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「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた
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印刷2019/08/22 00:00

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「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた

 Wargaming.netがサービスする「World of Warships」に,ついに潜水艦が正式に実装されることになった。かつては「絶対にない」とまで言われた潜水艦が具体的にどのような機能を有しているのか。World of Warship Summer Press Conferneceでの発表を簡単にレポートしたい。
 なおSummer Press Conferenceでは潜水艦以外の情報も発表されているので,記事末尾でまとめてご紹介する。だがまずは潜水艦の話をしよう。

 ちなみに以下の記述はすべて「2019年8月現在での,暫定的な仕様」であり,テストやリリースの段階では様々な変更がなされている可能性があることに注意してほしい。

画像(001)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた


ロマンと実力の混合体としての「潜水艦」


 WoWsにおける初めての潜水艦は,2018年のハロウィーンイベント時に,期間限定で試験的に実装されている(関連記事)。この段階では登場する潜水艦はすべて架空のもので,スチームパンクテイストにあふれたモデルだった。またコンテンツとしてもPvEとなっており,PvPにおいて――特に今のWoWsの対戦環境において――潜水艦がどのような役割を果たし得て,またそのカウンターとして何があり得るのかは,未知数だった。
 その後も潜水艦はWargaming.net社内で非公開のテストが続き,また史実で活躍した潜水艦のモデリングも進められた。そしてついにいったんの完成をみた潜水艦は,2019年後半にまずは限定的なPvPイベントのなかで公開される予定だという。
 実装の最終段階は2020年初頭ということだが,なんにせよ具体的なゴールが見えるようになったのは大きい。

画像(002)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた
潜水艦は,Tier6・8・10に実装される。まずはアメリカとドイツで,日本の潜水艦もすぐに実装予定とのこと。伊四百型潜水艦のような特殊な潜水艦も「すぐにとは言えないが絶対に実装したい」と熱く語られた
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 さて,現段階での潜水艦だが,簡単に紹介すれば「ステルス能力を持った特殊な魚雷キャリア」と言える。装甲やHPは低いが魚雷による強烈な一撃を持ち,高度なステルス能力を持つが移動能力は低いという構成は,いわゆる「ステルス・アサシン」系としては(特に移動速度の遅さという点において)特徴的と言えるだろう。
 以下,それぞれの特徴について順番に見ていこう。

 まずは「ステルス能力」について。
 これは言うまでもなく「潜水できる」という能力だ。潜水艦は海面・潜望鏡・潜水の3段階の深度を持ち,潜水深度まで潜るとほぼ完全な「ステルス」状態となる。潜水深度では移動速度が低下するが,事実上,敵に発見されない(艦砲射撃も受け付けない)ことを思えば,速度低下は大きな問題とは言えないだろう。
 だがこの「ステルス兼無敵モード」(厳密に言えば無敵ではないが,便宜上,無敵と表現する)は,永遠には維持できない。潜水艦には「酸素」が設定されており,潜望鏡深度以下だと「酸素」を刻々と消費していくことになる。「酸素」が切れると強制的に海面深度まで浮上させられる――つまり「魚雷だけを持つ,脆弱な船」に成り下がってしまう。
 ちなみに潜水・浮上の操作は,Cで潜ってFで浮上する。操作としてはいたって自然であり,すぐに慣れるだろう。

画像(005)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた

 また潜望鏡深度より浅い深度では魚雷攻撃が可能だが,潜水深度では魚雷攻撃ができないだけでなく,ミニマップに敵の位置が正確には表示されなくなる(数秒に一度リフレッシュされるソナー画面によって,敵艦のだいたいの方向と距離がわかるだけになる)。このため潜水したからと言って,一方的に有利な立場に立てるわけではない。
 なお「酸素」は海面深度で航行することで補給できるが,潜水したときの消費速度に比べると,その回復速度は非常に遅い。このため潜水艦は原則として海面を航行し,戦闘が予想されるようになったら潜水して魚雷による一撃を狙う,というのが一般的な戦術となるだろう。「潜水によるステルス&無敵」は,窮地においては一時凌ぎにしかならない可能性が高いと考えておいたほうが無難だ。

開発中の画面なので海底の表示にテクスチャがない
画像(006)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた 画像(007)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた

 次に「特殊な魚雷キャリア」について。
 WoWsの潜水艦は,潜望鏡深度においては水中音響波を放つことができ,これによって既に自分が発射した魚雷を目標に誘導することができる。手順としては,

(1)ある程度まで狙いをつけて魚雷を発射
(2)潜望鏡深度で敵艦に狙いをつけて水中音響波を発射
(3)音響波がターゲットに命中すると,魚雷がそれをホーミング


 という形となる。ホーミングすると言っても100%命中するわけではないが,戦艦のような遅くて船体が大きな船の場合,回避は著しく困難だと思ってよいだろう。
 言うまでもなく潜水艦は正確なモデリングがなされており,船によってはちゃんと前部と後部にそれぞれ魚雷発射管を有している。まずは前部の魚雷を発射した後,180度回頭して後部の魚雷を撃つといったことも当然可能だ。
 現状,潜水艦は魚雷が主武装となるため,逆に言えば「魚雷を外しまくった結果,ダメージ面では役立たず」になり得る。ここにおいて潜望鏡深度での誘導魚雷は,潜水艦が「仕事」をするにあたっての強力なサポートとなるだろう。

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 さて,このようになかなかピーキーな性能の潜水艦(事実上の「戦艦キラー」と言ってよいかもしれない)だが,天敵が存在する――駆逐艦だ。
 潜水艦は,たとえ潜水深度にいたとしても,敵駆逐艦の一定範囲内に入ると居場所を探知される可能性がある。具体的に言うと,敵駆逐艦を操作しているプレイヤーの画面に,紫色のとても大きなリングが表示される。この紫色のリングのどこかに潜水艦がいるということを,駆逐艦側は把握できるのだ。

画像(009)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた

 しかも潜水艦と駆逐艦の距離が一定以下に縮まると,駆逐艦は自動的に爆雷攻撃を開始する。潜水艦側としては爆雷でHPを失って沈むか,酸素が切れて浮上を余儀なくされるか,自発的に浮上して魚雷の一撃に賭けるか,それとも優れた操船で駆逐艦の裏をかいて爆雷攻撃範囲から脱出するかの4択になる――前2つは選択肢とは言い難いので,実質2択だ。
 想像できるように(そして史実がそうであったように),複数の駆逐艦が協力して潜水艦を探して爆雷攻撃を行うようになれば,潜水艦側にできることはお祈りをすることくらいだ。

画像(010)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた 画像(011)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた

 実際にプレイしてみた感触で言うと,潜水艦の「酸素」はかなりシビアな設定となっており,しかも回復速度が非常に遅いため,原則的に「できる限り海上を航行する」プレイにならざるを得ない。が,浮上して航行している限りは「遅くて脆い船」でしかない潜水艦は,船体が小さい(ので敵の砲撃が当たりにくい)という,あまりアテにならない守りを突破されると,あっという間に撃沈されることになる。
 一方で,遮蔽が限られた戦場で戦うWoWsというゲームにおいて,「いつでもどこでもステルス&無敵状態に移行できる」という能力が弱いはずはない。誘導可能な魚雷とあわせて,潜水艦が「とても嫌な敵」かつ「ロマンのある船」なのは確かだろう。なにかとバランスを壊しやすい性能を持つ船ではあるが,同時に大きな魅力も秘めているのを感じた。

イタリア海軍,WoWsに登場


 さて,潜水艦以外にも発表されたことが多数あったので,こちらは駆け足でまとめておこう。

・イタリア巡洋艦の実装
 2019年中におけるWoWsの新実装として,イタリア海軍ツリーの追加が発表されている。イタリアもまた第二次大戦における重要な海軍国家のひとつであり,これをもって主要海軍がすべてゲームに実装されることとなる。

・ヨーロッパ諸国の艦艇の実装
 ポーランドやオーストリア・ハンガリー帝国のように,海軍としての規模は小さいが著名な艦艇を持つ国は珍しくない。こういった船も徐々に実装されていく予定とのこと。

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・World of Warships: Legendのフルリリース
 PS4版のWoWsとなる「World of Warships: Legends」が8月12日に正式リリースとなった。もちろん基本無料である。
 PS4版になるにあたって戦場の広さが縮小され,かつ12対12ではなく9対9となるなど,ゲームの展開そのものがコンソール向けに調整されている。一方で艦長の育成要素のようにPC版より拡張された要素もあり,ここにおいても「PC版とは違う楽しさを持ったゲーム」としてリリースされている。
 もちろんUIもコンソールゲームへと最適化されているし,PS4 Proであれば4K対応もなされている。

画像(013)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた


「Das Boot」を愛するExecutive Producer


 最後に,WoWsについてExecutive ProducerのArtur Plociennik氏に聞く機会があったので,特に潜水艦のトピックに関して,簡単に質疑の模様をまとめておきたい。

――一度は「不可能」と明言された潜水艦が実装に至ったのはなぜでしょうか。

Executive ProducerのArtur Plociennik氏
画像(014)「World of Warships」に,ついに潜水艦が実装! ロマンと実力を兼ね備えた「潜水艦」クラスの現状を聞いた
Artur Plociennik氏(以下,Plociennik氏):
 環境が充実した,というのが最大の理由でしょうか。
 潜水艦が実装できなかった理由はいくつもありますが,その中でもとくに「いま実装するとゲームが壊れてしまう」という大きな課題がありました。
 ですが,さまざまなゲームモードの追加,ゲームシステムの洗練,艦艇の種類を充実したうえで,プレイヤーのゲームに対する理解も非常に深まっている今であれば,潜水艦という大きなチャレンジに挑めると判断したんです。

――潜水艦はわかりやすい「新要素の実装」ですが,その一方で駆逐艦は従来の役割に加えて対潜水艦戦を行う必要があります。これは必然的に駆逐艦乗りプレイヤーのスキルをさらに要求することになると思うのですが,駆逐艦のプレイがあまりに難しすぎるということはないのでしょうか。

Plociennik氏:
 駆逐艦乗りのプレイヤーがやるべきことが増え,結果としてより忙しいプレイが要求されるようになったのは間違いないです。指摘のとおり,より高いスキルが要求されるようになったとも言えます。
 ですが,敵チームに必ず潜水艦がいるとは限らないんです。もちろん潜水艦実装直後は大量の潜水艦プレイヤーが出現すると思いますが,じきにその数は落ち着いていき,「両チームに潜水艦がいない」という状況も珍しくなくなるでしょう。
 加えて,駆逐艦による対潜索敵や対潜攻撃は,そこまで複雑なものではないので,少し遊べば,ごく自然にプレイできるようになるはずです。
 また低Tier(6未満)には潜水艦が存在しないので,ある程度ゲームに慣れてきてから,対潜を行うことになります。

――個人的には,潜水艦は輸送船を攻撃し,駆逐艦は潜水艦を狩るものだと考えています。そしてこうした物語や映画も人気です。これを踏まえ,WoWsに「輸送艦を護衛する」ゲームモードが追加されたり,ユリシーズ号(※)が実装されたりすることはあり得えますか。

※女王陛下のユリシーズ号という海洋冒険小説に出てくる架空の軽巡洋艦

Plociennik氏:
 輸送船を護衛するコンボイモードは,WoWs開発の初期から実験されているのですが,面白いゲームモードにする方法が見つかっていないのです。どうしても「輸送船団が見つかった途端に,次々に輸送船団が沈んで一方的な展開になる」という問題を克服できないでいます。
 とはいえ輸送船団を巡る戦いには大きなロマンを感じるプレイヤーが多いことは把握していますし,「ロマンとゲーム性を両立させる」というのは我々にとって重要なことです。
 そしてもちろんユリシーズ号のように,この文脈において大きな人気を博している船があることもまた,強く意識しています。そもそも私自身,映画「U・ボート(Das Boot)」をこよなく愛する人間でもありますから。

――優秀な魚雷攻撃を備え,かつ高いステルス能力も持つ潜水艦は,駆逐艦の役割を完全に奪うものとはならないか。潜水艦における「酸素」の保有量やその回復速度のバランスは今日プレイした限り見事だと感じていますが,それでもなお駆逐艦の売りを奪ってしまうのではないかという懸念を感じています。

Plociennik氏:
 潜水艦は非常に尖ったクラスであり,駆逐艦にはできるが潜水艦にはまったくできないことも多いのです。また何より潜水艦はその速度に大きな弱点を抱えており,結果としてゲームにおいて果たす役割はかなり異なります。

「World of Warships」公式サイト

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