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印刷2010/03/12 22:25

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[GDC 2010]これからは“Touch”。ピーター・モリニュー氏がGDCのレクチャーで明かした「Fable III」の新フィーチャーとは?

Fable III
 リチャード・ギャリオット氏に続いて,ウィル・ライト氏がゲーム業界から距離を置いてしまったため,いまや唯一の“スター”ともいえる存在になったピーター・モリニュー(Peter Molyneux)氏。最近のゲームはチームで制作されるため,以前のようなスタークリエイターが登場しにくくなっているのは仕方のないことだが,やはり欧米のゲームクリエイターにとってモリニュー氏の名前はある種のオーラを放っているようで,広い会場には相変わらず多くの聴衆が詰めかけた。

 モリニュー氏がGame Developers Conferenceで行ったレクチャーのタイトルは,「The Complex Challenges of Intuitive Design」(直感的な操作を可能にする複雑な挑戦)で,一見すると一般的な話題のようにも思えるが,内容はLionhead Studiosが現在開発中のRPG「Fable III」のインタフェースについての話題だった。

ピーター・モリニュー(Peter Molyneux)氏
 「Fableプレイヤーの60%は,ゲームシステムの50%しか理解していない」と語るモリニュー氏。氏は,複雑で覚えることの多いRPGでは,これ以上のプレイヤー層の獲得は難しく,そのためFable IIIでは,よりアクションアドベンチャー色を強めて,直感的な操作を可能にすることが大切であるとした。これまでにFableが300万本,そしてFable IIが350万本の売り上げを誇っているものの,次のFable IIIでは500万本を目標としており,従来作の延長では目標に達しないのだ。

 そして,より直感的な操作を実現するためには,すべてが3Dである必要があるとモリニュー氏は言う。その一例として紹介されたのが,プレイヤーキャラクターの着替えシーン。Fable IIIでは衣装を替える場合でも,前作までのような「いかにもRPG」といった2D画面ではなく,すべて3Dになっているという。

従来の2Dインタフェース
Fable III Fable III

 主人公のキャラクターが衣装部屋に行くと,そのときの状況に相応しい服装を執事が取りそろえており,他国の高官と面談するといった場合には,王様らしいヒラヒラ付きの服が用意されているという具合だ。ズボンの色を変えるといった細かいチョイスを自分で行うことも可能だが,まあ執事の言うとおりにしておけば,おおむね大丈夫だそうだ。

Fable IIIの3Dインタフェース
Fable III Fable III

3Dマップが置かれた部屋
Fable III
 なにしろ,その執事の声を演じるのは,イギリスの俳優ジョン・クリーズ氏(会場,大ウケ)。モリニュー氏も当然のように「モンティ・パイソン」のファンであり,執事にも何かしらのモンティ・パイソン風要素を加えるという。なんだろ? シリーウォークかな?
 また,マップのある部屋に行けば,そこには立体的な地図が置かれており,虫眼鏡を使ってどこでも拡大可能。家一件単位で各大陸の様子が確認できるシーンが紹介された。

Fable III
 さらにFable IIIでは,“Touch”という要素も導入される。ソニー・コンピュータエンタテインメントがリリースした「ICO」に影響を受けたというTouchは,「そこにいる相手に触れる」というもので,相手の手を握ることで感情的な結びつきがより深く感じられるのだ。
 スクリーンでは,よその子ども達と遊んでいる自分の娘にプレイヤーキャラクターがTouchして,二人で手をつないで足取りも軽くパブへ向かうという,簡単なデモシーンが紹介された。

 ところが,パブの前で娘に「お母さんに,パブへはもう行かないって約束したじゃない」みたいなことを言われて,またしても会場大ウケ。仕方なく母親の元へ娘を連れ帰るが,今度は母親がプレイヤーキャラクターにTouchしてこようとするので,危うく身をかわすというシーンが続いた。このあたり,よく分からないのだけど,夫婦にはいろいろな事情というものがあるのだろう。きっと。

Fable III Fable III

 さらに,道ばたに立っている薄汚い物乞いにTouchすると,なんと,二人で手をつないで大喜びし,そのまま工場に彼を売り飛ばしてしまうという言語道断な展開に。意図に気づいた物乞いが必死で抵抗するが,ひ弱な彼では握られた手をふりほどくことができず,そのまま売られてしまったのである。
 会場は爆笑の連続で,なんとなく分かった気になってしまうのが,モリニューマジックかもしれないが,いずれにしろ,ほかにもいろいろな応用ができそうな機能だ。

Josh Atkins氏
 そして,戦闘もまた直感的であることが求められ,プレイヤーキャラクターは同じボタンを押しても,状況に応じて違う行動をとったりするのだという。戦闘についてはLionhead StudiosのJosh Atkins氏がモリニュー氏に代わって説明したのだが,それによると,ボタンを押したときのアニメーションが滑らかで,自分が重い剣を振り回していると感じることや,パワーを感じることが重要であり,同時にまた簡単すぎることのないようなバランスも必要だという。
 デモ画面ではさまざまな武器による戦いの様子が登場したが,バイオレンス度は割と高めという印象で,出血量も多い。ヘルスメーターは普段は表示されず,危険なときにだけ画面に現れるようだ。全体的に,HUDの類は非常に少ない。

Fable III

 質疑応答では,具体的な説明はなかったものの,Xbox 360用のモーションコントローラ「Project Natal」への対応に前向きであることや,Twitterと連動し,ほかのプレイヤーの意見によってゲームの進行が変わる(みんなの反対を押し切って結婚したりすると,評判が落ちるらしい)といった,そのほかのさまざまな試みも紹介された。今回の講演のタイトルが発表されたときは,もしかしたらProject Natal全面対応か? という憶測も一部ではあったが,実際にはそのようなことはなかった。

 最後にFable IIIのPC版について聞かれたモリニュー氏だったが,「私はPCゲームで育ち,PCゲームでたくさんの面白い体験をしました。それは知っておいてください」と言うにとどまった。今や,Microsoft Game Studiosのクリエイティブディレクターを務めるだけに,あまりいろんなことは言えないのだろうが,ちょっと残念だ。
 GDCならではの興味深いレクチャーだったが,個人的には昔のように,もっと「無理だろそれ」的な風呂敷も広げてほしいと,ちょっと思う。
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