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[韓国ゲーム事情#832]CryENGINE 2.0を使用した,過去と未来を行き来するMMORPG「The Day」の詳細が明らかに
CryENGINE 2.0を使用した,過去と未来を行き来するMMORPG「The Day」の詳細が明らかに(2008/1/8)
本作でプレイヤーは,2250年の地球を背景に人類を抑圧する世界政府と戦う反乱軍の役割を受け持つことになる。現在準備されているプレイヤーキャラクターは,新人類,機械人類,旧人類,実験人類の4種族で,今後追加される可能性もある。また,各種族に五つのクラスが用意されている。
4種族はそれぞれ,独自の背景とストーリーラインを持っている。
旧人類は,世界政府の無出産政策に反旗を翻して,世界各地の辺境地に隠れた人々,実験人類は生体実験を受けている途中で脱出し,怪物のような容貌を持つようになった種族だ。新人類は最も優秀な科学技術を持つ種族で,機械人類は世界政府が特殊部隊創設のために開発したアンドロイドだったが,自我の覚醒によって独自の勢力を構築した種族だ。
4種族はすべて,世界政府に対抗する反乱軍の立場だが,それぞれの目的の違いにより二つの陣営に分かれて対立している。新人類と機械人類は,資金が豊富な「Minority Party」に属しており,世界政府を打倒して自分達が世界を統治するという野望を持っている。また,旧人類と実験人類で構成された「Underground Rebellion」は,この世界で生き残るための戦いを行う。今後変更される可能性もあるが,シナリオと関連した本作の代表的なシステムには,次のようなものがある。
Warmholeシステム
宇宙の時間と空間の壁に存在する穴である“Warmhole”は,人間を遺伝子分解して時間旅行(Genomic Transfer)させることが可能だ。プレイヤーはこのWarmholeを通じて,1400〜1600年代のヨーロッパやアジアと,ゲーム上の現在(2200年〜2350年)を行き来できる。本作における悪の勢力,世界政府もWarmholeを通じて時間旅行が可能なため,ルネサンスの時代を背景に銃撃戦を行ったりもする。
Changing Worldシステム
これは,プレイヤーがWarmholeを通じて過去へ行き,そこで選択した行動によって,現在(2200年)のすべてのものが変わってしまうというシステムだ。同システムの適用範囲は非常に広く,プレイヤーにだけ影響を与えるものや,ワールド全体に影響を与えるようなものもある。例えば,電気を発明したトーマス・エジソンが死亡する以前の時代へ行き,彼の命を延長させたあとに現在へ帰還すれば,電気と関連した技術がより革新的に発展するといった具合だ。
異なる時代の資源の結合システム
過去と未来の資源を結合して,まったく新しい武器を作り出すアイテム製造システム。例えば,過去の武器の“石弓”と,未来の技術である“DNAテクノロジー”を融合させて,敵のDNA連結構造を切れる石弓を作るなど,奇想天外なアイテムが製造できる。
クエストシステム
プレイヤーは世界政府に対抗する反乱軍として現在と過去を往来しながら,さまざまなクエストを解決しなければならない。“現在”で受けるクエストの多くは,世界政府の侵略を阻止したり,物資を奪取したりなど,“生存”を懸けて行うものだ。また,“過去”で受けられるクエストには,インスタンスダンジョンで過去の歴史をわい曲している世界政府を邪魔したり,反乱軍に有利な歴史を創造したりといったものがある。
本作は,こうした独特のコンセプトのほか,豪華な開発陣でも業界の注目を集めている。Webzenで「ミュー 奇蹟の大地」を開発した3人の最初期メンバーの一人で,Webzenの全タイトルの開発を統括したCho,Ki Yong元副社長が,Reloaded StudiosのCEO兼統括ディレクターを受け持っている。そのほかにも,NCsoftで「リネージュII」の企画を長期間にわたって担当した人物や,アメリカの大手コミック出版社Marvelのメインアーティストで,CAPCOMの「STREET FIGHTER」のコミックアーティスト出身のAndrew Hou氏などが開発に参加している。
同社のCEOであるCho,Ki Yong氏は,「次世代オンラインゲームを再装填(RELOADED)するために,社名をReloaded Studiosと命名しました。今までのノウハウを活用し,東洋と西洋をカバーするグローバルオンラインゲームを作り,The DayによってMMORPGの大衆化と第二のオンラインゲーム時代を開きたいと思います」と,本作の開発意図を表明した。
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