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2015/11/16 16:06プレイレポート
新ギミック“発見”はゲームチェンジャーになり得るか。「Hearthstone」の新拡張セット「探検同盟」を紹介
2015年11月13日，Blizzard Entertainmentは同社が運営しているオンライン対戦カードゲーム「Hearthstone: Heroes of Warcraft」（PC / iOS / Android）の新拡張セット「探検同盟」（原題：League of Explorers）をリリースした。
探検同盟によって追加されたアドベンチャーモードは，これまでと同じく1週間ごとに新たな区画が開放されていく仕組みで，区画内で待ち受ける強敵を倒すことで新カードが手に入る。
ちなみに価格は，一区画あたり700ゴールドまたは6.99ドル（840円）で，全区画をセットで購入する場合は19.99ドル（2400円）となる。※iOS/Android版は円での決済。
本稿では，最初に開放された区画「オルシスの寺院」，そして探検同盟の新カードについて簡単に紹介していこう。
探検同盟では，プレイヤーは探検隊の一員として古代遺跡の探索に参加し，秘宝「起源の杖」の部品を集めることになる。そして，最初に探索する古代遺跡がオルシスの寺院になり，探検家「レノ・ジャクソン」と共に遺跡攻略へと参加するのだ。
最初のステージで立ち塞がるランプの精「ジナール」（Zinaar）との対戦では，新ギミックである“発見”をさっそく体験できる。
これは，デッキの外から3枚のカードをランダムに引き，その中の1枚を手札に加えるという効果であり，通常のランダムドローと違って場面に合わせた選択が可能という点が大きなポイントになる。どのカードをどの場面で選ぶかというのが，プレイヤーの腕の見せ所になるだろう。
そして，第2ステージの「サンレイダー・フェリックス」（Sun Raider Phaerix）を倒すことで，起源の杖の最初のパーツである「太陽のロッド」がさっそく手に入る……のだが，それでクリアというわけにはいかない。なんと，最後の第3ステージでは，崩れ落ちる寺院からの脱出……というハースストーン初の“脱出ステージ”に挑むことになるのだ。
このステージでは，ターンごとに選択肢が現れ，選んだものによってさまざまな効果が発生する。マナクリスタルを得られるようなメリットのある効果から，ダメージを受けるデメリット系の効果まで玉石混交だが，脱出中に現れる強力な敵を倒す鍵でもあるので，きっちりと活用していきたい。
いつものバトルとはまったく異なる内容に面食らうかもしれないが，普段とは一風変わったアドベンチャーならではのバトルを堪能しよう。
探検同盟の購入，そして第一区画とクラスチャレンジをクリアすると，12枚の新カードが手に入る。その中でも，とくに注目すべきカードを紹介していこう。
「忘れられた松明」は，探検同盟の購入と共に手に入る新カードで，メイジの専用カードだ。このカードだけだと3マナ3ダメージといった具合で，ややコストパフォーマンスが悪いように見えるが，追加効果で山札に加えられる「燃え盛る松明」が3マナ6ダメージという破格の効果を持つため，これと合わせた火力要員として用いるカードになる。
火力を活かして序盤から攻めていくアグロメイジ，もしくは終盤で相手の体力を一気に削り切るフリーズメイジと相性がいいだろう。逆に，テンポメイジに用いるにはマナコストが重めなので，やや採用しづらい。
「闇の売人」はウォーロックのクラスチャレンジで手に入る新カードで，コスト1のカードを“発見”できる。
ウォーロックのコスト1のカードは「ヴォイドウォーカー」（Voidwalker）「炎のインプ」（Flame Imp）「凄まじき力」（Power Overwhelming）など優秀なカードが揃っているので，これらを引いてくる可能性も考えるとなかなか強力だ。ウォーロックズーと非常に相性の良いカードなので，採用される機会も多くなるだろう。
そして，第一区画の目玉となるレジェンダリーカードがこの「レノ・ジャクソン」だ。このカードは，山札に重複しているカードがなければヒーローの体力を全回復してしまうという恐るべき効果を持っている。
同じカードが重複しないように組まれた（※）コンセプトデッキでないと機能しづらいが，短期決戦に持ち込みたいアグロデッキ相手に決まれば，それだけで概ね詰みに持っていけるだろう。
※Hearthstoneは，レジェンダリーを除いて，2枚までの同名カードをデッキに組み込める。
このカードの採用を考えるとすれば，山札を多く引いて手札のアドバンテージを取りつつ，体力回復との相性が良いハンドロック，もしくは武器で体力が減りがちなローグ，持久戦がコンセプトのコントロールウォリアーあたりのデッキだろうか。条件を満たすのは大変だが，今後のデッキ構築を面白くしてくれるカードだ。
今後も次々と新区画が開放され，新たなステージに挑戦できる。そして，最終的には45枚の新カードが開放される予定だ。今回のオルシスの寺院も趣向が凝らされた面白いバトルが楽しめたので，次の区画にも大いに期待したいところ。
45枚の新カードと発見によって，ランクマッチの環境がどう動くのかという部分も含めて， 探検同盟の今後の展開に要注目だ。
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
探検同盟によって追加されたアドベンチャーモードは，これまでと同じく1週間ごとに新たな区画が開放されていく仕組みで，区画内で待ち受ける強敵を倒すことで新カードが手に入る。
ちなみに価格は，一区画あたり700ゴールドまたは6.99ドル（840円）で，全区画をセットで購入する場合は19.99ドル（2400円）となる。※iOS/Android版は円での決済。
本稿では，最初に開放された区画「オルシスの寺院」，そして探検同盟の新カードについて簡単に紹介していこう。
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探検家として「起源の杖」を追え！
探検同盟では，プレイヤーは探検隊の一員として古代遺跡の探索に参加し，秘宝「起源の杖」の部品を集めることになる。そして，最初に探索する古代遺跡がオルシスの寺院になり，探検家「レノ・ジャクソン」と共に遺跡攻略へと参加するのだ。
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最初のステージで立ち塞がるランプの精「ジナール」（Zinaar）との対戦では，新ギミックである“発見”をさっそく体験できる。
これは，デッキの外から3枚のカードをランダムに引き，その中の1枚を手札に加えるという効果であり，通常のランダムドローと違って場面に合わせた選択が可能という点が大きなポイントになる。どのカードをどの場面で選ぶかというのが，プレイヤーの腕の見せ所になるだろう。
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そして，第2ステージの「サンレイダー・フェリックス」（Sun Raider Phaerix）を倒すことで，起源の杖の最初のパーツである「太陽のロッド」がさっそく手に入る……のだが，それでクリアというわけにはいかない。なんと，最後の第3ステージでは，崩れ落ちる寺院からの脱出……というハースストーン初の“脱出ステージ”に挑むことになるのだ。
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このステージでは，ターンごとに選択肢が現れ，選んだものによってさまざまな効果が発生する。マナクリスタルを得られるようなメリットのある効果から，ダメージを受けるデメリット系の効果まで玉石混交だが，脱出中に現れる強力な敵を倒す鍵でもあるので，きっちりと活用していきたい。
いつものバトルとはまったく異なる内容に面食らうかもしれないが，普段とは一風変わったアドベンチャーならではのバトルを堪能しよう。
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第一区画クリアまでに手に入る新カードを紹介！
探検同盟の購入，そして第一区画とクラスチャレンジをクリアすると，12枚の新カードが手に入る。その中でも，とくに注目すべきカードを紹介していこう。
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「忘れられた松明」は，探検同盟の購入と共に手に入る新カードで，メイジの専用カードだ。このカードだけだと3マナ3ダメージといった具合で，ややコストパフォーマンスが悪いように見えるが，追加効果で山札に加えられる「燃え盛る松明」が3マナ6ダメージという破格の効果を持つため，これと合わせた火力要員として用いるカードになる。
火力を活かして序盤から攻めていくアグロメイジ，もしくは終盤で相手の体力を一気に削り切るフリーズメイジと相性がいいだろう。逆に，テンポメイジに用いるにはマナコストが重めなので，やや採用しづらい。
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「闇の売人」はウォーロックのクラスチャレンジで手に入る新カードで，コスト1のカードを“発見”できる。
ウォーロックのコスト1のカードは「ヴォイドウォーカー」（Voidwalker）「炎のインプ」（Flame Imp）「凄まじき力」（Power Overwhelming）など優秀なカードが揃っているので，これらを引いてくる可能性も考えるとなかなか強力だ。ウォーロックズーと非常に相性の良いカードなので，採用される機会も多くなるだろう。
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そして，第一区画の目玉となるレジェンダリーカードがこの「レノ・ジャクソン」だ。このカードは，山札に重複しているカードがなければヒーローの体力を全回復してしまうという恐るべき効果を持っている。
同じカードが重複しないように組まれた（※）コンセプトデッキでないと機能しづらいが，短期決戦に持ち込みたいアグロデッキ相手に決まれば，それだけで概ね詰みに持っていけるだろう。
※Hearthstoneは，レジェンダリーを除いて，2枚までの同名カードをデッキに組み込める。
このカードの採用を考えるとすれば，山札を多く引いて手札のアドバンテージを取りつつ，体力回復との相性が良いハンドロック，もしくは武器で体力が減りがちなローグ，持久戦がコンセプトのコントロールウォリアーあたりのデッキだろうか。条件を満たすのは大変だが，今後のデッキ構築を面白くしてくれるカードだ。
今後も次々と新区画が開放され，新たなステージに挑戦できる。そして，最終的には45枚の新カードが開放される予定だ。今回のオルシスの寺院も趣向が凝らされた面白いバトルが楽しめたので，次の区画にも大いに期待したいところ。
45枚の新カードと発見によって，ランクマッチの環境がどう動くのかという部分も含めて， 探検同盟の今後の展開に要注目だ。
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「Hearthstone: Heroes of Warcraft」公式サイト
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
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（C）2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
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