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「World of Warships × アズールレーン スペシャルトークイベント」が開催。新情報の発表やキャストのトークで盛り上がったイベントをレポート
これは,同社がサービスを行うPC用オンライン海戦ストラテジー「World of Warships」と,Yostarが配信を行うスマホ向け擬人化艦船シューティングRPG「アズールレーン」(iOS / Android)のコラボレーションを記念して行われたもの。それぞれのタイトルで実施されるコラボ内容の発表や,「アズールレーン」キャストによる生アフレコなどが行われたイベントの模様をレポートしよう。
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「World of Warships」×「アズールレーン」のコラボ内容が発表。アズレンの7キャラがWoWsの艦長として登場。計画艦6隻がアズレンに
「World of Warships」公式サイト
「アズールレーン」公式サイト
「アズールレーン」のあの娘が艦長に!!
「WoWS」でのコラボは5月末に実施予定
今回のコラボだが,Twitterの「World of Warships」の日本運営アカウント(@WoWS_Japan)にて,「アズールレーン」を連想させられるツイートが4月1日にあり(該当ツイートは[こちら]),エイプリルフールのネタとかと思いきや,その翌日となる4月2日にコラボの正式発表があり,両タイトルのファンが度肝を抜かれた……という経緯がある。
【新発表】『World of Warships』と大人気アプリ『アズールレーン』のコラボレーションが始動!
— WorldofWarships日本運営 (@WoWS_Japan) 2018年4月2日
このコラボを記念して4/21(土)にスペシャルトークイベントの開催決定!詳細は下記の記事をご参照下さい。
今後の両タイトルの展開にご期待下さい!https://t.co/BIsjwkc2ck#WoWS#アズールレーン pic.twitter.com/kXCMqRKl4p
そんな両タイトルのファンの期待に応えるかのように,イベントは開始早々「World of Warships」でのコラボ内容を発表するコーナーがスタートした。
まず畑井氏から,コラボレーションの“最初の一手”として,「アズールレーン」に登場する7人のキャラクターが「World of Warships」に艦長として登場することが,すべて新規撮り下ろしであるというボイスとともに公開された。
「ほら! シャキッとしなさいな! 作戦始まるわよ」(ネルソン) |
「ロイヤルネイビーの栄光,心行くまで御覧くださいませ」(フッド) |
「総員戦闘配置。ロイヤルメイド隊の勇姿を敵に見せつけてやりましょう。女王陛下に栄光あれ!」(ベルファスト) |
「普段と勝手が違うわね。まぁ,勝てるかはアンタ次第じゃない?」(アドミラル・ヒッパー) |
「さて,ウォッカの準備はできました。指揮官,景気づけに一杯どうですか?」(アヴローラ) |
「敵には同情も手加減もせず,いつでも全力で迎え撃つ。これこそ私の流儀だ。行こう指揮官!」(エンタープライズ) |
「わたし,こう見えて結構強いんだぞ! 全員まとめてかかってきな!」(クリーブランド) |
エンタープライズに声をあてた石川さんは「『アズールレーン』のボイスは多くないのですが,『World of Warships』ではセリフの量にびっくりしました」と笑いつつ,「キャラクターが好きな方はいっぱい声を聞けるので良いのでは」とコメント。堀籠さんは「量もさることながら難しいセリフがいっぱいあり,さらに語尾だけを変える言い回しに苦労しました」と,「World of Warships」ならではのセリフに苦労したことを明かした。
続いて明かされたのが,「World of Warships」のコラボ企画ではお馴染みとなっている“記念旗”だ。使用している艦船に掲げることでさまざまな効果が得られる旗だが,今回のコラボでは,ゲームのロゴマークが描かれた旗と,「アズールレーン」の共同開発であるManjuuのロゴマークである“ヒヨコ”が描かれた旗の2種類登場する。
これまでもさまざまなコラボで記念旗が実装されてきたので,筆者は「今回もこれまで同様に実装されるのでは」と予想していたのだが,Manjuu旗はその画像を見て笑ってしまった。
Manjuuのヒヨコは,ゲーム中のさまざまな場面に登場するキャラクターだ。単純に可愛いからという理由なのかもしれないが,ローディング時でのとある付き合い方を思い浮かべてしまった筆者は「これは,あえて入れてきたのか?」と,思わずニヤニヤしてしまった。
次に公開されたのが艦船を彩るコラボ迷彩の詳細だ。使用する艦船に施すことで,敵艦からの視認性や射撃精度を低下させるといった効果がある迷彩だが,今回のコラボでは,「アズールレーン」で敵勢力として登場する「セイレーン」に属する艦船をモチーフにした迷彩が登場する。
畑井氏によると,消耗品の迷彩として登場するとのことだが,その詳細な効果や入手方法は明かされなかった。どんなものであれ,もったいなくて使うのを躊躇しそうだが,その効果は気になるところ。
さらに今回のイベントでは,特別に「World of Warships」上で「アズールレーン」仕様のクリーブランドとエンタープライズが実際に動いているところも公開された。それを見た井澤さんからは,「可愛い女の子の声が聞こえるとテンションが上がりますね」と太鼓判が押された。
実際に自分が声をあてたキャラクターが喋っている様子を見た石川さんは「臨場感のある戦いに自分達の声が流れるギャップが楽しい」と話し,堀籠さんはリアルに作られたゲームシーンに関心しきっている様子だった。
実際にドックにコラボレーション対象の艦船が停泊している様子も公開。各艦長は所属している国の船にしか乗せられないことを明かした畑井氏は,コラボ艦長の実装時期を5月末のアップデート時に予定していることを発表。今後はキャラクターモチーフ迷彩とキャラクターモチーフ旗の実装も考えていることを明かした。
プログラム前半の最後は「公開生アフレココーナー」だ。石川さんと堀籠さんが,「アズールレーン」での担当キャラクターのケッコンボイスを披露し,会場だけでなく配信を観ていたファンは大盛り上がりに。こちらは是非その模様を“オチ”とあわせて実際に観ていただきたいので,配信アーカイブの43分30秒あたりからの視聴をオススメする。
「World of Warships × アズールレーン」スペシャルトークイベント生中継(アーカイブ配信)
「アズールレーン」でのコラボは4月26日開始
コラボキャラが手に入るエンドコンテンツとして実施
イベントの後半は「アズールレーン」のコラボ内容の発表が行われた。まずYostar取締役の金 傑氏が登場し,今回のコラボレーションに向けて制作されたプロモーション映像を公開した。同映像は,アーカイブ配信の48分50秒あたりで視聴できる。
このプロモーション映像では,「World of Warships」に登場する計画艦が「アズールレーン」にキャラクターとして登場することが判明。映像が明けた会場からは大きな拍手が沸き起こり,登壇者の面々は「劇場公開されてもおかしくないクオリティだ」と舌を巻いていた。
「World of Warships」に登場する計画艦とは,建造計画はあったものの実際には作られなかった艦船のことだ。今回のアズールレーンのコラボでは,そんな計画艦の中から,サン・ルイ,ネプチューン,モナーク,ローン,伊吹,出雲といった6隻がキャラクターとなって登場する。
サン・ルイ |
ネプチューン |
モナーク |
ローン |
伊吹 |
出雲 |
金氏は,サン・ルイの属する新陣営アイリスについて,第二次世界大戦時にフランスが2つに分かれてしまった際の,一方の陣営をモチーフにしていることを明かし,相対する陣営の存在を示唆。その言葉に何か感じるものがあったのか,石川さんは「これはちょっと臭いますね」と即座にコメントを返していた。
また,今回発表されたコラボキャラクターの内,4人についてはすでに担当声優が決まっており,ローン役が佐藤聡美さん,モナーク役が沢城みゆきさん,出雲役が上田麗奈さん,そしてネプチューン役が同イベントの司会である井澤さんであることが明かされた。
井澤さんは自身が担当したネプチューンを「上から目線の小悪魔系」と評したところ,堀籠さんは「この可愛い見た目の小悪魔に生まれたい」とそのイラストとセリフから伺えるキャラクター性を評価していた。
金氏によると,これまでは建造用のメタルキューブを消費することで実在していた艦船を建造してきたが,実在していない計画艦は新しい入手方法を用意したほうが適切だと判断しそうだ。その入手方法は,後日あらためてアナウンスすると返答した。
どのように「WoWs×アズレン」が実現したのか
その立ち上げや苦労話を聞く
ここまで手の込んだコラボレーションとなると,さまざまな苦労があったのではないか? 事の発端はどうだったのかという点は,両タイトルのファンなら気になるところだろう。
畑井氏がいうには,昨年(2017年)10月ごろにウォーゲーミングジャパンの社内で「アズールレーン」が流行し,雑談ベースでコラボの可能性を問い合わせてみようかという流れになったそうだ。しかし,当時はYostarサイドへの連絡手段がなかったため,カスタマーサポートにコラボ打診メールを投げたという。
これに対して金氏は,ウォーゲーミングジャパンからの問い合わせが来た段階で「やる以外の選択肢がなかった」と考えたそうだ。というのも,Yostarのスタッフも「World of Warships」をよく遊んでおり,お互いのタイトルを遊んでいた間柄だったということで,実際に畑井氏が企画書を持って行ったところ,Yostarサイドから「なんで来たのか分かっています。やりましょう!」と,企画書を開く前に話が進んだという。
今回のコラボでの苦労話として,金氏はロシアのWargamingと日本のウォーゲーミングジャパン,そして上海にあるManjuuという複数の国を通してのやりとりが大変だったことを明かした。
これに関して,金氏は開発との距離を短くするために上海へと引っ越してしまうほどの気合の入れようだったと畑井氏は語った。
ゲームにまつわる話題では,セイレーンモチーフ迷彩がすべての艦船で使える汎用迷彩であることが明かされ,表示される位置やサイズが船体の違いなどからイメージをを損なわないように調整するのが非常に難しい作業だったと苦労したエピソードが披露された。
また,「World of Warships」で「アズールレーン」のキャラクターのセリフをYostarサイドが用意しようとしたところ,想定よりも多いセリフ量だったために畑井氏と金氏でセリフを書き上げていったとのこと。ただ,畑井氏のイメージしていたキャラクター像がManjuu側の打ち出していたものと異なり「アドミラル・ヒッパーはここまでツンデレじゃない」とダメ出しされたことなどもあったようだ。
「アズールレーン」に登場する計画艦のキャラクター達はさまざまな兵装と装備している。この兵装も「World of Warships」に近付けたいという思いがあり,Wargaming側から兵装の3Dモデルデータを提供してもらったという。しかし,提供されたデータを観覧する手段がなかったため,畑井氏がスクリーンショットを撮影しては送るという作業を繰り返したそうだ。
多くのコラボ情報や貴重な話で盛り上がった同イベントは,登壇者それぞれから両タイトルのファンへのメッセージが届けられ終了した。ここでそのメッセージを掲載しよう。
- 石川由依さん 「アズールレーンが配信されてからあっという間に人気にになって色んなところから遊んでるよ,エンタープライズ使ってるよという声が聞こえて凄く嬉しいと思うとともに,新たにコラボして収録させていただき,人気作なんだなと実感しました。今回たくさん収録したので,World of Warshipsでもたくさん遊んでいただけたらと思います」
- 堀籠沙耶さん 「人気ゲーム同士のコラボって本当に胸熱なので,そんなところに居合わせられたのが凄く嬉しいです。これから私もWorld of Warshipsをやりたいなと思っています。また,アズールレーンでは担当しているコロンビアちゃんが11章に登場するので,そちらも指揮官レベルを上げていきたいなと思っています」
- 金 傑氏 「あまりこういった場は慣れていないのですが,会場にお越しいただいたり,生放送を御覧いただいた皆様ほんとうにありがとうございました。これからも面白いコンテンツをお届けできればいいなと思っております。本日はありがとうございました」
- 畑井 翔氏 「これからもアズールレーンとのコラボをどんどん企画していくので,これからもアズールレーンとWorld of Warshipsを遊んでいただけたらと思います。電車の中でアズールレーン,家に帰ったらWorld of Warshipsというサイクルもできますしね。よろしくお願いします」
両タイトルともにプレイしている筆者としては,今回のコラボは堀籠さんが言うように“胸熱なコラボ”で,「早く『World of Warships』上で『アズールレーン』のキャラクターボイスが聞きたいなぁ」と思うのだが,こちらは5月末の実装を予定しているとのことで,それまでは4月26日に実装される「アズールレーン」側のコラボをガッツリとやりこみたいと考えている。いやぁぁぁ,出雲カッコイイ!
楽しみなことが多い今回のコラボだが,「アズールレーン」に登場する陣営で「World of Warships」でいう日本にあたる,重桜に所属するキャラクターが登場しないのが個人的には非常に残念だ。翔鶴や鳳翔,夕立といったキャラクターも見たいなあと思うのだが……さっそくですが,第2弾の実施はいかがでしょうか?
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