攻略
「Hearthstone」横に並べた軽量ミニオンを強化して一気に攻める「アグロドルイド」を紹介
デッキ内容と基本戦術
カード名 | 枚数 | マナ | 魔素 | セット | |
---|---|---|---|---|---|
練気 | 2 | 0 | - | ベーシック | |
蓮華紋 | 2 | 1 | 40 | 仁義なきガジェッツァン | |
魔法のワタリガラス | 2 | 1 | 40 | ワン・ナイト・イン・カラザン | |
ヤシャラージュの烙印 | 2 | 2 | 40 | 旧神のささやき | |
野生の力 | 2 | 2 | 40 | クラシック | |
獰猛な咆哮 | 2 | 3 | - | ベーシック | |
なぎ払い | 2 | 4 | - | ベーシック | |
動き回るマナ | 2 | 5 | 400 | 大魔境ウンゴロ | |
ファイアフライ | 2 | 1 | 40 | 大魔境ウンゴロ | |
ブラッドセイルの海賊 | 2 | 1 | 100 | クラシック | |
海賊パッチーズ | 1 | 1 | 1600 | 仁義なきガジェッツァン | |
ゴラッカ・クローラー | 2 | 2 | 100 | 大魔境ウンゴロ | |
ブルーギル・ウォリアー | 2 | 2 | - | ベーシック | |
ラヴァサウルスのチビ | 2 | 2 | 40 | 大魔境ウンゴロ | |
マーロックの戦隊長 | 2 | 3 | 400 | クラシック | |
飛刀手流忍者・六丸 | 1 | 5 | 1600 | 仁義なきガジェッツァン | |
デッキコスト:5680魔素 |
このデッキは,軽量のミニオンを横に複数展開することを得意としたデッキだ。そして,展開したミニオンを蓮華紋,野生の力,獰猛な咆哮などのカードで強化するのがメインの勝ち筋となる。とくに動き回るマナの展開力は強力で,更地の盤面でも一度に2/2ミニオンで場を埋めつくせる。次のターン以降に使えるマナが一気に減るため動きは取りづらくなるが,蓮華紋さえあれば次のターンで一度に盤面を強化するという手もとれる。
また,同じく5コストで出せる飛刀手流忍者・六丸も強い。これで相手のミニオンを倒せば,デッキからマーロックの戦隊長,もしくはブルーギル・ウォリアーのいずれかを2体召喚できる。この効果でマーロックの戦隊長が出ないことはほぼなく,戦隊長の効果で共に出てくるブルーギル・ウォリアー,もしくは六丸を強化できるのだ。
また,この戦隊長のバフ効果は仮に六丸のライフが攻撃で0になってしまっても適用されるので,戦隊長のバフ効果で六丸のライフが1以上になれば生きている扱いになることも小技として覚えておきたい。
またドルイドは練気を用いてマナのブーストができるので,手札がうまく回った時の爆発力も随一。例えば,コイン+練気+ブラッドセイルの海賊&パッチーズ+ファイアフライ&エレメンタル+蓮華紋のような動きをすれば,1ターン目にしてミニオンを4体展開しつつ,それぞれに蓮華紋のバフをつけるという強力な動きもできる。
比較的扱いやすく1試合あたりに必要な時間も短いので,ラダー向きデッキとしてはとくにオススメなこのアグロドルイド。必要なレジェンドカードが2枚だけと比較的安めに作れる。デッキパワーも非常に高いので,あまりお金と時間をかけずにラダーを駆け上がりたいというプレイヤーは,是非このアグロドルイドを試してほしい。
採用カードの解説
練気
ドルイド伝統の超強力マナブーストカード。序盤,練気を絡めて一気に複数体の軽量ミニオンを並べ,それらを蓮華紋,野生の力などで強化する動きはとくに強力。相手の動き次第ではそれだけで勝負を決めてしまう強さを持つ。また,練気から早期に飛刀手流忍者・六丸を出す動きも強く,そこから能力を発動できれば勝負を決められるだけの破壊力を持つ。
蓮華紋
1マナで全体+1/+1バフをかけられるコストパフォーマンスに優れたカード。とくにこのデッキでは,ファイアフライや海賊パッチーズなどを用いて一度に展開できるため,そこにこのスペルを使えば大きなリターンを得られる。動き回るマナを使った次のターンで打つのも強力だ。
魔法のワタリガラス
能力を持たないミニオンだが,1コスト2/2という強力なスペックを持つ。種族が獣なので,ヤシャラージュの烙印と合わせて使うことで大きなリターンを得られるのも見逃せない。
ヤシャラージュの烙印
種族が獣のミニオンに使えば1ドローが付いてくるバフカード。バフだけでも働くシーンはあるが,できれば魔法のワタリガラスやラヴァサウルスのチビといった獣ミニオンに対して使いたいところだ。
野生の力
3/2獣ミニオンの召喚か,蓮華紋と同じ+1/+1全体バフかを選べる2コストカード。基本的には全体バフのほうで使うことが多いが,ほかに出す候補がない時や,ヤシャラージュの烙印と組み合わせたい時は,3/2のミニオンを出すこともあるだろう。
獰猛な咆哮
ドルイド伝統の攻撃力バフスペル。このデッキは動き回るマナなどで一気にミニオンを展開できるため,その後にこのカードを使って勝負を決めることが可能だ。
なぎ払い
ドルイドおなじみのなぎ払い。盤面の並べ合いになった時に効果を発揮するほか,いざという時には相手ヒーローに対する火力として,詰めの一手にも使える。
動き回るマナ
マナを失うというデメリットはあるものの,マナクリスタルの上限分だけ2/2ミニオンを並べられるスペル。もしそれまでに並べていたミニオンが全体除去呪文で一掃されてしまっても,このカード1枚で再プッシュするような使い方ができる。ただし,盤面が更地でマナクリスタルが7未満であれば,マナクリスタルは0まで減ってしまうため,ご利用は計画的に。
ファイアフライ
自身が1コスト1/2という及第点の能力を持ちつつ,雄叫び効果で1/2のエレメンタルを手札に補充できる。2マナで1/2ミニオンを2体並べるという使い方もでき,アグロドルイドの展開力を後押しするカードだ。できれば蓮華紋などと組み合わせて使いたい。
ブラッドセイルの海賊
雄叫び効果で武器の耐久度を1減らせるので,とくに対海賊ウォリアー戦などで働くカードだ。加えて海賊パッチーズをデッキから呼び出せるので,蓮華紋やラヴァサウルスのチビと組み合わせて使うのもオススメ。ただし,種族が海賊のため,ゴラッカ・クローラーには要注意。
海賊パッチーズ
デッキから飛び出てくるミニオンとしておなじみのパッチーズ。このデッキだとパッチーズを呼び出せるのはブラッドセイルの海賊のみだが,それでも機能すれば強力。できれば素出しはしたくないが,いざとなれば獰猛な咆哮の威力を水増しできる。
ゴラッカ・クローラー
海賊を喰らうカニ。とくに海賊ウォリアー相手には強烈なアンチカードとして働き,ローグ相手でもよく怪盗紳士を食べてくれる。ただし,自分の場にのみ海賊が出ていると,雄叫び効果で味方の海賊を食べてしまうので気をつけよう。
ブルーギル・ウォリアー
2コスト2/1突撃という能力は平凡だが,このデッキにおいて見逃せないのは,飛刀手流忍者・六丸の能力で呼び出せるという点だ。高い確率でマーロックの戦隊長と一緒に出てくるので,むしろそちらでの働きを期待したいカードともいえる。また,マーロックの戦隊長と共に手札から素だししても良いだろう。
ラヴァサウルスのチビ
素の能力は平凡だが,適応の能力を起動するとコスト以上の働きを期待できる。基本的にはほかのミニオンと共に並べて適応能力を活かしたいところ。また,種族が獣なので,ヤシャラージュの烙印とも相性が良い。
マーロックの戦隊長
このデッキにおいては,ブルーギル・ウォリアーや飛刀手流忍者・六丸の強化に使いたいカード。とくに六丸とのコンボは強力。このカードを出すことで六丸の攻撃力が4まで上がるため,奇襲的に相手を倒して能力を起動できる。もちろん,六丸の攻撃の後にデッキから出てきたマーロックも強化されるので,積極的に狙っていきたいコンボだ。
飛刀手流忍者・六丸
素のステータスは低めだが,相手を倒した時の能力がとにかく強力。このデッキだと六丸から出てくるカードがマーロックの戦隊長とブルーギル・ウォリアーに絞られているため,相手ミニオンを倒して能力を起動すれば,一気に盤面を詰めれる。とくに序盤から練気で出す動きが強く,練気があったらセットでキープしたい。
マリガンについて
◯VSアグロデッキ
基本的には序盤から一気にミニオンを展開して,盤面の取り合いに負けないようにしたい。そのため,ファイアフライやブラッドセイルの海賊あたりはキープしておきたいところ。1コストのミニオンを手札に持ってくるようにし,盤面を広げてからの蓮華紋を狙っていきたい。
また,練気と飛刀手流忍者・六丸が手札にあった場合は,優先してキープしても良い。また,相手がウォリアーであった場合,海賊ウォリアーである可能性を狙ってゴラッカ・クローラーをキープしておくのも良いだろう。
◯VSミッドレンジ,コントロールデッキ
基本的にはvsアグロデッキと大きくは変わらず,盤面を軽量ミニオンで並べ,それらをバフして一気に盤面を制圧することを狙っていきたい。ファイアフライ,ブラッドセイルの海賊,魔法のワタリガラスなどの1コストのミニオンを積極的にキープしておきたいところだ。
また,序盤の動きが見えており,かつ後手であれば,あえて動き回るマナをキープするのもあり。ただし,基本的には序盤に一気に攻めたほうが強いデッキなので,明確な詰めへのプランが見えているときだけにしたほうが賢明だ。
著者紹介:ルネ
カードゲームやボードゲームの攻略・レビュー記事をメインに担当するフリーライター。第1回ドミニオン世界選手権優勝,第4回ドミニオン日本選手権優勝,その他複数のアーケードカードゲームで全国ランキング入りなどの経歴を持つ。Hearthstoneでは,AmericaサーバのLegendランク2位まで到達,およびGAMERS LEAGUE Season#1でSemifinal進出経験あり。主にアナログのカードゲーム/ボードゲームが大好物だが、コンシューマ,アーケードからソーシャルゲームまで,ゲームと名がつけば何でも食いつく雑食系。
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」公式サイト
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
キーワード
(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.