消費することでキャラクターごとに異なる強力な技や,敵の攻撃を防ぐガードなどが使える。最大値まで溜めて全部を消費することでパーティメンバー全員の回復や蘇生もできるので,使いどころの見極めも重要となるだろう。
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仲間はもちろん敵も個性的で,さまざまな方法で攻撃を仕掛けてくる。敵の攻撃時は対象に赤いラインが表示されるので,該当のキャラクターに割り当てられたボタンで行う単体防御や,全員がガードを固める「全体防御」で受けるダメージを減らそう。
タイミングよくボタンを押せば,行動力の回復などの追加効果がある「クリーンブロック」が発動するので,反撃のきっかけにもなるはずだ。
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なかには通常攻撃があまり効かず,弱点を突かなければならない敵や,行動を見極めて攻撃手段を変えたり防御を優先したりする必要がある敵もいるので,行動可能になったキャラクターをただ順番に動かすだけでは勝てない場面も出てくる。
勝てなかったときはバトル直前からの再開となる。またメニュー画面から直前のチェックポイントでリスタートできるので,やられてしまったときや勝機を見出せない展開になったときは一度やり直し,戦い方を再考したりメンバーを入れ替えたりして再度挑むのも一つの手だ。
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アジュナと仲間たちは獲得した経験値でレベルアップするほか,フィールドのあらゆるところに隠されている宝石「リンセル」を集めることでもパワーアップする。行動回数が増えたり守備力が上がったりとさまざまな形でパーティが強化されるので,ストーリー進行に関係なさそうな場所も念入りに探索しよう。
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リアルタイムで展開するため忙しい操作が要求されるが,操作自体は決して難しくない。戦闘中でも[R1](Switch版は[R])の「フォーカス」で時間を一時停止できるので,次の一手をじっくり考えられる。コツを掴めればリズムゲームのような感覚で楽しめるだろう。
心地よいアクションとリズム感で戦術性の高いバトルが楽しめる。この,これまでのアクションRPGのバトルとはひと味もふた味も違う感覚は,本作の大きな特徴といっていいだろう。
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サイドビューのアクションの操作性は良好で,探索要素やフィールドのギミックなどはこれまで味わったことがない新鮮な体験を与えてくれるだろう。
タイミングよく行動して相手の隙や弱点を突くというアクション性と戦術性のどちらも楽しめるバトルも面白く,コマンドをうまく入力できるようになればやみつきになるはず。決して簡単なゲームではないものの,チャレンジし甲斐のある内容で,それに見合ったドラマチックなストーリー展開も味わえる。ぜひプレイして,自身の腕を試してみてほしい。
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