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Unreal Engine 4のリアルなグラフィックスでガチなロボット対戦が楽しめる「Project HON」は細かいギミックが見どころ。変形・合体もアリ
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印刷2014/11/19 00:00

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Unreal Engine 4のリアルなグラフィックスでガチなロボット対戦が楽しめる「Project HON」は細かいギミックが見どころ。変形・合体もアリ

「NCsoft Premiere」の会場となった4DX映画館
 2014年11月18日,韓国ソウルでNCsoftによるG-Star 2014出展作品のプレス向け事前内覧会「NCsoft Premiere」が開催された。

 そこで映像だけの公開という形で発表されたのが「Project HON」だ。HONは韓国語で「魂」を意味する言葉で,ロゴにも漢字の「魂」の字が添えられている。ゲームでは「Humanoid robot On Neuro-control」の略で,神経制御のヒューマノイドロボットの名称となっている。なお,なんとなく仮題っぽいタイトルだが,「Project HON」がそのまま正式タイトルである。

 発表会はソウル市内の4DX映画館で行われたのだが,この「4DX」とは,立体映像に体感要素をさらに加えたということらしい。会場では,発表されている2本のトレイラーのほかに,制作者のコメントを集めたムービーも上映されたのだが,残念ながら通訳はなくて内容はよく分からず……。

 それはともかく,メカである。本作は,TPSをベースにしたオンラインRPGだ。インタビュームービーの中で「MMO」という単語も聞こえたのだが,メーカーによる分類は「シューティングアクションRPG」となっている。
 NCsoftが以前から掲げている「Next Cinema」という言葉は,同社の開発哲学のようなもので,映画を超えた映像体験の実現を目指した言葉だが,ようやく映画を超える域に到達してきそうなタイトルでもある。
 未見の人は,とりあえずハイライトムービーを見てほしい。


 本作が「絵が綺麗なロボットモノのTPSね」で済まされないのは,メカモノにこだわった作り込みにある。このハイライトムービーは,会場で上映された映像の一部を切り出して集めたものとなっているが,載っていない部分にもイイところはたくさんあった。絵素材がないのだが,ここではそのあたりを中心に紹介してみたい。


 冒頭でバイクがロボットに変形するシーンがいきなり出てくるのだが,バイク部分に乗っている(ように見える)ライダーも,実はロボットの一部分だ。合理性を超越した「やりたいからやった感」が清々しい。

Project HON
Project HON Project HON

 単にロボットが出てきて戦うだけだと,FPSの人間をロボットに置き換えただけという感じで,さほど感慨はないのだが,本作ではメカの作り込みとギミックに「ちょっと試してみたい」と思わせるものがある。「背中からシールドを取り出すとき,いちいちサブアームとかが出てくるのがイイっす」と同行していた御月亜希もお気に入りだ。

 マクロスモスピーダといった日本のアニメの影響を感じられる部分もあるのだが,CGで無理くり変形を行うあたりは映画版のトランスフォーマーに似た感じだ。
 トランスフォーマー的なロボって,韓国で人気があるんだろうかと疑問に思う人もいるだろうが,ちょうど現地のテレビ番組で,乗り物が変形してロボットになる系のアニメ(デザインは微妙)や普通の自家用車系のクルマが3台合体してロボットになるようなオモチャのCMなどをやっているのを見た直後だったので,なるほど「やっぱり人気あるんだ」という感じだった。

 本作が基本的にトランスフォーマーの流れを汲んでいるのは間違いないのだろうが,やっていること自体はいわゆる「メック」の世界と同じである。少し違う方向から到達したメックの世界が展開されているのだ。
 また,ロボットは変形しまくる。1体のロボットでもアクションによって細かく変形するような印象もある。

Project HON
Project HON Project HON

 映像では結構ワイヤーアクションが使われているのも分かる。公開されている映像にはないのだが,落ちていくヘリから僚機へワイヤーを飛ばしてぶら下がったり,敵にワイヤーを打ち込んで引き込んだりといったアクションが可能なようだ。

Project HON
Project HON Project HON

 そして,合体要素も存在する。何体か集まって大きくなるというものではないが,運ばれてきた大型のロボットに標準サイズのロボットが収納され,大型ロボット同士の対戦が行われるといった感じだ。古い例えばかりで申し訳ないが,イメージ的には闘士ゴーディアンが近い。

Project HON

 トレイラーを見てすぐ分かるように,グラフィックスレベルはかなり高い。制作にはUnreal Engine 4が使われており,ムービー開始時にNVIDIAのロゴが出てきたところを見ると,GameWorksライブラリなどが使われているのだろう。実際,布の表現など物理エンジンを用いているだろうシーンが多く見受けられた。
 映像を見ると,効果物理系の破片が飛び散る表現が非常に多用されているほかに,もう少し大きなレベルでの破壊表現も見受けられる。少なくともムービー内では,キャラクターでもあるロボットの破壊表現が確認できた。ボスとの戦闘シーンでは,両腕をもぎ取る部位破壊も行っている。ただし,実際のゲームでは部位破壊を取り入れる予定はないという。とりあえず試してみたのだが,ゲームプレイ的に意味を持たせるのが難しいので,そのあたりのいいアイデアが出るまで保留ということのようだ。
 破壊関連で言うと,木が倒れたり水道管から水が噴き出したりといった, アセットレベルの破壊表現はあったのだが,イベント的なものを除いて建物自体についての破壊は確認できなかった。

Project HON Project HON
Project HON Project HON

 Unreal Engine 4が使われているというと要求スペックが気になるところだが,公開されたムービーは実機の動作をリアルタイムキャプチャしたもので,使用されていたのは,GeForce GTX 690搭載PCだそうだ。世代はちょっと古いものの,Keplerコアを2基搭載したデュアル構成のグラフィックスカードで,「BF3くらいなら3画面でもいけますよ?」というパワフルさを誇っている。もちろん,ゲームプレイにそのクラスのGPUが必須ということではない。会社の方針で,DirectX 9で動くようにしているということもあり,現在要求スペックを下げる作業に取り掛かっているとのこと。オンラインゲームということもあるので,現実的なところでまとまるのだろう。
 また,Unreal Engine 4を使った次世代ゲームということで期待される要素もいくつかある。そのうちのダイナミックライティングについては,火器の発光がキャラクターに反映されていたのは確認したのだが,背景の建物などには反映されていないように思われた。完全なダイナミックライトを実装しているわけではないようだ。

Project HON

 今回のムービーのみでは「ゲームとしてどうなのか」という部分までは読み取れないが,プロデューサーによると,1ショット1キルのゲームではなく,チームが機能を分担して戦略的に戦うゲームにしたいとのこと。一般的なFPS/TPS(これらにも役割分担はあるのだが)よりは,RPG要素の強いものになりそうだ。
 ロボットの機体は,もちろんカスタマイズ可能だ。手や足を交換する感じでパーツ単位に好きなものを選べるようにしたいとのことだった。

 会場での3D映像は,視差が大きすぎて立体感がむしろ阻害されていたのは残念だが,4DX体験はそれなりに興味深かった。ボディソニックのように背面から重低音と振動がくるのはもちろん,もっと直接的な打撃が背中の各部で発生する(後ろの人から背もたれを蹴られているような感じ)。
 なにより,シートが動く(横4人がけの席が丸ごと動く)のには驚かされた。また,顔の周りに風が吹き付けられるという機能もあって,空中に飛び上がるシーンでは非常に効果的だったと思う。それらが映像と同期して展開されることで,単なる立体映像以上の体験を提供するということなのであろう。

Project HON Project HON
Project HON

 映像の最後に「for Mobile」といった告知があり,どういう形になるのかは不明だが,モバイル向けにも展開していくことが明らかにされた。もっとも,今後のNCsoftでは「PC Onlyのゲームは作らない」ということがCEOの金澤辰/キムテクジン氏から表明されたので,これに限らず,今後の作品すべてがモバイル対応を前提に開発されるのだろう。

 長年PC主体でゲームを作ってきた同社にとってモバイルへの対応は大きな課題のようで,今回のイベントの冒頭では,アポロ13号を引き合いに出して,あらゆる手段を尽くして取り組む課題だとKim氏が強調していた。同時に,技術に取り組む会社としては,最近イノベーションが足りないと発破をかけていたのも印象的だった。Project HONに続く刺激的な作品が生まれてくることに期待しつつ,本作のさらなる情報を待ちたい。

Project HON

NCsoft G-star 2014 特設サイト(韓国語)

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