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恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた
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印刷2011/01/21 17:00

インタビュー

恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた

画像(012)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた
画像(013)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた
 2011年1月26日,カプコンのオンラインアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン」PC / Xbox 360)で,大型アップデート「シーズン10 “新たなる技の境地”」が実施される。
 2007年7月のPC版正式サービス開始以降,「MHF」では“シーズン”という名称で大型アップデートを重ねてきたが,今回でそのカウントが「10」となる。3周年とは別の節目を迎えたといえるシーズン10では,これまでとは異なるアプローチでの挑戦をしているという。
 4Gamerでは,「MHF」運営プロデューサーの杉浦一徳氏に,その意気込みと,今後のさらなる展望について聞いてきた。


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。
 最初にお聞きしたいのですが,シーズン10では今まで恒例といえる新モンスターの実装予定がありませんが,これはなぜでしょうか?

カプコン「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサー 杉浦一徳氏
画像(035)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた
杉浦一徳氏(以下,杉浦氏):
 順を追って説明すると,シーズン10をどんなアップデートにするか,その内容を開発・運営チームで検討した際に,これまで通り新モンスター+αのスタンダードなものにするか,それとも挑戦的なアップデートにするかという議論をまず行いました。
 検討を重ねた結果,今回は新モンスターの実装を見送り,その代わりに以前の予定より前倒しで,追加アクションや新スタイルなどを一気に実装しようという方針で決定したんです。

4Gamer:
 以前からお話しされているように,3〜4か月周期の大型アップデートで“開発できること”には限りがあるから,取捨選択で今回は新モンスターをあえて見送ったということですか。今後はもう登場しないというわけではないですよね?

杉浦氏:
 もちろん,次回以降のアップデートでは新モンスターが登場する予定です。
 新モンスターを実装することには,大きく捉えると役割が二つあると我々は考えています。
 一つは,アップデートに対するプレイヤーの皆さんの期待感を高めること,つまり,新モンスターにはどういう特徴があって,どういった行動を取るかなど,事前に期待していただく部分ですね。
 もう一つはもちろん,アップデートの実装後に継続して遊んでいただくことです。ただ,新モンスターは,実装直後の人気こそ極めて高いのですが,しばらく経つと既存モンスターとあまり変わらないクエスト受注数になるんです。

4Gamer:
 新モンスターだけでプレイヤーの関心を保ち続けるのは難しい,と。

杉浦氏:
 はい。プレイヤーの皆さんにどうやって刺激を与え続けられるかは,オンラインゲームの運営において大きな課題です。
 「MHF」はもう3年以上サービスを続けていますから,安定性や保守性を考えていくだけでなく,何か刺激を加える必要があります。
 プレイヤーの皆さんのおかげでシーズン10という節目を迎えることができたわけですから,その感謝の意をお伝えするためにも,一つ大きな挑戦をしようじゃないか,というのも,追加アクションや新スタイルを中心とする方針にした理由の一つです。

HR1から使える追加アクションやスタイル「嵐ノ型」を実装

新アクションの追加で“新しいゲーム”に生まれ変わる


4Gamer:
 それにしても,大型アップデートで恒例といえる新モンスターをスキップするとは,また思い切りましたね。新アクションについての反響は,今のところどんな感じでしょうか?

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杉浦氏:
 期待の高さという点では,初報を出したときの反響は,いつもの新モンスター情報よりも大きかったほどです。
 新モンスターに代わって,皆さんを満足させるような内容にしなければなりませんから,今回は“考える苦しみ”がかなりありましたが,追加アクションも新スタイルも,これまで「MHF」を遊んでいただいている皆さんには十分に納得していただける内容になると考えています。
 ただ,実装後に実際に遊んでいただく点に関しては,少々事情が異なります。というのも,アクションゲームにとって“新たなアクションが追加される”ということは,極論ですが,“新しいゲームに生まれ変わる”といっても過言ではないからです。
 これはかなりハイリスクではありますが,私達は狩りに新たな刺激を加えることでハイリターンに繋がると考えました。

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4Gamer:
 刺激とは,具体的にはどのようなものだと考えていますか?

杉浦氏:
 使いこなすにはそれなりの時間がかかりますが,これまで自分が使い慣れた武器に新たな操作性が加わるわけですから,それ自体が新たな刺激となります。
 また,他の方のプレイを見て立ち回りを学んだり,自分から提案したりすることで,情報交換という形の刺激も生まれるでしょう。

4Gamer:
 なるほど。クエストメンバーの連携なども,違うものになってくるということですね。確かに,長らく「MHF」をプレイしていると,プレイヤー間の連携といった部分については,暗黙の了解みたいなものができあがっていて,あまり情報交換はしなくなっていたかもしれません。
 少し話を整理したいのですが,今回実装されるのは,HR1から使える追加アクションと,スキルランク(SR)ハンターが選べる新スタイル「嵐ノ型」の二つですよね?

杉浦氏:
 はい。追加アクションはゲーム開始直後から使えるもので,基本的には,今まで皆さんが普通に操作しているアクションに,新しいものが追加されると考えていただいてかまいません。
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 「嵐ノ型」が使えるようになるのはSR100からで,実装済みの「天ノ型」「地ノ型」に続く新スタイルとなります。
 新スタイルにも追加アクションは適用されますから,従来のモーションをほぼ使わないような狩りもできます。たとえば,大剣の「嵐ノ型」なら,斬り上げで溜め斬りができるようになります。アクションや使い方によっては,与ダメージの効率も上がりますし,新しい狩りという刺激を十分に堪能していただけるのではないでしょうか。

4Gamer:
 武器種ごとの追加アクションは,何パターンくらい増えるんですか?

杉浦氏:
 武器種ごとに1〜3パターンです。申し訳ないのですが,ガンナー系はアクションのバリエーションを増やすのが難しく,それぞれ1〜2種類と少なめです。
 ただこれは,できるものから増やしていこうということで,今回は近接武器が多いと捉えてもらえればと思います。ガンナー系についても,今後アクションを増やしていくことを継続して検討していきます。

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特異個体は次期アップデートまでほぼ毎週登場

次に登場する新モンスターは,かなり力が入ったものに


4Gamer:
 シーズン10で新モンスターは実装されませんが,通常のモンスターとは動作の異なる“特異個体”は追加されますよね。

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杉浦氏:
 実は,特異個体モンスターはかなりの人気コンテンツなんです。
 原種とは動作が大幅に異なる特異個体は,細部のディテールは異なりますが,大枠としては原種のモンスターと同じ姿です。「このモンスターはこう動くはず」という誰もが抱く先入観を,「そう来るか!」といい意味で裏切ってきたことで,非常に高い評価をいただいているんですよ。

4Gamer:
 動作が違えば,ある意味,新モンスターともいえますしね。ただ,特異個体に挑戦できるのは,ハンターランク(HR)500以上のSRハンターのみですよね? HR500までお預けとなると,始めて間もないプレイヤーにとっては,かなりハードルが高い気もするのですが。

杉浦氏:
 実は,今回追加される特異個体は違うんです。
 先にお話しした追加アクションは,HR1から使えるので新規の方でも楽しめますが,特異個体に挑戦するのはHR500までお預けとなってしまっては,ギャップがありすぎます。そのバランスを取るべく,低HRでも特異個体に挑戦できるクエストを用意しました。

4Gamer:
 おお,それはいい話ですね。どのHR帯から特異個体に挑戦できるんですか?

杉浦氏:
 モンスターによって異なるのですが,ドスランポスの特異個体はHR3以上から,デュラガウアの特異個体はHR22以上/HR100以上の剛種クエストなどで挑めます。
 実装される中ではラージャンは相当強いですし,ドスランポスはどう変わるのか期待してほしいですね。

4Gamer:
 今回低HR帯で特異個体が登場するクエストは,刺激以外で通常のクエストと異なる部分はありますか?

杉浦氏:
新モンスターなら剥ぎ取りや報酬で得られる新素材で新しい武具を生産できますが,特異個体では無理ですから,そこは少し考えました。
 以前から「新しいG装飾品を追加してほしい」というご要望を頂戴していましたので,今回は低HRのお客様にも挑戦いただける特異個体クエストを配信し,そのクエスト報酬として主に「MHF」で追加されたスキルに関連するG装飾品を報酬に加えています。

4Gamer:
 シーズン10では何種類の特異個体が登場するんですか?

杉浦氏:
 ここでは,シーズン9.0以上になるとだけいっておきましょう。シーズン10の期間,ほぼ毎週登場します。なので数を明言すると,次回のアップデート予定日が先にばれちゃうので許してください(笑)。
 今回の特異個体の試みが上手くいけば,プレイヤーの皆さんに,継続して刺激を提供できるわけです。
 誤解がないように説明しておくと,今回の試みが成功したとしても,新モンスターの開発に対して消極的になったり,あるいは止めてしまったりすることはありません。むしろ次の新モンスターは,いつもより開発の期間を確保できたので,かなり力が入っています。
 また既存モンスターについても,特異個体とはまた違ったコンセプトの企画も進めているところです。これは時期が来たら,あらためてお話ししたいと思います。

4Gamer:
 水面下ではいろいろ進んでいるんですね。期待しています。
 モンスターがらみでもう一つ質問ですが,新フィールドとして実装される「新大闘技場」は,既存の大闘技場とどこが違うのでしょうか?

画像(011)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた
杉浦氏:
 新大闘技場は,いろんな遊び方ができるようにと考えたもので,バリスタが設置されています。配信するクエストも多彩ですから,新しい刺激として楽しんでいただけるのではないでしょうか。

4Gamer:
 プロモーションムービーでは,ガノトトスを狩っていましたよね。

杉浦氏:
 はい。闘技場内に水が配置されているので,ガノトトスのような魚竜種が登場するクエストも実現可能になりました。

4Gamer:
 ちなみに,新大闘技場の広さはどのくらいになるのでしょう?

杉浦氏:
 もとからある大闘技場よりけっこう狭いです。

画像(009)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた 画像(010)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた

武器バランス調整は下方修正が目的ではない

今後はテストサーバーでの公開デバッグも検討中


4Gamer:
 以前から公式サイトでアナウンスされていましたが,シーズン10の重要なトピックとして,武器バランスの調整がありますよね。確認の意味を込めて,あらためて確認させてください。

杉浦氏:
 はい。修正対象になるのは,片手剣,ヘビィボウガン,ライトボウガン,双剣,大剣,ガンランスです。
 ボウガンは以前から告知していたとおり,毒弾と麻痺弾のダメージ量がモンスターの肉質に影響されるようになります。片手剣は「天ノ型」で上方修正を入れ,双剣では「天ノ型」でプラスとマイナスそれぞれの修正を行います。いずれも,詳細に関してはアップデート前日に確定情報を掲載しますので,詳しくはそちらでご確認ください。

4Gamer:
 仮に,調整が上手く行っていない──つまり失敗だと判明した場合,どういう処置を予定していますか?

杉浦氏:
 武器バランスの調整は,1回やれば終わりというわけではなく,引き続き検討していくべき課題ですから,再調整を行うことになります。
 こうした調整は,強い武器をいたずらに下方修正するのが目的ではありません。お客様からのご意見や開発・運営チームの仕様意図,ゲーム内での動向などさまざまな要素を検討して行っていますので,どうかご理解ください。
 実は,今後テストサーバーを用意して公開デバッグをできないか検討している最中なんです。こちらは決まったらあらためて発表させていただきます。

4Gamer:
 なるほど。
 ではここから,飛び飛びになりますが,ここまで話題に出ていないシーズン10の新要素についてもお聞きしたいと思います。今回実装される“剛猫武器(ごうにゃぶき)”とはどのようなものなんですか?

画像(033)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた
画像(034)恒例の新モンスターが実装“されない”シーズン10の真意とは? 「モンスターハンター フロンティア オンライン」運営プロデューサーの杉浦一徳氏にいろいろと話を聞いてきた
杉浦氏:
 剛猫武器は,能力がランダムで決まるという新しい生産システムを取り入れた武器です。ただその性質上,強化や派生はできません。それぞれの武器デザインも新しく描き起こしていますが,11種全部は用意できなかったので,今後追加していくことになります。

4Gamer:
 剛種武器と同じか,それ以上に強いものができる可能性はあるのでしょうか?

杉浦氏:
 そこは試してみてのお楽しみということで。生産に必要な素材の量はかなり軽めに設定したので,気軽に何度も挑戦する前提で試していただきたいですね。

4Gamer:
 実際,変化するのはどの部分なんでしょう?

杉浦氏:
 攻撃力はもちろん,剣士用なら斬れ味も変わります。ボウガンなら使用できる弾の種類,弓なら溜めが変わる感じですね。

4Gamer:
 武器や防具は,シーズン10でどの程度追加されますか?

杉浦氏:
 新モンスターが入らないわけですが,それでもいつもと同じくらいのボリュームですね。あと「MHF」オリジナル防具としては,イャンクックをモチーフにしたものが登場します。

新防具「ククボシリーズ」(左が剣士タイプ,右がガンナータイプ)
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4Gamer:
 HR100以上になると,HRが100上がるごとに頭防具やアイテムがもらえるようになりますよね。

杉浦氏:
 これは一言でいえば,HRを上げるモチベーションを高めましょうという試みです。武具の組み合わせ次第では,結構使えるものになるんじゃないでしょうか。また,シーズン10実装時点で授与HRを満たしている方については,たとえばHR500なら,500までの褒賞すべてを受け取れるようになっているので,ご安心ください。

4Gamer:
 また,「根性」と「高速設置」,2種類の新スキルが追加されますよね。それぞれどのようなものですか?

杉浦氏:
 ベテランハンターさんならご存じかもしれませんが,「根性」は,体力ゲージやスタミナが一定量以上あれば,即死攻撃を受けても体力が1だけ残るというスキルです。「高速設置」は,罠の設置速度が上がるというものです。

4Gamer:
 個人的にはようやくといった印象なのですが,武具工房に実装される検索機能はどのようなことができるのでしょうか?

杉浦氏:
 武器名,レア度,攻撃力,属性,会心率,スロット数,素材,ゼニーそれぞれから検索ができるようになります。またメニューでは,「片手剣/双剣」「大剣/太刀」といったように二つの武器種ごとに表示されていたものを別々にして,11行で表示されるようにします。
 防具については,その総数がもの凄い量になっているので,どうしようか頭を悩ませているところです。まずは剣士とガンナーで分類することを検討しています。

4Gamer:
 マイハウスでは,装備の「マイセット」が新たに20セット追加されますが,これは以前の追加分同様,PCやXbox 360のローカルに保存する形ですか?

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杉浦氏:
 そうです。現状のものと合わせて合計で40セット利用できるようになります。申し訳ないのですが,仕様の都合で,今のローカル保存形式はなかなか変更できない部分なんです。

4Gamer:
 有料サービスでは,イメチェンサービスに声優を起用したボイスが登場しますよね。

杉浦氏:
 アップデートと同時に,宮野真守さん,田中理恵さんをはじめとした男女それぞれ4種類ずつが追加されます。ただ,既存のボイス同様,かけ声が中心となりますので……。

4Gamer:
 「ほっ」「はっ」とかばかりだから,声優だからといってあまり期待しすぎてはいけないということですね(笑)。
 もう一つ,レジェンドラスタが4体追加されますよね。追加されるくらいなので推して知るべしだとは思うのですが,利用者は多いのでしょうか?

杉浦氏:
 詳しいデータは公開していませんが,そう捉えていただいてかまいません。
 今回追加された4体は,見ていただくだけでも分かるように,かなり「狙った」設定になっていて,ちょっと暑苦しいキャラもいます(笑)。

4Gamer:
 そのほか,シーズン10で実装されるものなどはありますか?

杉浦氏:
 本当に細かいところですが,ゲーム開始直後のアイテムボックスに全種の武器を揃えました。これで最初のクエストから,武器を選んでクエストに挑めるようになります。

同じ轍を踏まぬよう,変種モンスターの肉質を再調整

Xbox 360版はディスクレスで遊べるように


4Gamer:
 ここからは,シーズン9.0を振り返る質問をさせてください。まずは変種モンスターの肉質が一度変更されたあと,元に戻るということがありました。

杉浦氏:
 これは本当に,お詫びするほかありません。近いうちにきちんとした調整を施す予定ですが,同じ轍を踏まないよう,慎重に作業を進めています。

4Gamer:
 分かりました。個人的には,変種の肉質変更に期待しているので,再調整を楽しみに待ちたいと思います。
 それから,「VS.クエスト」の新システムのβテストという取り組みもありましたが,この結果はどうだったんですか?

杉浦氏:
 ありがたいことに,βテストには1回1000人強と,予想を超える多くの方に参加していただけました。テストでの不具合の修正とお客様からのご要望を反映するため,現在は本実装に向けてリファイン中です。

4Gamer:
 このシステムは,今後どういった形で使われる予定のものなのでしょうか?

杉浦氏:
 以前にもお話ししたと思いますが,公認ネットカフェの店舗規模で大会を開催できるようにすることを視野に入れています。「チャンピオントーナメント」のような大規模な大会を開催できるスペースがある店舗はなかなかありませんから。
 自動的に大会を開催できるようにするシステムですから,各店舗に渡してから問題が見つかるようだと話になりません。そういう意味では,きちんとβテストの役割を果たしたといえます。

4Gamer:
 そういえば,このインタビューが掲載される2011年1月には,「VS.クエストチャンピオントーナメント」が開催されますよね。

杉浦氏:
 「VS.クエストチャンピオントーナメント」は,日本全国どの会場でも,皆さんと真剣な意見交換ができるので,個人的にも非常に楽しみにしています。
 2012年〜2013年には47都道府県開催が達成できそうな見込みなので,まだ具体的には何も決めていませんが,ゴールは皆さんと一緒に祝える何かをやりたいですね。

4Gamer:
 シーズン9.0は,Xbox 360版「MHF」では初のアップデートとなりましたが,そのXbox 360版の動向はどうでしょう?

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杉浦氏:
 いろいろ施策は考えています。
 例えば,Xbox 360版「MHF」をプレイするには,最初にパッケージを購入していただく必要があります。
 このハードルを取り払うべく,2011年早々にマイクロソフトさんと協力して,Xbox 360版「MHF」の体験版をダウンロードできる「ご利用コード」を配布する予定です。マイクロソフトさんのご厚意で,「Xbox LIVE 48時間無料トライアル ゴールド メンバーシップ」も付属します。
 これは,以前4Gamerさんで配布していただいた体験版のディスクレス版といったところですね。ゴールドメンバーシップならハンターライフコースの料金を支払っていただければ,製品版同等のサービスを受けられるものです。

4Gamer:
 ついにディスクなしでもXbox 360版「MHF」を遊べるようになるんですね。

杉浦氏:
 はい。すでにプレイされている方に向けては,希望される方がXbox LIVE上で手続きを行えば,ディスクレスで遊べるようにする予定です。いずれも,詳細はあらためて発表いたしますので,ご期待ください。

4Gamer:
 個人的にもディスクレスになるのはありがたいのですが,そこまでこだわる理由を教えてもらえますか?

杉浦氏:
 現在の据え置き型コンシューマゲームでは,ゲーム機の光学ドライブを奪い合っているんですよ。そこでは当然ながら新しいタイトルの方が有利です。MHFは今後,次第に古いタイトルになっていくわけですから,なかなかディスクを光学ドライブに入れてもらえなくなるかもしれません。

4Gamer:
 確かに……。ゲーム機を起動したら,本体に入れているディスクのゲームを遊ぶ傾向が強いですね。本体から抜いたディスクは“クリア”していることが多いですし。

杉浦氏:
 ええ。ただディスクレスなら,ほかのタイトルのディスクをドライブに入れたままでも起動できます。最新タイトルをプレイする合間に「MHF」を遊んでいただくチャンスもそれだけ増えるというわけです。
 この場でお話しできることはまだあまりないのですが,この施策に関連した展開もいろいろ考えています。

4Gamer:
 なるほど。楽しみにしています。
 そういえば,シーズン9.0での同時接続者数などの推移はいかがでしたか? 2010年は12月など厳しい局面もあったのではないかと憶測してしまうのですが。

杉浦氏:
 ええ。「MHF」は年に1回ほど外的な要因で同時接続者数が落ち込みます(笑)。ですが,推移は想定の範囲内にとどまりました。これまでにも何度か落ち込みがありましたが,前後策はもちろん練っていますし,そのあとの施策できちんとフォローすれば,後により勢いを増すこともできることは,過去の経験から十分理解しています。
 逆に1月以降はお客様が増えることは,今までのデータが立証していますので,とても期待しています。

4Gamer:
 ちょっとゲームの話題とは離れますが,最近ではTwitterで公式アカウントを設けるといった試みも行っていますよね。

杉浦氏:
 私自身も公式アカウントで時折つぶやいていますが,おかげさまで8000人以上の方()にフォローしていただきました。これが1万人を超えたら,何かイベントをやろうと考えています。
 以前から#MHFのハッシュタグで検索をかけて,皆さんのつぶやきを拝見していたのですが,シンプルに「今日は楽しかった」「楽しくなかった」という感想を見られるのがいいですね。
 またMHFのYouTubeチャンネルを用意したところ,ご自身のブログに動画を貼ってくださる方も多く,非常にありがたく感じています。これからも,どんどん新しい技術や流行と融合していこうと考えています。

※2011年1月20日時点でのフォロワーは9000人を超えている

4Gamer:
 それでは最後に,今後「MHF」はどうなっていくのか展望を聞かせてください。

杉浦氏:
 現在,「MHF」は非常に安定したいい状態といえます。しかし,安定性は一歩踏み込むと保守性にも繋がってしまいますから,両者の差はきちんと切り分ける必要があります。もちろんサーバーやネットワークといったハードウェアの部分における安定性の強化は絶対です。そのための機材投資,人材育成も怠りません。
 その一方で,開発・運営チームは新しいことにも取り組まなければなりません。年3〜4回アップデートがあって,それぞれ新モンスターが追加されて……と予想できてしまうと,つまらないじゃないですか。その予想を,どうやっていい意味で裏切るか,という取り組みを続けていきます。
 そうした取り組みの中には,「MHF」を遊んでくださる方から「余計なことをするな」といわれるケースもあります。しかし,それが本当に余計なことなのかどうか──保守性に捉われた判断に陥っていないかどうか,あるいはサービス向上への貢献度はどのくらいか,といった部分をきちんと検証する必要があります。
 シーズン10は,まさにそれが裏テーマなんじゃないかと考えています。安定性と革新的な要素を,バランスよく実現できているんじゃないでしょうか。今回の試みが皆さんに受け入れてもらえるのであれば,2011年以降,もっと「MHF」は良くなっていくと信じています。

4Gamer:
 ありがとうございました。


 ここ最近の動向を振り返ると,MHFは幾つかの大きなチャレンジをしてきたことが分かる。例えばシーズン9.0では,新モンスターと新フィールドをセットにしたギミックを登場させたし,サービス面では一部有料コースの無料開放なども試みてきた。ちなみに2010年12月のプレミアムコース無料開放は大変好評だったとのことで,それを受けて1月26日のアップデート当日から,再び同様の期間限定キャンペーンが開始されるとのこと。

 そしてシーズン10では,“刺激”をキーワードにさらなるチャレンジを宣言した。変種モンスターの肉質問題のような課題もあるが,その多くは解決に向けて組織立った取り組みを継続して行っており,順次,進捗報告がなされる予定だ。今回のインタビューの中でチラリと言及された,2011年登場予定のさらなる新要素の詳細が気になるところだが,まずはシーズン10で“生まれ変わる”「MHF」を楽しんでほしい。

PC版「モンスターハンター フロンティア オンライン」公式サイト

Xbox 360版「モンスターハンター フロンティア オンライン」公式サイト

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(2010年12月21日収録)

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