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Corsairから発売予定のゲーマー向け周辺機器が国内初披露。注目のワイヤレス&ワイヤード両対応マウスは5月以降に発売予定
今回お披露目となったのは,Corsair製品では初となるワイヤレス&ワイヤード両対応のゲーマー向けマウスをはじめとする以下の3製品だ。いずれも正式な発売日や国内価格は未定となっている。
- DARK CORE RGB Performance Wired / Wireless Gaming Mouse(以下,DARK CORE RGB):ワイヤレス&ワイヤード両対応マウス
- DARK CORE RGB SE Performance Wired / Wireless Gaming Mouse with Qi Wireless(以下,DARK CORE RGB SE):ワイヤレス充電にも対応したワイヤレス&ワイヤード両対応マウス
- K68 RGB Mechanical Gaming Keyboard(以下,K68 RGB):カラーLEDイルミネーション搭載で防塵防滴仕様のフルキーボード
- HS60 Stereo Gaming Headset(以下,HS60):専用USBサウンドデバイス付属のワイヤードヘッドセット
K68 RGB |
HS60 |
本稿では,会場に実機が用意されていたDARK CORE RGB SE,K68 RGB,
DARK CORE RGB SE
2018年1月にCorsairは,2.4GHz帯を使い,USB Type-A型のワイヤレスアダプターとの間を1msという伝送遅延でつなぐ独自のワイヤレス技術と,モバイルデバイスで一般的なBluetooth 4.2+LEの2方式の両方を利用可能なゲーマー向け周辺機器を世界市場に向けて発表済みだ(関連記事)。ワイヤレス通信にAES方式の暗号化を施すことで,入力の盗聴を防げる点もアピールポイントで,すでにワイヤレスキーボードの「K63 Wireless Mechanical Keyboard ― Blue LED ― Cherry MX Red」が国内販売中だが,今回のDARK CORE RGB SEはそれに続く2製品めとなる。
そんなDARK CORE RGB SEは右手用のデザインを採用しており,左メインボタン脇に2つ,左側面には3つの追加ボタンを搭載する。ボタン類はほかに,左右メインボタンとセンタークリック付きスクロールホイール,そしてスクロールホイール手前にも1個あるので,計9ボタン構成という計算だ。
右側面にボタン類はないのだが,側面パーツは取り外し可能となっており,持ち方の好みに合わせて交換できるのがポイントと言えよう。ただ,会場では1種類の側面パーツしか見当たらなかった。
DARK CORE RGB SEが搭載するセンサーは,PixArt Imaging製の光学モデル「PMW3360」をベースに,Corsair向けの調整が入ったという「PMW3367」。センサーの詳細スペックは明らかになっていないのだが,ネイティブのトラッキング解像度が最大16000 DPIである点をCorsairはアピールしていた。
ここまでに述べた要素は,すべてDARK CORE RGB SEとDARK CORE RGBで共通のものだ。冒頭で製品名を列挙したときは充電うんぬんとだけ触れたが,DARK CORE RGB SEだけの特徴は,ワイヤレス充電規格「Qi」(チー)に対応し,Qi対応の充電スタンドに載せておくだけで充電できるという一点のみと言っていい。
Corsairは,Qi対応充電機能搭載マウスパッド「MM1000 Qi Wireless Charging Mouse Pad」(以下,MM1000)も商品化しており,4月14日には国内発売の予定だが,要するにこれとセットでどうぞ,というわけである。イベントでもCorsairは,MM1000の充電マーク上にDARK CORE RGB SEを置いておくだけで充電が可能であることをアピールしていた。
●DARK CORE RGB,DARK CORE RGB SEの主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤレス&ワイヤード両対応タイプ
- 搭載センサー:PixArt Imaging製「PMW3367」(※「PMW3360」のCorsair向けカスタムモデル)
- ボタン:左右メイン,センタークリック付きスクロールホイール,スクロールホイール手前×1,メインボタン脇×2個,左サイド×3
- トラッキング速度:未公開
- 最大加速度:未公開
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:100〜16000DPI(※1刻み)
- レポートレート(ポーリングレート):1000Hz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- LEDイルミネーション:搭載(※約1677万色から選択可能,Corsair Utility Engine対応)
- 公称最大バッテリー駆動時間:未公開(※DARK CORE RGB SEはQiによる充電対応)
- 本体サイズ:89.2(W)×126.8(D)×43.2(H)mm(※交換可能な右サイドパネルのどちらを利用したときかは未公開)
- 公称重量:128g(※ケーブルを含むかどうかは未公開)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:約1.8m
- 対応OS:未公開
- 発売日:未公開
- 価格:未公開
- 保証期間:2年間
K68 RGB
製品名から想像が付く人もいるだろうが,K68 RGBは,「Cherry MX Red」メカニカルキースイッチを採用しつつIP32相当の防塵防滴仕様を実現したフルキーボード「K68 Mechanical Gaming Keyboard − Red LED − Cherry MX Red」(関連記事,以下 K68)の単色LEDを,カラーLEDに変更した製品だ。
LEDを変更しただけなので,キースイッチの台座全体をラバーシートで覆い,底面に液体排出用の孔を複数設けた基本構造は,K68から変わっていない。もちろんキースイッチがCherry MX Redなのも変わらずだ。
なお,K68のラバーシートは赤色LEDに合わせて赤色をしていたが,K68 RGBでは半透明の白色になっていた。
ゲームをプレイ中にドリンクを飲んだり,お菓子をつまんだりする人は少なくないと思うが,飲み物をこぼしてキーボードを壊したことのある人――筆者もだ――にとっては,価格次第で魅力的な選択肢となるかもしれない。
HS60
ヘッドセット本体は,黒と白の2モデル展開となるが,今回のイベントで展示されたのは黒モデルのみであった。
Corsairでは,PCで使用するときはUSBデバイス経由で接続して,ゲーム機やモバイル機器で使用するときはアナログ接続を利用するという使い方を訴求している。会場でも,PlayStation 4のゲームパッドであるDUALSHOCK 4に接続してゲームのサウンドを聞くデモを披露していた。
HS50の販売代理店想定売価が税込8856円前後なので,USBサウンドデバイスが付属するHS60は「相応に上乗せされた価格」となるだろうが,適正な価格で登場すれば,PCとゲーム機で1台のヘッドセットを使い回したいという人にとって選択肢の1つとなるかもしれない。
リンクスインターナショナルのCorsair製品情報ページ
Corsair日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)
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