スパイクは，推理アドベンチャーとアクション要素を掛け合わせたPSP用“ハイスピード推理アクション”「
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」の
最新情報を公開した。
本作の舞台は，超高校級のエリートが集う希望ケ峰学園だ。登場キャラクターは，声優の緒方恵美さんが声を担当する主人公 苗木 誠をはじめとする，さまざまなジャンルの超高校級なキャラクター15人。入学式で，生徒達は学園内で一生を終えることを強要されてしまう。自らを学園長と称する動くクマのぬいぐるみ・モノクマの
「卒業したいなら，コロシアイすればいいじゃない！」という言葉どおり，学園の外に出るためには，ほかの生徒を殺すしかないという……。
と，まぁこれだけではサッパリ分からないと思うので，もう少し詳しく説明しよう。本作は，上記のような不条理な理由から，学園内で起こった殺人事件の犯人を，議論の場である学級裁判の中で，相手の矛盾を論破して暴いていく推理アドベンチャーだ。そして，その“論破”するという部分が，
証言や証拠を弾丸として放っていくというアクション性を持たせた内容となっている。素早く適確な判断力が求められるアクションゲームの要素を持った論破パートと，推理しながら証拠を集めていく捜査パートが掛け合わされているところが，“ハイスピード推理アクション”とされている理由だ。
◆ プロローグ ◆
あらゆる分野の超一流高校生を集めて育て上げる為に設立された、政府公認の特権的な学園『私立 希望ヶ峰学園』。
この学園を卒業できれば、人生において成功したも同然とまで言われている。
何百年という歴史を持ち、各界に有望な人材を送り出している伝統の学園である。
国の将来を担う“希望”を育て上げるべく設立されたこの学園に、これまで至極平凡な人生をひた歩んできた主人公、苗木誠もまた、入学を許可されていた。
平均的な学生の中から、 抽選によってただ１名選出された“超高校級の幸運”として・・・。
「ここが希望ヶ峰学園・・・。何のとりえもないボクが選ばれたのは、ただの“運”って訳で・・・。本当なら辞退した方がよかったのかもしれないけど・・・でも、“卒業すれば成功を手にしたも同然”なんて話を聞いたら、辞退なんて出来る訳もないよ。 」
入学式当日、玄関ホールに足を踏み入れたその瞬間急なめまいが苗木を襲い、彼はその場で気絶してしまう。
気がついたときには、希望ヶ峰学園の校舎と思われる、密室となった建物の中だった。
「希望ヶ峰学園」という名前にはほど遠い、陰鬱な雰囲気。薄汚れた廊下、窓には鉄格子、牢獄のような圧迫感。
その後入学式へと集まった生徒たちに、この学園の学園長と称する「モノクマ」は語りかける。
「これから皆さんには一生ここで暮らしていただきます。学園から卒業したければ仲間を裏切ること、つまり・・・殺さなくてはなりません。」と。
主人公の苗木を含め、この絶望の学園に閉じこめられたのは、全国から集められた超高校級の生徒15人。
生徒の信頼関係を打ち砕く事件の数々。卑劣な学級裁判。黒幕は誰なのか。その真の目論見とは……。
目に見えない敵との戦いが今、幕を開ける。
◆ 生死を懸けた緊迫の世界観 ◆
学園長を名乗るモノクマの巧みな誘導によって、学園内では殺人事件が発生してしまいます。超高校級の能力を持ったキャラクターたちが織りなす極限状況の人間模様を、緊迫感溢れる演出でお楽しみいただけます。
 犯人を正しく特定すると犯人はお仕置きとして殺されてしまいます。しかし犯人を間違えると、真犯人以外が全員お仕置きされることに。犯人だけでなく、全ての生徒がみな命をはって学級裁判に挑んでいます |
 学級裁判中はひとことたりとも見逃せない！ |
 仲間でさえも疑わなければならない極限状況が目まぐるしく展開します |
 誰も人を殺めたくないはず……。しかしモノクマの巧みな誘導により、殺人事件が発生してしまいます |
 |
学級裁判の中で，次々と出てくる証言に対して，矛盾を発見したら，それに適した「言弾」を素早く選択，その矛盾する言葉を狙って撃っていく。論破するために，
1対1でハイスピードで言葉の応酬を繰り広げるものがあったり，
アナグラムになっている文字から，単語を探り当てたりといった，多彩なモードが用意されており，次々と登場する証言者の言葉をよく見るて判断し，素早く対応するという，洞察力・判断力・アクション能力といった要素が重要になってくるのだ。
◆ 新ジャンル ◆
「ハイスピード推理アクション」
「ハイスピード推理アクション」とは、推理アドベンチャーとアクションを掛けあわせた全く新しいジャンルです。捜査パートで集めた証言や証拠から事件の全体像を推理し、ハイスピードに展開する学級裁判の中、アクションテクニックを駆使して相手の発言の矛盾を打ち抜く。これまでにない、エキサイティングなゲーム体験をお楽しみいただけます。
推理アクションの要となる学級裁判では数種類のモードをご用意しました。（各モードの詳細は第2報以降で展開していきます。）また、学級裁判中の議論は豪華声優陣を起用したフルボイス演出となっています。人気の実力派声優による鬼気迫る演技にもご注目ください。
 捜査パートでは仲間と話したり、怪しいところを調べたりして証拠や証言を集めます。証拠や証言は、学級裁判中は「言弾（ことだま）」と呼ばれる弾丸になります。 |
 学級裁判中は、議論が次々に展開されていきます。画面を流れていく生徒たちの発言から矛盾点を探し出します。 |
 矛盾する発言を見つけたら、それに適した「言弾」を素早く選択し、適所を狙って引金をひきます。議論は時間の経過とともに刻々と進んでいきます。学級裁判では洞察力、判断力、そしてアクション能力が問われます。 |
 正しい「言弾」で矛盾点を論破できた時は爽快！ |
学級裁判では、様々なモードをご用意しています。シューティング要素のあるものや、1対1の言葉の連打で相手をねじ伏せるものなど、バリエーション豊かに展開します。
 ひらめきと直感が試されるモードも存在する！ |
 ハイスピードで言葉を応酬する、マシンガントークバトル！ |
さて，集めた証拠を元に，首尾よく学級裁判で真犯人を見つけ出すとその真犯人は
“お仕置き”として殺されてしまう。もし，間違った人物を犯人として導き出すと，罪を逃れた犯人だけが生き残り卒業，それ以外の生徒は真犯人を間違えたという罪で，全員“お仕置き”されてしまうという，なんとも不条理かつ過酷なルールになっている。
見事，真犯人を見つけて外の世界に出ることができるのか，すべてはプレイヤーの腕に掛かっているというわけだ。
◆ 課せられた不条理なルール ◆
希望ヶ峰学園に迎えられた有能な高校生15人は、才能の保護という名目のもと、一生学園内で過ごすことを強いられます。常軌を逸した命令に誰もが反発しますが、モノクマは「学園の外に出るための条件も用意している」と飄々と言います。
それは、「他の生徒を殺すこと」。
そして、殺人事件が発生した後には真犯人を特定するための「学級裁判」が開かれ、議論の末に多数決で犯人を決定します。
学級裁判の結果、生徒たちが正しく真犯人を指摘できた時は真犯人はお仕置きとして殺されることに。しかし、もし間違った人物を犯人として導き出してしまった場合は、罪を逃れた真犯人だけが生き残り、そして卒業。それ以外の生徒は真犯人を間違えたという罪で全員お仕置き送りになります。
……
えー、オマエラのような才能溢れる高校生達は、“世界の希望”に他なりません！
そんな素晴らしい才能を保護する為…
オマエラには、この学園内で共同生活を送ってもらいます！
期限はありませんっ！！
みんな、仲良く秩序を守って暮らすようにね！
まぁ、だけど…ぶっちゃけた話、ない訳じゃないよ。
ここから出られる方法…
それは…「人を殺すこと」なんだけどね♪
……
犯人を当てると犯人をお仕置き。
間違えばその他全員がお仕置き。
このようになかなか厳しいルールが敷かれた本作。シナリオは，ニンテンドーDS用ソフト「
名探偵コナン＆金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵」の全シナリオやトリック考案，
「探偵 神宮寺三郎」シリーズの小説を手がける
小高和剛氏，キャラクターデザインは，彫刻家を目指していたという異色の経歴を持つ
小松崎 類氏という，新進気鋭のクリエイターによって独特の世界観が形作られている。
捜査パートで探索する学園内。室内、廊下といった3D空間では、キャラクターやオブジェクトが2Dで表現されます。室内に入った時には、ポップなイラストで描かれたオブジェクトが、飛び出す絵本のようにポコポコと登場します
 |
ちなみに，学園内は3D空間に2Dイラストで表現されたキャラクターやオブジェクトが置かれた，
2.5Dモーショングラフィックスという，独特な空間が広がっている。操作パートでは，そんな学園内を移動して，さまざまな証拠を集めることに。また，ダイナミックに描かれたイベントシーンにも注目だ。
一気に情報を出し切ってしまった感のある本作だが，どこまで難解なトリックが仕組まれているのか興味を持った人も多いのではないだろうか。アクション性までもが必要となる学級裁判を，自身のヒラメキで切り抜けて，無事このおかしな学園から脱出できる自信のある人は，本作に挑戦してみよう。
2.5Dでダイナミックに描かれたイベントムービーシーンも必見
 |
 |
◆ 希望ヶ峰学園の新入生15人 ◆
本作には、個性と才能に溢れる“超高校級”の15人の生徒が登場します。
超高校級の野球選手、超高校級のプログラマー、超高校級のギャル、など……。
彼らはたぐいまれなる才能を持ち、国内において一分野の頂点を極めた高校生たちです。
超高校級ゆえの自信やプライドから、他人からの指図を嫌う人物や主張が強すぎる人物も存在し、行動がまとまらないこともしばしば。
閉じこめられている今、全員で協力しなければならないことは明白ですが、学園長のモノクマの狡猾な罠や誘導によって、起こるべくして殺人は起こってしまいます。
◆ キャラクター紹介 ◆
個性的なキャラクターに人気声優をキャスティング！ 担当声優にもご注目ください。
苗木 誠（なえぎ まこと）
超高校級の幸運
CV.緒方恵美
本作の主人公。
特筆すべき才能を持たない、変哲のない普通の高校生。
通常なら希望ヶ峰学園に入れるわけもないが、平均的な学生の中から抽選によって入学枠を得た超高校級の幸運児。人より少しだけ前向きなことが唯一のとりえ。
モノクマ
希望ヶ峰学園の学園長
CV.？？？？？
希望ヶ峰学園の学園長と自らを称する、クマの形の動くぬいぐるみ。
白い半身は普通の可愛らしい雰囲気だが、黒い半身は邪悪な表情をしている。
生徒たちに秩序の保たれた学園生活を強制するも、ときにその秩序を乱そうとする行動に出ることがあり、その真意は不明。
この極限状況を面白がっているように見える。
舞園さやか（まいぞの さやか）
超高校級のアイドル
CV.大本眞基子
国民的アイドルグループのメインボーカルを務めている。時代の寵児でありながら、清楚で性格は温和。
希望ヶ峰学園で、かつて同級生だった苗木と偶然再会。高嶺の花の彼女と苗木は同じ学校だったが接点はなかったのだ。
苗木が最初に信頼を抱く生徒。
桑田怜恩（くわた れおん）
超高校級の野球選手
CV.櫻井孝宏
出身は高校野球全国大会常連校のエースで4番。
練習をせずとも際立つ異常なまでの才能はプロのスカウトが注目するほど。
軽薄な性格だが、どこか憎めないキャラ。
つぶやく
2010/08/12 15:08
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
