ゴーストの感染を食い止めろ！　「クロスファイア」にゴーストと戦う新モード「パンデミックモード」が登場

　アラリオが運営するオンラインFPS「クロスファイア」にて，5月28日の定期メンテナンスで，新モード「パンデミックモード」が実装されることが明らかになった。またこれに伴い，パンデミックモード専用の新マップ「13th Zone」が登場する。


　パンデミックモードは，プレイヤーが傭兵と「ゴースト」に分かれて戦うゲームモードで，ゴーストに攻撃された傭兵は，ゴーストになってしまうのが特徴。ゲーム開始時はすべてのプレイヤーが傭兵としてスタートするが，開始後20秒が経過すると，プレイヤーのうち一人が「マスターゴースト」に変化する。マスターゴーストに選ばれたプレイヤーは，ほかのプレイヤーを攻撃して仲間を増やしつつ，すべてのプレイヤーをゴースト化させることが勝利条件となる。傭兵側のプレイヤーはそれを阻止しつつ，ゴースト化したプレイヤーをすべて倒すか，制限時間を生き延びれば勝利となる。

この赤いのがゴースト。なんだかゴーストというより，戦隊モノかマーベル系の怪人っぽい気も

　またゴーストは体力が非常に大きく設定されており（参加人数によるが，マスターゴーストの場合3000〜6000HP，通常の傭兵は100HP），簡単に倒せない。効率よく倒すには，複数の傭兵プレイヤーで集中砲火する必要がありそうだ。
　逆にゴースト側は近接武器による攻撃しかできないものの，一回の攻撃で傭兵のゴースト化が可能。攻撃を受けてゴースト化した傭兵は「自分を攻撃したゴーストの半分のHP」を有するようになる。傭兵チームはゴーストが増えれば増えるほど不利になっていくので，残り人数によって立ち向かうか逃げ回るかの判断が求められるというわけだ。

　パンデミックモードは，専用マップでのみプレイ可能で，今回新たに実装される，「13th ZONE」がそれにあたる。以下に掲載した情報には，この13区域にあった秘密研究所と，そこで研究されていたゴースト兵の暴走という背景設定や，その他ルールの詳細についても記載されているので，併せて参照してみるといいだろう。

「13th ZONE」

　これまでのシリアスなゲームモードとは打って変わり，なかなか風変わりなプレイフィールを楽しめそうなこの新モード。本作のプレイヤーは28日の実装を楽しみにしておこう。

■　パンデミックモードについて

同時接続者数が100万ユーザーを突破した中国では「ナノモード」として実装されおり、非常に人気の高いゲームモードです。

■　プレイ方法説明

1．概要
ゲームスタート後、20秒が経過すると、プレーヤーのひとりがランダムでマスターゴーストに変化します。マスターゴーストは傭兵を攻撃して「感染」させます。すべての傭兵を「感染」させることができればマスターゴーストの勝利、すべてのゴーストが撃破されてしまうか、タイムアウト時にひとりでも傭兵が生き残っていれば傭兵の勝利です。

→ゲームスタート後、20秒間は、誰がマスターゴーストになるかわからないため、緊張感のある駆け引きが楽しめます。

2．感染方法
マスターゴーストが傭兵を攻撃すると、傭兵に「感染」させることができます。感染させられた傭兵はゴーストとなり、感染させられたゴーストが傭兵を攻撃すると、攻撃された傭兵もゴーストになります。感染させるためには、傭兵のHPを0にする必要はなく、ゴーストの攻撃が1ヒットするだけで感染してしまいます。

→攻撃が1HITしただけで感染してしまいます。ゴーストのHPは高く設定されているため、ゴーストの数によっては倒すことができなくなってしまいます。攻撃するか、タイムアウトまで逃げ回るか、プレーヤーの状況判断が問われるゲームモードです。

3．ゴーストのHPについて
マスターゴーストのHPは3000〜6000（参加人数によって変化）と高めに設定されています。感染させられたゴーストのHPは、感染させたゴーストのHPの半分になります。

例：HP3000のマスターゴーストが傭兵を感染させる
→感染させられたゴーストのHPは1500
→ゴーストに対してはHPを100削るごとにK/Dがカウントされます

→ゴーストのHPが高いためマガジンが足りなくなりがち。1HITで感染してしまうため、ナイフでゴーストを倒すのは至難の業です。

5．パンデミックモード特別マップ
パンデミックモードは専用のマップでプレイされます。5月28日のアップデートでは、パンデミックモード専用の新マップ「13th ZONE」が実装されます。

6．ポイント
シリアスになりがちなFPSをワイワイ盛り上げてくれるゲームモードです。マスターゴーストにプレーヤー全員で集中放火したり、自分以外のプレーヤー全員がゴースト化した状態で残弾数ゼロで逃げ回ったり、通常のFPSでは楽しめないプレイが可能です。

■　新マップ「13th Zone」設定

四方を海に囲まれた‘リノ’は、乾燥した砂漠のなかに建つ唯一の人工都市だ。治外法権である‘リノ’には、政府も手を付けられない腐敗した場所、として知られた「13区域」が存在する。13区域の正体は、ブラックリストの秘密研究所“イキシオン”であった。　
“イキシオン”はゴーストの戦闘力を向上させるためのゴーストナノマシンを開発していた。しかし、生体実験に投入された実験体の体に異常反応が発生し制御不能となり、研究所を閉鎖する事態となった。研究所が閉鎖されてから1ヶ月。13区域では原因不明の殺人事件が発生するようになった。
その殺人事件は、それほど大きなニュースにもならず、世界の注目を集めることはなかったが、生き残った実験体は人間を宿主として少しずつ増殖を繰り返していった。原因不明の事態に、米政府は13区域と半径10キロ以内のエリアを閉鎖し、世界と断絶させることとなる。
　実験の失敗と事態の深刻さに気が付いたブラックリストは、13区域付近に駐屯していたグローバルリスク（Global Risk）に協力要請を依頼する。こうしてゴースト実験体の破壊を目的とした特殊機動部隊‘UNF’は、世界と断絶した13区域に軍隊を派遣し、実験体の破壊を行うことになったのである。