スマホゲームのセルラン分析（2025年12月11日〜12月17日）。今週の1位は「Fate/Grand Order」。2025年の年間収益ランキングも

　Sensor Towerのデータによると，2024年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約1兆2400億円にのぼる（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国である日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」だ。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2025年12月11日〜12月17日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	5	Fate/Grand Order	11％	103％
2	2	ラストウォー：サバイバル	24％	3％
3	1	モンスターストライク	22％	-41％
4	4	ホワイトアウト・サバイバル	14％	-8％
5	21	ウマ娘 プリティーダービー	37％	175％
6	10	Pokémon Trading Card Game Pocket	-5％	42％
7	19	崩壊：スターレイル	-2％	83％
8	7	勝利の女神：NIKKE	-14％	-30％
9	35	鳴潮	7％	103％
10	13	ロイヤルマッチ	1％	-7％
11	3	eFootball	3％	-65％
12	14	ゴシップハーバー：マージ＆ストーリー	6％	-5％
13	20	トゥーンブラスト	15％	19％
14	17	プロ野球スピリッツA	-9％	1％
15	11	呪術廻戦 ファントムパレード	-27％	-23％
16	9	SDガンダム ジージェネレーション エターナル	-4％	-38％
17	12	Pokémon GO	-18％	-27％
18	18	にゃんこ大戦争	-12％	-11％
19	41	ドラゴンクエストウォーク	5％	99％
20	8	パズル＆ドラゴンズ	-11％	-47％
21	23	FAIRY TAIL 魔導士クロニクル	-54％	13％
22	25	パズル＆サバイバル	-10％	12％
23	32	信長の野望 覇道	-7％	33％
24	16	学園アイドルマスター	20％	-23％
25	26	荒野行動	10％	11％
26	95	DUEL MASTERS PLAY’S	8％	300％
27	27	Last Z: Survival Shooter	3％	7％
28	48	あんさんぶるスターズ！！Music	41％	97％
29	38	メメントモリ	-12％	32％
30	22	Kingshot	-12％	-14％
31	6	原神	-7％	-66％
32	37	LINE ポコポコ	-20％	26％
33	31	ガーデンスケイプ	-12％	2％
34	15	キングダム 覇道	26％	-42％
35	118	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	13％	344％
36	52	ドラゴンボール レジェンズ	12％	81％
37	30	ONE PIECE バウンティラッシュ	4％	-9％
38	104	Call of Duty: Mobile	40％	238％
39	34	Top Heroes	14％	-2％
40	64	ディズニー ツイステッドワンダーランド	5％	83％
41	112	アークナイツ	23％	268％
42	40	ホームスケイプ	23％	2％
43	46	タウンシップ	-11％	27％
44	59	モンスターハンターNow	6％	62％
45	24	PUBG MOBILE	-10％	-39％
46	43	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-44％	17％
47	33	ブロスタ	6％	-24％
48	39	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-31％	-11％
49	49	Disney Solitaire	-12％	21％
50	53	Age of Origins	-18％	19％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「Fate/Grand Order」（iOS / Android）だ。全サーヴァントを順繰りにピックアップする「サーヴァント全騎ピックアップ召喚」を12月10日に開始し，前週比で収益を103％の増収を記録した。とくに，グループ「エクストラ」のサーヴァントたちをピックアップした12月13日の収益が大きくなっている。


　「DUEL MASTERS PLAY’S」（iOS / Android）は，カードパック「LEGEND OF PLAY'S 2026」や構築済みデッキ「スーパーマスターデッキ2026」など，さまざまな6周年記念商品を12月16日に発売した。前週比で収益を300％伸ばしている。


　「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」（iOS / Android）は，新キャラクター「超サイヤ人孫悟飯（未来）」を12月16日に実装した。前週比344％の増収を達成し，118位から35位まで順位を上げている。

2025年の年間国内収益ランキング
（2025年1月1日〜12月17日）

　まずは，2025年の年間国内収益ランキングを紹介しよう。App StoreとGoogle Playにおける12月17日までのデータを参照している。

順位	前年	タイトル	DL数の前年比	収益の前年比
1	5	ラストウォー：サバイバル	-62％	43％
2	18	Pokémon Trading Card Game Pocket	24％	144％
3	1	モンスターストライク	-17％	-28％
4	2	Fate/Grand Order	-68％	2％
5	20	ホワイトアウト・サバイバル	8％	88％
6	3	ウマ娘 プリティーダービー	-10％	-22％
7	-	SDガンダム ジージェネレーション エターナル（4月16日リリース）	-	-
8	7	崩壊：スターレイル	-52％	-13％
9	10	eFootball	-14％	3％
10	6	プロ野球スピリッツA	-35％	-23％
11	17	学園アイドルマスター	-77％	6％
12	4	パズル＆ドラゴンズ	-10％	-33％
13	13	Pokémon GO	-29％	-3％
14	8	ドラゴンクエストウォーク	19％	-27％
15	12	ロイヤルマッチ	-47％	-13％
16	15	荒野行動	-17％	-11％
17	9	原神	-47％	-29％
18	16	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-29％	-19％
19	14	勝利の女神：NIKKE	-39％	-19％
20	19	ONE PIECE バウンティラッシュ	-41％	-17％
21	38	にゃんこ大戦争	22％	73％
22	35	トゥーンブラスト	21％	23％
23	24	LINE：ディズニー ツムツム	-39％	-10％
24	28	ゼンレスゾーンゼロ	-65％	12％
25	64	鳴潮	-41％	127％

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　年間国内収益ランキング1位は，Funflyが2023年8月から配信中のストラテジーゲーム「ラストウォー：サバイバル」となった。2024年に大きく収益を伸ばして5位にランクインし，今年も前年比43％の増収を達成した。


　新作は，バンダイナムコエンターテインメントが4月16日にリリースした「SDガンダム ジージェネレーション エターナル」が7位に入った。「ガンダム」シリーズを題材としたシミュレーションゲームであり，歴代93作品から750機以上のモビルスーツが登場している。

2025年の年間グローバル収益ランキング
（2025年1月1日〜12月17日）

　続いて，2025年の年間グローバル収益ランキングを紹介しよう。

順位	前年	タイトル	DL数の前年比	収益の前年比
1	5	ラストウォー：サバイバル	-2％	33％
2	7	ホワイトアウト・サバイバル	5％	44％
3	3	ロイヤルマッチ	-26％	-5％
4	2	王者荣耀	-18％	7％
5	1	MONOPOLY GO!	-44％	-20％
6	6	キャンディークラッシュ	-10％	0％
7	8	コインマスター	-23％	3％
8	4	Roblox	27％	-41％
9	10	和平精英	-5％	11％
10	34	Pokémon Trading Card Game Pocket	-10％	142％
11	55	ゴシップハーバー：マージ＆ストーリー	136％	228％
12	21	Garena Free Fire	-5％	31％
13	46	クラッシュ・ロワイヤル	154％	147％
14	14	Pokémon GO	-24％	-1％
15	17	タウンシップ	15％	17％
16	-	キングショット（2月22日リリース）	-	-
17	13	ガーデンスケイプ	-14％	-8％
18	16	PUBG MOBILE	-3％	1％
19	19	Call of Duty: Mobile	-6％	-1％
20	12	崩壊：スターレイル	-55％	-22％
21	26	eFootball	21％	20％
22	18	クラッシュ・オブ・クラン	-6％	-12％
23	20	チームファイト タクティクス	-20％	11％
24	32	恋と深空	-47％	39％
25	11	ブロスタ	-54％	-55％

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　年間グローバル収益ランキングも，「ラストウォー：サバイバル」が1位となった。国別に見ると，アメリカ（39.2％），日本（16.2％），韓国（12.3％）の順に収益が大きい。
　一方で，ダウンロード数はアメリカ（13.2％），ブラジル（10.0％），インド（8.0％）の順に多く，日本と韓国はどちらも2.6％にとどまった。日本と韓国のRPD（1ダウンロードあたりの収益）の高さが感じられる。


　新作は，Century Gamesが2月22日にリリースしたストラテジーゲーム「キングショット」が16位にランクイン。同社の代表作であるストラテジーゲーム「ホワイトアウト・サバイバル」も，国内で5位，グローバルで2位となっており，このジャンルの好調さがうかがえる。


※年末年始を挟むので，次回の更新は2026年1月8日を予定しています