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東京レトロゲームショウ2015:第16回「Hitman: Codename 47」で,あの寡黙な殺し屋のルーツを探る
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印刷2015/08/27 12:00

連載

東京レトロゲームショウ2015:第16回「Hitman: Codename 47」で,あの寡黙な殺し屋のルーツを探る

画像集#001のサムネイル/東京レトロゲームショウ2015:第16回「Hitman: Codename 47」で,あの寡黙な殺し屋のルーツを探る

 2016年に最新作「HITMAN」がリリースされる予定の「ヒットマン」シリーズだが,その第1弾となったのが,2000年に発売された「Hitman: Codename 47」だ。

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 記憶をなくした男が目覚めたのは,牢獄のような場所だった。彼は謎の声に導かれるままナイフや銃を手に取り,看守を殺して脱出する。そして1年後,男は殺し屋として香港にいた,というのが本作のオープニング兼チュートリアルだ。
 果たしてこの男は誰なのか? なぜ記憶をなくしていたのか? そして,彼を導く声の主は? 「ちょっと待ってね。今,ネットで調べるから。えーと,彼はルーマニアの……」とか言われる前にさっさと書いてしまうと,彼こそが人類最高の暗殺者,コードネーム47なのだった。知らなかったでしょ。

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 プレイヤーはそんな彼を操作して,闇の組織「エージェンシー」の依頼を受け,さまざまな暗殺ミッションをこなしていくことになる。というわけで,すでに薄々感づいている人もいるかと思うが,今週の「東京レトロゲームショウ2015」は,そんな「Hitman: Codename 47」を取り上げてみたい。今から15年前のゲームだが,今でも輝きを放つ一作だ。いや,頭の話じゃなくて。

 開発を担当するのはデンマークのデベロッパ,Io-Interactiveで,この「Hitman: Codename 47」がデビュー作になる。同社は,スマートフォン向けの「Hitman GO」を除くシリーズ全作品を制作しており,文字どおり「ヒットマン」シリーズと共に歩んできたと述べても過言ではないメーカーだ。パブリッシングは,イギリスのEidos Interactiveが行ってきたが,同社は2009年にSquare Enix Europeに買収されており,したがってIo-Interactiveは現在,Square Enixのグループ企業となっている。

ミッション指示画面。ぶっちゃけ,顔写真とターゲットがあまり似ていないような気もする。銃を購入する場合,弾丸を別に購入しなければならない場合もあるので,注意が必要だ
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 本作の特徴は,暗殺に関して高い自由度が与えられているところだ。どんなやり方であろうと,目標を始末すれば,ほぼミッションクリア。ターゲットにこっそり近づいて背後からワイヤーでキュ! とやってもいいし,遠距離から狙撃ライフルでヘッドショットを狙ってもオッケー。もちろんサブマシンガンを抱えて現場に乗り込み,当たるを幸いなぎ倒してもいい。
 もっとも,47は「あまり撃たれ強くないタイプ」という印象で,もしかしたら筆者の腕前に問題があるのかもしれないが,三人称視点のアクションゲームっぽいことをやろうと思うと,たいてい,悲しい音楽と共に血だまりにその身を横たえてしまう。弱っ!

やられたー! やられっぷりも見事な47
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 というわけで,ゲームではいかに手際よく,きれいにミッションをこなすかが重要になってくる。できれば,誰にも発見されず,隠密裏にミッションをこなせれば(ターゲット以外)みんなハッピー。というわけで,ミッションが始まったら,まずはそのあたりを歩き回って,状況を確認だ。
プレイヤーには,割と有名な看板
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 ターゲットがどこから来て,何をして,どこへ行くのかをチェックするのだが,たまにヒットのタイミングを外してそのままミッション失敗,みたいなことになるかもしれない。そんなときは,また最初からやり直し。何度もやり直して,自分なりの解法を見つけていくわけで,個人的にもこの下見が非常に好きで,このままずっとほっつき歩いていたいほどだ。ただ,後年の作品になるほどマップは作り込まれ,歩き回るNPCも増えてくるが,本作ではその点,まだ物足りない雰囲気もある。15年前ですもんね。
 ともあれ,例えば複数のターゲットが揃って一台の車に乗り込むのであれば,爆弾を仕掛けるのもよさそうだし,狙撃ライフルは,47が見つかりさえしなければ1回ぐらいミスしてもいいので,高いところから狙ってみるかな,みたいなことを考えると,妙に楽しくなってくるから不思議だ。

 さて,今さっき暗殺さえ成功すれば終わり,とは書いたものの,実はこのほかに,例えば特定のアイテムを置いてきたり,捕まったエージェントを救出したり(暗殺者なのに)など,副次的な目標を与えられることもあるので,そのへんも考えなければいけない。

ターゲットが建物に入っていくので,後を追おうとすると,警備員に止められてしまった。もうダメっぽい
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 さて,下見といっても,例えば目標のいる建物がガードマンに守られているので入れない,などという場合もあり,47が行けるところは限られている。そこで効果を発揮するのが変装術だ。47は倒した相手(必ずしも殺す必要はない)の衣服をはぎとって,その人物に化けることができる。ホントなら着替えに時間がかかったり,服に血が付いていたりしそうなものだが,それはあまり心配しなくていい。変装は一瞬だ。

頭が壁にめり込んでいるが,ともあれ倒した敵の衣装を奪って変装する。死体をそのままにしておくと,誰かに発見されてしまうので,下水にドボン
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 これを使って,さらにマップの奥へ奥へと進んでいくわけで,この「化けてる感」というか「潜入している感」というか,ここにもかなりの緊張感がある。最近のシリーズ作品では,例えば警官に変装している場合,ほかの警官にあまり近づくとバレそうになるといったギミックが用意されていたりするが,本作ではいったん変装してしまえばもう安心だ。どう考えても,かなり目立ちそうな男だが,何をしたってバレません。
 個人的には,女性に変装できないのが残念だ。女装した47も見てみたいが,これはシリーズを通じて同じである模様。さらに,ゲームの進行上の都合などの理由で衣服を奪えない相手もいたりするので,ここでもトライアル&エラーが重要になる。

NPCとの会話も大切だ
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 うまくいかないとか,面倒だというときは,方法を変えてみよう。とある施設に入ろうとするとボディチェックで武器を取り上げられて困ってしまうのだが,ミッションの早い段階ではそのまま入れるので,あらかじめ武器を置いておくという方法が使える。でも,よくよく調べてみると別の入り口から潜入できちゃうじゃん,といった風に,必ずといっていいほどセカンドチョイスが用意されている。
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何かがバレたらしく,街中で敵の猛烈な攻撃を受ける47
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一見,そうは見えないかもしれないが,ヘリコプターとの息詰まる一騎打ち。たいてい負けるが
 ゲームにはさまざま武器やガジェットが登場するので,それらをいろいろ試してみることで,あなたの暗殺インスピレーションがますます刺激されることだろう。

 警官の前で爆弾を持っていても疑われなかったり,位置的に気づかれないはずなのに気づかれてしまったりなど,最近の作品に比べてAIがそれほど優秀ではないため,挙動を読むのが難しく,それゆえ難度はお高めかもしれない。グラフィックスは,現在の目で見ればやはり寂しく,オブジェクトを取り上げたりスイッチを押したりする際の距離感の把握が大変だったり,カメラの動きがこなれていなかったりなど,最初の作品だけあって,荒削りなところがいくつかある。
 キーアサインもテンキーを主体とした独特なものになっているが,まあこれは,変更が可能なのであまり問題はないだろう。

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 そんな作品でありながら,その後長く続くシリーズの素地になったのは,やはり,ほかには例のない存在感のおかげだろう。荘重なサウンドと物言わぬ殺し屋,47のキャラクターが,北米生まれのタイトルとはなんとなく異なる独特の雰囲気をゲーム全体に作り上げており,そのへんにグッとくる人も少なくなかった。ミッションの,より効率的な解法を探すというパズル的な要素は,いろいろな方法で再挑戦したくなるリプレイ性を高めている。

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 現在,「Hitman: Codename 47」は,SteamやGOG.comなどの海外のオンライン販売サイトで購入可能だ。以前は日本語版も発売されていたのだが,現在ではちょっと入手困難かもしれない。テキストがそれなりに多いので,言語的にはややハードルが高いが,最新作が出る前に,遊んでみるのもいいんじゃないかしら。

Steam「HITMAN: CODENAME 47」紹介ページ

GOG.com「HITMAN: CODENAME 47」紹介ページ

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