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「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」でメタバースプログラム始動。2022年1月には“メタヒューマン”のオークション実施
「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」公式サイト
DMarket「Stalker 2 Metaverse」公式サイト
ブロックチェーン技術により複製や偽造が不可能な「デジタル指紋」をアイテムに施したうえで,それを保有するユーザーが自由に売買できるシステムは,最近,Ubisoft Entertainmentが専用ポータル「Ubisoft Quartz」を発表したことから注目を集め始めている(関連記事)。
「Stalker Metaverse」は,そうしたマーケットプレイスの中でもトップ3の1つとされるDMarketのサポートを受け,2022年1月にはゲーム史上初となる3人の「メタヒューマン」のオークションを行うという。
一般にメタヒューマンとは,公開が近づく映画「マトリックス レザレクションズ」や,無料公開された技術デモ「The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience」などで活用されている,「Unreal Engine 5」のキャラクター作成ツールの名称だ。ただ,「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」の場合は,「Unreal Engine 5」とは異なる独自のものであるようで,GSC Game Worldは今年の春に行われたXboxショーケースで,歯並びまで調整できる「Unreal Engine 4」のオリジナルプラグインを公開して話題になった(関連記事)。
オークションでは,落札者のメタヒューマンが「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl」に取り込まれ,物語で重要な役割を果たすNPCとして登場するとのこと。詳しい説明は行われていないが,落札者の全身スキャンや顔の動き,そして肌や髪質などをフォトグラメトリー技術で再現することになるようだ。もっとも,自分のメタヒューマンがゲームに登場することに,どれほどの価値があるのかは不明で,今後のNFTとゲーム,そして同作が展開するメタバースプログラムとの関係を考えるうえでは興味深い試みといえるかもしれない。
GSC Game Worldは,2022年2月に2回目となる「Genesis Pack」のオークションを予定しているが,内容はまだ明らかにされていない。興味のある人は,「S.T.A.L.K.E.R. Metaverse」公式サイトをチェックしてほしい。
- 関連タイトル:
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
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