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「龍が如く5 夢、叶えし者」の完成披露記者会見をレポート。哀川 翔さん,大東駿介さん,徳重 聡さん,奥田瑛二さん,黒田崇矢さんら豪華出演陣が登場
会場には,「龍が如く」シリーズの総合監督を務める名越稔洋氏のほか,ゲストとして,黒田崇矢さん(桐生一馬役),哀川 翔さん(高杉浩一役),大東駿介さん(馬場茂樹役),徳重 聡さん(堂島大吾役),奥田瑛二さん(府警の刑事役)ら,ゲームの出演陣も駆けつけた。本稿では,その模様をお伝えしよう。
「龍が如く5 夢、叶えし者」公式サイト
発表会の冒頭では,名越氏が「『龍が如く5』では歓楽街も増え,全国5大都市を舞台にした,非常にボリュームのある一作となりました。今日はぜひそのクオリティをご確認いただければと思います」と来場者に挨拶を行った。
続いて,約1000名の応募者から選ばれたという「ミス龍が如く5」の5名が登場。「ゲームが大好きなので,ゲームの住人になれて嬉しいです」(山下さん),「ゲームに出ることが夢だったので,今回,それがかなって本当に嬉しいです」(菅さん)と,それぞれが作品に参加できた喜びを語った。
「龍が如く」シリーズ総合監督 名越稔洋氏 |
桐生一馬役の黒田崇矢さん |
次に,「龍が如く」シリーズの主人公である桐生一馬を演じる声優の黒田崇矢さんが登壇。「『龍が如く5』では,ゲーム性もさらに良くなり,ストーリーも壮大になっていますが,やはり桐生を演じている私としては,この7年でさらに優しく強くなった桐生一馬を見てほしいと思います」と,主人公の魅力をアピールした。
ここで,黒田さんに代わってゲストの哀川 翔さん,大東駿介さん,徳重 聡さん,奥田瑛二さんが登場。
「ゲームの音声収録は初めてとのことですが,どのような点に苦労されましたか?」という質問に対し,大東さんは「ゲームの声を当てているという感覚ではなく,お芝居をしているつもりで収録しました。休憩する時間もあったんですけど,エネルギーがどんどん上がってきて『このまま行かしてください!』とお願いしたこともありました。最後は酸欠になってしまいましたが,すごく楽しかったです」と,感想を述べた。
同じく,ゲームの音声収録は初めてだったという哀川さんは「そこ(ゲームの中に)に自分が,等身大でどのように参加できるかということを考えて演じました。完成したものを,じっくりプレイしたいと思います」と,収録を振り返った。
大東駿介さん |
哀川 翔さん |
続いて奥田さんに「CGになった自分をご覧になって,いかがでしたか」という質問が。それに対して奥田さんは,「まだ詳しい部分は見てないんですけど,今から非常に楽しみですね」と回答。さらに「昔,PlayStationをプレゼントされたとき,あまりにも夢中になりすぎて仕事に遅刻したことがあります。PlayStation 3は持っていないので,買ってから『龍が如く5』をやりたいと思います」とゲーム好きな一面を披露した。さらに奥田氏は,知人の整体師の人に「(龍が如くの世界観に)ぴったりなのに,なぜ出ないんですか。『龍が如く』をやってくださいよ」と言われた次の日に,「龍が如く5」のオファーを受けたという裏話を語った。ゲームとの縁を感じる意外な話に,ゲスト陣からは驚きの声が上がっていた。
また「龍が如く2」以降,ずっと堂島大吾を演じている徳重さんは「(堂島は)最初はやんちゃな感じだったんですが,だんだん人間の厚みが増してきて,自分はもう追い越されたという感じですね」と語った。
奥田瑛二さん |
徳重 聡さん |
最後に,ゲスト陣による質疑応答の模様をお届けしよう。
――名越監督とお会いしたきの印象を教えてください。
大東さん:
実は監督とは,今日初めてお会いしたんです。ただ「龍が如く」シリーズは前から知ってたので,「あっ,名越さんだ」という感じでしたね。でも確か,以前タクシー乗り場でお見かけした気がするんで,後で聞いてみようと思います。
哀川さん:
(収録では)特別,ああしろこうしろということはなかったですね。ただ作品に対する思いはすごいと思います。作り上げるための手段が自分の中に十分にある方なので,ぜひこれからも目一杯やってほしいと思いますね。
奥田さん:
風貌が風貌ですから,信用できるのかできないのか,最初はそれを探りました(笑)。ただ,この歳になると,(名越氏のように)特出した才能と特出したキャラクターに乗っかると違うものが見えてくると思っているので,「よし! こいつに乗っかるぞ」と思いました。乗ってみたら,とても気持ちがよかったです。
徳重さん:
黒いな,と。あと横山さん(「龍が如く5」プロデューサー)がやつれていたので,この作品を作るのって大変なんだなと(笑)。その思いに応えなければいけないと思って演じました。
――ゲームは,実写とはまた違ったアプローチになるかと思いますが,そのへんはどのように感じましたか。
大東さん:
パート5まで続いている作品に入るということで,役者としてのエネルギーで負けちゃいけないなということを意識しました。また(馬場は)葛藤を抱えている役なので,薄っぺらくならないようにと。短い期間でしたが,ものすごく魂を込めて演じたという自信はあります。
哀川さん:
「龍が如く」は作品としてすでに出来上がっているシリーズなので,自分が生きてきた中の出せる部分を出せればいいなという思いで現場に臨みました。こちらから提示するのではなく,要求されたことを的確に演じる,という感じですね。
奥田さん:
普通蹴られたときは「グァ!」って感じになりますが,「ア」の声を何種類か演じて「グァ,アッ…アッ」とかって言ってたら,キュートな自分を発見しました(笑)。でも,そういうのがリアリズムを生むんだろうなって感じで,すごく楽しかったですね。(哀川さんのほうを見て)実写に生かそうぜ。
哀川さん:
……実写ではないと思います(笑)。
徳重さん:
(堂島は)最初は僕よりも若くて力が溢れる感じの青年だったんですが,だんだん今の僕に近づいて,今は完全に追い越して,どちらかというと人間としての重厚さは,奥田さんや哀川さんのようなところにいると思っています。そういった役どころは,実写でも今のところそんなにやっていないので,そのへんが非常に難しかったですね。
「龍が如く5 夢、叶えし者」公式サイト
- 関連タイトル:
龍が如く5 夢、叶えし者
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(C)SEGA
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