ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは本日(2014年3月13日),同社が2014年夏に発売を予定しているPlayStation Vita用ソフト「
俺の屍を越えてゆけ2」の最新情報を公開した。今回は,
2人のキャラクターや,
3つの職業のほか,
街の施設や成長要素,
交神可能な神様について明らかにされている。
新たに公開された登場人物
「田鶴姫(たづひめ)」は,阿部晴明が帝を傀儡とすることに危機感を抱いており,晴明を討つために,主人公一族の元を訪れた帝の孫娘だ。
その警護役である
「力丸」は,彼女が生まれてからずっと従者として支え続けてきた青年で,晴明を倒すことを決意した田鶴姫が,自分ではなく主人公一族に頼ったことを良く思っていない。
本作に登場する職業のひとつ「薙刀士」は,リーチの長さを活かして広範囲に攻撃できたり,防御力の高い装備を付けられたりするのが特徴。大槌を武器とする「壊し屋」は,全職業でもっとも高い攻撃力と空振り率を持つ,ハイリスクハイリターンな職業だ。
このほか,シリーズ作品で初めて登場する特殊な職業
「鬼頭」は,プレイヤーの命令を受け付けず,術も使えないが,高い戦闘力を持つ狂戦士。武器や防具を装備できず,体力が減ると攻撃力が上がるという特徴も持っている。
鬼頭となるには,物語の途中で入手できる同名の道具を,一族の男性に装備させる必要がある。ただし,
鬼頭になった時点で名前を失い,家系図からも抹消されてしまうので,就く前によく考えたいところだ。
街の各施設や成長要素,そこで起こる災害のほか,新たに公開された4体の神様については,以下のリリース文で確認してほしい。
海の向こうの新たな国へ
船に乗り、他国へ遠征する主人公一族。霞んで見える他国では、自国とは異なる発展を遂げた街と、自国では経験したことのない戦いが主人公一族を待つ。海の向こうには、どのような出会いと冒険が待っているのだろうか。
〜登場人物〜
田鶴姫(声:加藤 英美里)
「晴明、討つべし!
あなた方だけが 私の希望です」
一族の数少ない理解者は、帝の孫娘
有言実行、国と祖父を思って奔走するお姫様
陰陽士:阿部晴明(あべのせいめい)が帝を傀儡(かいらい)とすることに危機感を抱く田鶴姫。阿部晴明を倒す為、主人公一族のもとを訪れる。
力丸(声:白熊 寛嗣)
「姫様から大切な話がある。
平伏して聞くがよい」
帝の孫娘 田鶴姫の警護役
一族に肩入れするお姫様を案ずる、一途な青年
力丸(りきまる)は、田鶴姫(たづひめ)の誕生より今日まで、彼女を従者として支え続けてきた。田鶴姫が阿部晴明を倒す為に、力丸ではなく主人公一族に頼ったことを良く思っていない。
〜職業紹介〜
本作に登場する職業(基本8種類)の中から、今回は「薙刀士(なぎなたし)」と「壊し屋(こわしや)」をご紹介。
■薙刀士(なぎなたし)
前列で、敵前列を一気に薙ぎはらう。後列からも、敵前列一体を攻撃できる。防御力の高い防具も装備できるため、使い勝手がよい。
「薙刀士」
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■壊し屋(こわしや)
前列で、敵前列一体に必殺の一打を与える。攻撃力と空振り率(攻撃が敵に当たらない確率)は全職業で最高と、運要素もある攻撃的な職業。重防具を装備できるが、術にやや弱い。
「壊し屋」
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後列からでも安定して敵の体力を削ることができる「薙刀士」と、前列で必殺の一撃に賭ける「壊し屋」。単体攻撃の得意な「剣士」、遠距離攻撃が得意な「弓使い」や「槍使い」、術が得意な「踊り屋」など、様々な特徴を持つ職業から、プレイヤーはスタート時に基本8種類の中から、3つ自由に職業を選ぶことができる。
〜新職業紹介〜
「狂戦士」現る!基本8種類の職業に加え、前作では登場しない新たな職業を紹介!
■鬼頭(おにがしら)
戦闘力は高いが、命令ができない狂戦士。物語が進行すると「鬼頭」という道具が手に入る。この「鬼頭」を当主が指名した一族男子が装備することで就くことができる。(生まれつき選択できる職業ではない。)「鬼頭」になると名前を失い、家系図からも抹消されてしまう。体力が減っていくと、攻撃力が上がる。戦闘中の進言も行わず、術を使えない。また武器や防具を装備できないという極端な特徴を持っている。
人を捨てることによって子も残せず、家系図からも抹消されることと引き換えに得る能力は、圧倒的な破壊力。大切な家族を鬼頭に指名するのはとても辛い選択だが、死期が迫った者でも大きな力を得ることが出来る。今の代で成すことを確実にするため、苦渋の選択を迫られる場面も出てきそうだ。
〜街〜
主人公一族が拠点を置く街。街に存在する商業施設などの各施設には投資による成長要素が存在する。投資は施設ごとに行う為、プレイヤーごとに様々な街に育つ。遠征によって他国を訪問した際には、自国との成長の違いを楽しむことができるだろう。今回は新たな施設と街の成長要素などをご紹介。
〜街 新規紹介施設〜
●雑貨屋/ 薬屋
雑貨屋では一族が装備できる装飾品や道具類、後述の「お供え」で使用できるアイテムなどを購入できる。薬屋では回復アイテムなど、戦闘に役立つアイテムを購入できる。
●娯楽施設
温泉宿:討伐隊全員が1ヶ月間のみ、戦闘時の攻撃力が上昇したり、 攻撃の命中率が上昇するといった特殊効果の恩恵を得ることができる。 温泉宿に投資して施設が成長すると、利用可能な温泉の種類と同時に付く特殊効果の種類が増える。
●娯楽施設
幻灯屋:一族の家族写真を撮影できる。写真のフレーム数は、娯楽施設の成長度合いによって増えていく。一族の思い出写真を様々なフレームで残していこう。他の一族の結魂(けっこん)した時は、自分の一族に迎えたキャラクターとの思い出の写真を残すことができる。
●娯楽施設
送迎屋:「QRコードを取り込む」ことなどができる。 PS Vitaのカメラを使用してQRコードに記録された一族キャラクターや「特注装備」を取り込むことができる。(「特注装備」については後述)
送迎屋には他にもお楽しみ要素があるので、こうご期待。
●神社
神を祭ることによって、神の恩恵を受けることができる。投資で神社を成長させれば、最高4柱まで神を祭ることができる。例えば、火の神様を祭ると火の属性の武器などが販売され、街の様子も属性に合わせて変化する。
神の恩恵効果
祭った神様の属性が付いた武器、防具が販売されるようになる。祭った神様の属性の災害による街の被害が減る。(災害については後述)祭っている神様の属性によって寺社の屋根や鳥居、幟などの色が変わる。
神社
遠征によって他国を訪問している際には、その国の神様と「交神の儀」(こうしんのぎ)を行い、子を成すことができる。訪問時、自国で交神できない好きな神様も、他国では交神できる可能性がある。
〜街 災害〜
●災害
街は災害の発生により被害を受けると、特定の土地(施設)のレベルがリセットされてしまう。災害と神社で祭っている神の属性が一致するものに対しては減災(被害が減少)する。(例:火の被害は、火属性の神で減災など)
〜街 街の成長要素〜
所持金を使い、街の施設に投資を行うことで、施設が成長しレベルが上がる。 各施設のレベルに応じた効果を得、利用することができるようになる。施設ごとに投資できるため、プレイヤーごとに成長の異なる、個性ある街が発展していく。
[施設と成長効果]
■武器屋 / 防具屋 / 雑貨屋 / 薬屋
効果:商品の種類が増え、性能の高い商品が入荷する。商品の入荷数が増加する。商品の販売価格が低下するなど。
■娯楽施設
効果:幻灯屋の写真フレーム追加。温泉効果追加など。
■神社
効果:神社の数が追加され祭れる神様が増える。武器屋、防具屋に属性装備入荷。「交神の儀」で祭った神様の必要な奉納点減少。
街の土地は有限であり施設の成長には限りがあるため、全ての施設を最大のレベルに成長させることができない。自国と異なる成長を遂げ、自国よりも成長した施設が他国にあれば、それを使用することができる。他国の施設を上手く借りることが、一族成長の近道となる。
「自国の紹介文に発展の特徴を書き込んでおけば、他のユーザーが訪問する際の参考になる。」
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「薬屋(左画面)と武器屋(右画面)がそれぞれ発展した他国の様子
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〜街 特注装備〜
「所有者」以外は装備することができない、特別な装備。武器屋と防具屋から発注を行うことができる。武器屋、防具屋への投資額により特注装備の種類が変化する。「所有者」が死亡した場合、形見分けというシステムによって他の一族キャラが継承することができる。継承した特注装備は、継承を続けることで成長するし、新たな効能を得て強くなっていく。全ての武器と防具(PSP版は刀のみ作成できた)で作成可能となり、特殊効果が付与されることがある。特注装備は一族キャラクターと同じくQRコードにでき、他のプレイヤーが取り込むと、自国の街でその装備が一定期間販売される。お気に入りの装備が作成できたら、全国のプレイヤーに自慢し使ってもらおう。
〜屋敷での新要素「お供え」〜
花や酒、餅など、「供物」(くもつ)カテゴリのアイテムを、定期的に神様に捧げていると、 戦闘中に一定確率で神様の加護が発生。「好きな神様に供物を供えると、お礼に助けてくれる」という神様とのやり取りが楽しめる。
〜新規神様の紹介〜
本作より新たに登場する神様のうち、今回は4柱をご紹介。(設定画)
女神
荒吐鬼 ペコ(アラハバキペコ)
「どんと、おらに任せとけ」
黄金ノ二荒(オウゴンノフタラ)
「ここも 戦場と心得よ」
男神
華厳大仙(ケゴンタイセン)
「あまり近づくと、濡れてしまうよ」
入谷 朝近(イリヤトモチカ)
「お早うございます、お姫さま」