そして2014年も終わろうという現在,その勢いは規模を拡大しつつ続いており,上記タイトルに加えて「モンスターストライク」(iOS / Android)や「白猫プロジェクト」(iOS / Android)「LINE:ディズニーツムツム」(iOS / Android)など,「数百万ダウンロード/月商数十億円は当たり前」というビッグタイトルが,多くのスマホゲーマーに楽しまれている。
上記したようなタイトルは,スマホゲームに興味がある人ならそれこそ「当たり前」にプレイしていると思うが,セールスランキングで目立っているタイトルだけが面白いゲームというわけではない。そこで本稿では,日頃からスマホばかりいじって仕事をしている気になっている4Gamerスマホゲーム班のイチオシゲーム10タイトル(有料/無料各5タイトル)をピックアップして紹介しよう。すべてが万人受けするゲームではないが,いずれも“遊べる”タイトルであることは保証するので,この年末年始にぜひプレイしてみてほしい。
4Gamerスマホゲーム班,オススメ10タイトル
【有料アプリ】スマホ向け本格RPGのハードルを引き上げた「ケイオスリングスIII」
【有料アプリ】マイクラ派にも一度は遊んでもらいたい「テラリア」
【有料アプリ】寝坊が許される年末年始に最適「Civilization Revolution 2」
【有料アプリ】パーティーの主役は人間ではなくヤギ「Goat Simulator」
【有料アプリ】良くないことは大体エイリアンの仕業「XCOM: Enemy Within」
【無料アプリ】ソリティアと競馬の華麗な融合「ソリティ馬」
【無料アプリ】PC向けオンラインRPGと変わらぬ内容「幻塔戦記 グリフォン」
【無料アプリ】遊べば分かるこの面白さ「サモンズボード」
【無料アプリ】これがスマホ時代の“坂口作品”だ「TERRA BATTLE」
【無料アプリ】将来的には子作りシステムが実装予定「Wizardry Schema」
■「ケイオスリングスIII」
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初代ケイオスリングスと言えば,コンシューマ向けゲームに勝るとも劣らない美麗なグラフィックスや,洗練されたシステム,重厚なストーリーなどが盛り込まれ,それまでのスマホゲームの常識を覆した作品とも言える。その後シリーズは,「ケイオスリングスΩ」「ケイオスリングスII」と続き,満を持してケイオスリングスIIIがリリースされたというわけだ。
本作のストーリーは,浮島シエラで妹のパティと二人暮らしをしている16歳の少年ナスカ(名前変更可能)が,夢の中で出会った謎の女性マリアイヴに導かれ,幼少時より憧れていた惑星マーブルブルーへ旅立つところから始まる。主人公が元気いっぱいの少年であることや,明るい雰囲気の世界観は,隅から隅までダークだった前作までのシリーズ作品との大きな相違点だろう。しかし,そこは「ケイオスリングス」の名を冠した作品。シリーズの血脈はしっかりと受け継がれている。
![]() ナスカの妹「パティ」。なかなかのおませさんだ |
![]() 選んだ選択肢によってキャラクターの反応が変わる。ときにはクスリと笑ってしまうような選択肢も |
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主人公やその仲間達が少年少女であるため,これまでのシリーズ作と比べるとずいぶん明るい印象を受ける本作だが,彼らにはさまざまな悩みや障害が設定されている。この点においては,シリーズならではのメッセージ性を継承していると言えるのではないだろうか。また,従来シリーズ作よりも,主要登場人物が等身大の人間として描かれていることもあり,キャラへの愛着も抱きやすい作りとなっている。
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本作にはS〜Dランクまでのクエストが存在する。SとAはキークエストになっており,メインストーリーを進行させるのに必要なクエストになっている。B〜Dはフリークエストで,気軽に楽しめるものが中心だ。ストーリー進行に必要なSやAクエストは,その他のクエストをクリアすると出現するので,先に進めなくなったら,とりあえずクエストをこなすといいだろう
操作性に関しては,第1作から評価の高いケイオスリングスシリーズの最新作だけあり,非常に遊びやすい。画面のどこかに触れるとバーチャルパッドが表示され,そこを始点に指をスライドさせると,その方向にキャラクターが移動する。指で画面の一部が隠れてしまうという,タッチ操作ならではの弱みもあるが,アクション性がさほど高くないこの手のRPGでは,プレイに支障をきたすほどの問題にはならないだろう。
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■戦略のカギを握る重要な要素「ジーン」
本作には,オーソドックスなコマンド選択式のターン制バトルシステムが採用されている。コマンドを選んで敵味方交互に行動するという,古き良きRPGのスタイルだ。もちろんケイオスリングスIIIならではのシステムもあり,本作独自のプレイ感が味わえるようになっている。
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ちなみに先ほど述べたが,ジーンはあくまで「装備品」という扱いなので,キャラクターへの付け替えは自由。戦闘中でも変更できるので(1ターン消費するが),状況に応じてジーンを付け替えることが,バトルを有利に進めるコツと言ってもよいだろう。本作には相当な数のジーンが登場し,戦略の幅はかなり広い。一度は敗北した強敵でも,ジーンを付け替えることであっさり倒せたりするので,“工夫する楽しさ”を存分に味わおう。
バトルでは,反属性やクリティカルの攻撃を与えると敵が「崩し」状態になり,相手の行動順を遅らせることができる。さらに,崩し状態の敵を集中的に狙い,与ダメージをアップさせる「コンボ」や,ド派手な演出と共に追撃を行える「キメアタック」につなげることも可能。
加えて,パーティメンバーの2〜3人が同じ魔法攻撃を同じ対象に行うと「連携」が発生する。普段よりも強力な魔法攻撃を繰り出せるので,連携を意識しつつジーンのセッティングを行うといいだろう。
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もちろん,気軽にバトルを楽しみたいという人向けに「オートアタック」「オートバトル」が用意されているし,ストーリーを進めると,敵とのエンカウントをオフにするスキルも登場する。プレイヤーのスタイルに合わせて,自由に奥深いバトルを楽しめるのが,本作の大きな魅力と言えるだろう。
■バトルモードをうまく使ってシナリオモードを有利にすすめよう
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なおスペシャルバトルは,遊ぶタイミングによってバトルの内容が変化するのが面白い。オンラインゲームやソーシャルゲームでは一般的な期間限定イベントなども開催されているので,攻略に行き詰まったときや,パーティの実力を試したいときなどにチャレンジするといいだろう。
これは初代ケイオスリングスをプレイしたときにも感じたことだが,筆者は本作をプレイしてみて,「スマホゲームもここまで来たか」と,その完成度の高さに驚かされてしまった。基本プレイ無料のゲームがセールスランキングを賑わす昨今,2800円(税別)という価格設定を割高だと感じてしまうところもあるが,本作にはそれだけの価値が確実にあると断言できる(2015年1月5日まで特別セール価格で購入可能)。
その根拠は,グラフィックスが綺麗だとか,声優陣が豪華だとか,キャラクターやストーリーがよく練られているとかいう単純なことではなく,それらをひっくるめて,一つの製品としての完成度が高いというところにある。シリーズ過去作と同様,それまでの“スマホ向け本格RPG”のハードルを確実に引き上げたタイトルに仕上がっているので,この年末年始にじっくりと楽しみたいタイトルを探しているRPGファンは,安心して本作を試してみてほしい。
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■「テラリア」
スパイク・チュンソフトが日本語版を配信している「テラリア」(iOS / Android)は,“モノづくりアクションアドベンチャー”と銘打たれた2Dグラフィックスのクラフト系ゲームだ。2011年に発売されたPC版をベースとし,タッチ操作に特化したユーザーインタフェースが搭載されている。
テラリアの世界は,土や木,鉱石などのブロックで構成されており,プレイヤーはそれをツルハシやオノなどで掘る/切ることで,クラフトに必要な生産素材を集めていくのだ。そういったブロックや,モンスターが落とす素材などを利用することで,さまざまなアイテムや建造物を作れるのが本作の醍醐味。装備や拠点を整え,新たな素材やまだ見ぬ強敵を求めて終わりのない冒険を楽しもう。
小さめの画面で遊ぶ場合,ヴァーチャルパッドによる操作はやや窮屈だが,「扉が自動で開く」「キャラクターが段差を自動でジャンプする」「タッチ部分が拡大される」といった機能が搭載されているので,操作性は意外と悪くない。
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■「Civilization Revolution 2」
「Civilization Revolution 2」(iOS / Android)は,PCゲーマーなら誰もが知っていると言っても過言ではない超人気シリーズ「Civilization」(シヴィライゼーション)のスマートフォン向け最新作。前作はもともとコンシューマゲーム機向けのシリーズだったが,本作はシリーズ初のモバイル専用タイトルとして開発されており,UIや操作性は良好だ(できればタブレットで遊びたいけど)。
ゲーム内容をざっくりと説明すると,本作は文明の発展や人類史をテーマとしたターンベースのストラテジーゲームだ。プレイヤーは好きな文明/指導者を選び,悠久の時の流れにも揺るがない,不朽の帝国を築き上げること。PC版の本家シリーズと比べると,ゲーム内容は簡略化されているが,未知の大陸を探索しながら肥沃な土地に都市を築き,新たな技術を獲得したりしつつ,他文明と外交/戦争を行い勝利条件の達成を目指す……というゲーム展開は,まさにCivilizationそのもの。
中毒性が極めて高いうえ,バッテリーの消耗も激しいゲームなので出先でのプレイには向かないかもしれないが,買って損はない傑作である。
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■「Goat Simulator」
スウェーデンのCoffee Stain Studiosが開発した「Goat Simulator」(iOS / Android)は,その名のとおりヤギシミュレーションゲームだ。といっても,リアルなヤギライフを仮想体験するような内容ではなく,プレイ感覚としては三人称視点のオープンワールドアクションゲームといった感じ。プレイヤーはヤギとなり,ジャンプや頭突き,舌を伸ばしてオブジェクトを絡め取るといったアクションを駆使しつつ,裏庭でパーティーを楽しんでいる人間たちを邪魔したり,公共物を破壊したりしてポイントを稼いでいく。
ゲーム内容は,PC版と比べるとさすがにスケールダウンしているものの,街には意味ありげなオブジェクトや仕掛けが多数存在しているので,工夫次第で大笑いしたりドン引きしたりできるはず。スコア制のゲームではあるものの,スコアなど気にせず,フリーダムに大暴れできる愛すべきバカゲーだ。小難しいことは一切考えず,気のおもむくままにはしゃぎまわって人間たちを困らせてやろう。
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■「XCOM: Enemy Within」
ターンベースストラテジーゲーム「XCOM: Enemy Unknown」(iOS / Android)の拡張版となる「XCOM: Enemy Within」(iOS / Android)。本作は,プレイヤーが対エイリアン組織「XCOM」の司令官となり,基地の建設,地球外テクノロジーの研究,軍事作戦の立案などを行いつつ,エイリアンを迎撃していくという作品だ(拡張版的な扱いだがもちろん単体でプレイ可能)。基本的な内容は前作と同様だが,「XCOM: Enemy Within」では新たな敵,兵士,能力,マップ,ミッションが追加されているほか,マルチプレイヤーモードも用意されている。
「政府の陰謀」「エイリアンによる侵略」「サイバネティック」といったキーワードが大好物だという人には問答無用でオススメしたい本作だが,緊張感あふれる戦略性の高いバトルや,工夫しがいのあるキャラ育成要素など,ゲームそのものの面白さにも定評があるので,興味のある人は購入を検討してみるといいだろう。いわゆるシミュレーションRPGが好きだというゲーマーにもオススメだ。
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