豪華キャスト陣が登場し，新作タイトルの発表も行われた「龍が如く4 伝説を継ぐもの」発売記念記者会見をレポート

　セガは本日（3月16日），品川インターシティホールにてPlayStation 3用ソフト「龍が如く4 伝説を継ぐもの」発売記念記者会見を開催した。会見には名越稔洋総合監督に加え，豪華キャスト陣がゲストとして登場。ステージ上でインタビューや，新作の制作発表などが行われた。

豪華キャスト陣が続々と登場！　サプライズ発表に期待が高まる

　記者会見の司会を務めたのはケイ・グラントさんと，「龍が如く」シリーズの主人公，桐生一馬役の黒田崇矢さん。まずは名越総合監督が登場し，取材陣に向かって挨拶を述べた。
　続いて，成宮寛貴さん（谷村正義役），小沢真珠さん（リリ役），桐谷健太さん（城戸武役），徳重 聡さん（堂島大吾役），高橋ジョージさん（浜崎豪役），遠藤憲一さん（杉内順次役），沢村一樹さん（新井弘明役），北大路欣也さん（宗像征四郎役）の順番で，続々とキャスト陣がステージに登場。それぞれ収録を振り返り，以下のようにコメントしていた。

成宮さん：
　とにかく物量が多く，警察の専門用語などもあったので大変でした。何より「龍が如く」という渋い男の世界を舞台に，遊びあり，シリアスありと，演じ分けをするのが凄く難しかったです。


小沢さん：
　裏のある役どころに加え，声優初挑戦ということで凄く難しかったのですが，監督さんから細かい指示をいただきまして，やらせていただきました。普段やっているドラマや舞台のお芝居とはまったく違い，とても新鮮でした。素晴らしい作品に関われたことを光栄に思っています。


桐谷さん：
　正直戸惑いました。何も無いところからセリフを喋って，相手との呼吸も分からないし想像力が凄く必要だなと思いました。当初は1日で録り終える予定だったのですが，監督さんに「もう1日やらせてくれ」とお願いしまして，2日めからはやり方も分かったので，楽しんでできました。本当に出来上がりが楽しみで，ワクワクしています。


徳重さん：
　若くして東城会を引っ張る堂島大吾。そのカッコ良さと力強さを何とか表現したいと思いました。今回，演出の横山さんと協力してそういった人間を作り上げることができたと思っています。


高橋さん：
　前回に比べ，今回の浜崎はちょっと勢いがないんですけれども，「まだ野望を捨てきれない」という粘りのある感じで演じました。前回との違いをぜひ見てほしいですね。あと，一言言わせてもらうと，皆さんCGでも似てますが，僕だけ似てないですよね？（笑）


遠藤さん：
　僕は本当に自分の顔が強面でグロテスクで，あまり好きじゃないんですよね。ただ，この映像を見せてもらって，より誇張されてグロテスクになっていたので，初めて自分の顔が優しいと思えました（笑）


沢村さん：
　誠実で男気のある極道ということで，前日に収録した「セクスィー部長」を忘れるのに凄く苦労しました。そして，「龍が如く」という男らしい作品に僕が関わって大丈夫なのかなとも思い，不安を抱えたまま現場に行ったのですが，名越監督を見てより一層不安になりましたね。
　今日，久しぶりにお会いして「黒いなぁ！」とあらためて思ったんですが，そういう不安の中で演出の横山さんが物凄く細かいところまで指導してくださって，何とかいい形で関われたのではないかと。素晴らしい作品に関われて，誇りに思います。


北大路さん：
　今初めて映像を見て，凄い迫力だなぁと思いました。どこに使われるのか分からない声を沢山入れたので，それがどういう状況で当てはめられるのか楽しみです。


　キャスト陣のコメント後は，入れ替わる形でキャバクラ嬢役の7名が登場。司会の「1500名以上もの応募者から選ばれて今ここに立っているわけですが，ご心境はいかがですか？」「名越監督を初めて見たときの印象は？」という質問に対し，全員を代表してRioさんが以下のようにコメントしていた。


Rioさん：
　とても緊張していますが，この場に立てたことを光栄に思っています。これまで色々なイベントにも参加させていただいて，私達自身も凄く成長できたと思いますし，その機会を与えてくれた方々と作品に対して，感謝の気持ちで一杯です。
　監督は初めてお会いしたとき，とてもお色が黒くいらっしゃって……怖そうな方だなと思ったんですが，接するうちに優しくて気さくなことが分かりました。とても熱い方なんだなと今は感じています。

Rioさん

森摩耶さん

齋藤支靜加さん

水谷望愛さん

河崎姫華さん

愛原エレナさん

一木千洋さん

　続いて，セラピストのマリを演じた矢口真里さんが登場。司会に収録の感想を聞かれ，以下のように答えていた。

矢口さん：
　本当に，人生でこんな言葉を発することって，このゲームでしかないだろうなと思いました（笑）。本当にセクシーなセリフが多くて無茶苦茶恥ずかしかったんですけれども，映像を見て「あ，私って結構セクシーもいけるんだ」と自分に自信がつきました。どうもありがとうございました。


　そして，最後に登場したゲストは本作のテーマソングを担当したZeebraさん，Mummy-Dさん，RYO the SKYWALKERさん，DJ Hasebeさんの4名。名越監督曰く，「今回はシリーズ初の主人公4人ということで，それにマッチする楽曲をお願いしました」とのことで，4人は曲作りを振り返って以下のようにコメントしていた。

Zeebraさん：
　今回初めての4人主人公ということで，監督からの依頼に応え，ヒップホップ界，レゲエ界からレジェンドと言えるようなメンバーを集めました。

Mummy-Dさん：
　最初は，ZeebraとRYO the SKYWALKERと，DJ Hasebeの3人が決まっていて，俺は「あと一人は誰にしたらいいかな？」という相談を受ける役だったんですよ。それがいつの間にか参加することになっちゃって驚きました。
　そのほかにも締切の日を言われなかったり，色々な高いハードルを突きつけられまして。凄く大変だったんですが，その高いハードルを越えられるような楽曲ができたと思っています。

RYO the SKYWALKERさん：
　今回一緒にやらせていただいた御三方は，僕にとって大先輩でヘタ打てないなと。頑張らせてもらいました。

DJ Hasebeさん：
　3人のキャラクターが立つように各パートを作り込みました。あとは，ゲームのイメージもけっこう気にしながら考えました。

Zeebraさん

Mummy-Dさん

RYO the SKYWALKERさん

DJ Hasebeさん

　会見の最後には名越監督から「『龍が如く4』では主人公を4人にしまして，ますます熱いドラマに磨きのかかった内容になっています。これから，まだまだ新しい進化を続けて行ければなと思っています。そして，その進化の一端として実はすでに始めている仕事がありまして……今日はそれをお見せしたいと思います」というコメントがあり，「PROJECT K」（開発コードネーム）という新作タイトルのサプライズ発表と映像の上映が行われた（関連記事）。

　PVの上映後，名越監督は「まだ現状では名前も社内のプロジェクトコードでしかないんですが，神室町を舞台とした新たなタイトルです。また近いうちに発表できる場を設けたいと思いますので，しばらくお待ちください。『龍が如く』はまだまだ進化を遂げますので，これからも応援をよろしくお願い致します」と語り，発売記念記者会見は幕を閉じた。

「龍が如く4 伝説を継ぐもの」公式サイト