CryENGINE 3.0による美しいグラフィックスが魅力の「Kingdom Come: Deliverance」は,“王”の死去により混乱が巻き起こる15世紀の中世ヨーロッパを舞台に,史実に即したイベントや政局が描かれるオープンワールド型のシングルプレイ専用RPGだ。ドラゴンやエルフなど,空想上の存在は登場しないとのことで,分かりやすく言うと「The Elder Scrolls V: Skyrim」のゲームシステムに「Mount & Blade」の世界観を掛け合わせたようなスタイルといったところかもしれない。
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プレイヤーが冒険するのは,東欧の山河や森を模した9平方キロメートルの地域で,ウォーリアー(戦士),ローグ(盗賊),バード(吟遊詩人)などのスタイルに分かれたスキルを自由に組み合わせながらキャラクターを成長させていく。総計で70時間ほどになる三章に分かれたメインストーリーも用意されているが,自由に活動して当代随一の義賊を目指したり,一軍の将として政局の変化に身を委ねたり,交易を行って大金を掴み,資産を運用したりといったようなこともできるという。
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本作の戦闘は1人称視点によるメレーアクションで,15世紀に一般的だった剣術をベースにしたモーションキャプチャーアニメーションが利用されるという。大振りし過ぎて岩に刃先をぶつけてしまうといったような物理効果にも対応し,Kickstarterに掲載されている解説によれば「以前のゲーム機ではできなかったこと」が取り入れられているという。
また,昼夜や気象の再現はもちろんのこと,細かいアイテムを調合して薬品を作り出したり,ゲーム内にある本や立札を読んだりといったことも可能になっているようだ。
キャラクターには,Strength,Speed,Agility,Vitality,そしてSpeechという5種類の基本パラメータに加え,Conditionという要素があり,「シムズ」シリーズのキャラクターのように,Health,Stamina,Hunger,Sleepという4種類の数値が随時変化していくようだ。
休憩や食事といったことが重要になるのは想像がつくと思うが,さらに食料が時間の経過によって腐ったり,複数の素材を組み合わせて,よりスタミナを得られる料理を生み出せたりといった要素があるところも気になるところ。こうした調理や酒造,武器製作,開錠といったことは,ミニゲームとして表現されている。
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さらに,本作には「評判システム」もあり,それぞれのNPCとプレイヤーの人間関係が表現されるだけでなく,不法な行動により広域でお尋ね者になるというような法的要素も加わっているとのこと。衣装アイテムのカスタマイジングも充実しており,上着が4枚まで重ね着できるという細かさもファンの興味をそそるポイントかもしれない。愛馬にもスキルの成長や衣装アイテム用スロットも用意されているなどのこだわりにも注目だ。
かなり壮大なプロジェクトにも思える本作だが,「Arma」シリーズや「Mafia」といったゲームを手掛けていた熟練の開発者で構成されるWarhorse Studiosだけに,しっかりと完成に持ち込んでくれるのではないだろうか。予定どおりであれば,夏ごろにはプレα版をKickstarterでの支援者に配布できるとのことで,本作の成長を見守っていきたいというゲーマーなら,今のうちに投資しておくのもいいだろう。
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