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ハロー!Steam広場 第6回:荒れ果てた世界にヴァイキング
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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,遊ぶ予定のないゲームを購入してしまう上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第6回は,荒廃した世界を生き抜くヴァイキングたちを描いたタクティカルRPG「The Banner Saga」をメインにご案内しよう。ほかにも,広大な宇宙でドッグファイトを楽しむサンドボックス型MMORPG「Entropy」や,執念すら感じるほど破壊表現に拘ったレースゲーム「Next Car Game」もあるので,とくとご覧あれ。
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荒廃した世界を生き抜くヴァイキングたちの叙事詩「The Banner Saga」
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今回紹介する「The Banner Saga」は,荒れ果てた世界に生きるヴァイキングたちを描いたタクティカルRPGだ。昔のディズニーアニメを彷彿とさせるグラフィックスが特徴的で,各主人公たちのストーリーを場面ごとに追う形で,ゲームが進行していく。
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本作では,会話の選択肢がストーリーや,戦闘の難度に大きく影響してくる。例えば,会話の選択肢次第で,戦闘に参加する味方や,敵の数が変わったり,敗北してもゲームオーバーにならず,そのまま進行したりと,ある程度ストーリーに道筋がありながらも,どう展開していくかはプレイヤー次第となる。
ちなみにゲームはオートセーブなので,選択の結果が不満でも,引き返すことができない。ありのままを受け止めよう。
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キャラクターに対する成長要素は薄く,戦闘ではレベルや装備での誤魔化しが効かないので,キャラクターごとの特性を活かした戦略を立てることが非常に重要だ。
戦闘に勝利すると手に入る名声ポイントを使って,キャラクターを昇進させることはできるものの,だからといって,そのキャラクターだけでゴリ押しできるほど強くなるという訳でもない。
なので,戦闘で少しでも有利になるため,事前の会話などは慎重に進めていきたいところだ。
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さて,ゲームの内容からも分かるかもしれないが,本作を楽しむうえで英語のスキルは必要不可欠。前述したとおり,選択肢の内容で,戦闘条件が変わるので,適当に選択肢をクリックして進めていくのは非常にリスキーだ。
「ストーリーはいいから戦闘を楽しみたい」という人は,戦闘部分だけを切り出して,オンラインプレイに対応し,さらに無料で遊べちゃう「The Banner Saga: Factions」というタイトルもあるので,そちらをチェックしてほしい。
「The Banner Saga」Steamページ(24.99ドル)
「The Banner Saga: Factions」Steamページ(Free to Play)
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広大な宇宙を舞台にしたサンドボックス型MMORPG「Entropy」
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アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,広大な宇宙を舞台にしたMMORPG「Entropy」を紹介しよう。
本作は,宇宙戦闘機でのドッグファイトを前面に押し出しており,スキルや操作テクニックを駆使したアクション性の高いPvE/PvPが楽しめるほか,交易や生産といった要素もしっかりと組み込まれている。
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プレイヤーが探索可能な星は120以上あり,移動中に突如現れるミッションセクターに侵入して,宇宙海賊と戦ったり,宇宙資源を回収したりしながら,経験値やお金を稼ぐことができる。
もちろんMMOなので,ほかのプレイヤーとグループを組んで一緒に遊ぶことも可能だ。
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まだまだバグが多く,ゲームの完成度という点ではいまひとつだが,アップデートは頻繁に行われており,開発チームのやる気が感じられるタイトルなので,興味のある人はぜひプレイしてみよう。
「Entropy」Steamページ(19.99ドル)
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徹底された破壊表現が魅力のレースゲーム「Next Car Game」
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「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,そんなGREENLIGHTから選出され,アーリーアクセス版がリリースされた「Next Car Game」を紹介しよう。
本作は,車同士が激しくぶつかり破壊し合う“デモリッションダービー”をテーマにしたレースなどが楽しめるタイトルだ。
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こだわりを越えて執念すら感じるほど,破壊表現に力が注がれているおかげか,車体を思い切りライバルカーにぶつけた時の爽快感は“最高”の一言に尽きる。
レースそっちのけで車をぶつけまくるのが,本作――というよりデモリッションダービーの楽しみ方なので,どんどんぶつけてライバルカーを破壊していこう。
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普段レースゲームで遊ばない人でも,アクションゲーム感覚で楽しめると思うので,ぜひ遊んでみてほしい。ちなみに本作で使用している「ROMU Engine」のテクノロジーデモがプレイできる「Next Car Game Sneak Peek 2.0」も同梱されている。
「Next Car Game」Steamページ(29.99ドル)
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