「The Tower of AION」，「Episode4.5 -鋼鉄の波動-」は12月17日実装。復帰プレイヤーに特典装備のプレゼントもアリのトイボックスツアーレポート

　エヌ・シー・ジャパンは2013年11月30日と12月1日の2日間，同社がサービスしているタイトルのオフラインイベント「トイボックスツアー2013」を，東京都内にあるネットカフェ「マンガネット・ダーツ館 銀座店」にて開催した。
　初日に行なわれた「リネージュ」「リネージュ2」のイベントは，こちらのレポート記事で紹介しているとおり。本稿では2日目に行なわれた「The Tower of AION」のイベントの模様をお伝えしていこう。

　なお，前回のトイボックスツアーレポートに引き続き，エヌ・シー・ジャパンより，AIONの休眠プレイヤーに向けたプレゼントを提供してもらった。久しぶりにプレイしてみようという人は，ぜひチェックしてほしい。

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司会を務めたエヌ・シー・ジャパンのMCアライ氏（右）と，AIONのイベントでは初登場となるFSクロロク氏（左）。また，スペシャルゲストとして声優の尾高もえみさん（中央）も登場

次期大型アップデート「Episode4.5 -鋼鉄の波動-」が12月17日実装

　8月に行われた前回のトイボックスツアーで準備中であることが明らかとなった，次期大型アップデート“Episode 4.5”。AIONプレイヤーであれば，その続報が気になっていたかと思うが，今回のイベントでは，ついにその全体像が発表された。アップデート名は「Episode4.5 -鋼鉄の波動-」で，実装予定日は12月17日となっている。

　サブタイトルの“鋼鉄の波動”とは，新たに登場するロボット風のクラス“ギアウィング”のことである。会場ではMCアライ氏によるギアウィングの実演プレイが行なわれ，これまでのクラスとは大きく異なる見た目や動きに大きな注目が集まっていた。ギアウィングのパーティにおける役割は“タンク系”とのことで，シールドウィングとの住み分けも気になるところだ。

■新規インスタンスダンジョン

　Episode 4.5では，ハイレベル向けのインスタンスダンジョン「ルーンの保護塔」「ヨルムンガンドの進撃路」「鉄壁の決戦場」が追加される。また，かつてのPvPの主戦場であった“アビス上層”がリニューアルされ，ここで行われる要塞戦の報酬で入場できる“要塞ID”も，ハイレベル向けに再調整されるとのことだ。

「ルーンの保護塔」（PvE，Lv65以上，6人）

ルーンの保護塔のドロップアイテムの新規ウィングとのことだが，どう見ても翼ではなくロケットブースト？

「ヨルムンガンドの進撃路」（PvE，Lv61以上，6人）

「鉄壁の決戦場」（PvP，Lv61以上，24人）

アビス上層の「要塞ID」がリニューアル（Lv61以上，6人）

■「名誉ポイント」

　もともと，PvPや自種族への貢献度を示す指標として実装された“アビスポイント”だが，これまでのアップデートで当初のコンセプトから大きく離れてしまっていたため，初心に戻ってリニューアルが行なわれる。今後は“名誉ポイント”に統合され，階級算定時の新たな基準として使われることになる。

■装備品「ウォラント オフィサー」シリーズ

　PvP用装備品として，新たに「ウォラント オフィサー」シリーズが追加される。白を基色に，ユニコーンの意匠があしらわれており，なかなか目立ちそうなデザインの装備だ。下に掲載している画像は天族用で，魔族用は，青い部分がピンクになっているとのこと。

PvPやPvEをテーマにした来場者参加型のアトラクション

　今回のイベントでは，アップデートの発表だけでなく，恒例の各種アトラクションも行なわれた。ニコニコ生放送でライブ配信も行われていたので，会場には行けなかったが見ていたという人もいるだろう。アトラクションの中でも大きく盛り上がっていたのは，来場者が天族・魔族チームに分かれて，PvP・PvEを通じて競う「激戦ダンジョン！〜炎の神殿〜」「痛快！アビス要塞対抗戦」だ。

■PvP系アトラクション「激戦ダンジョン！〜炎の神殿〜」

　「炎の神殿」をベースにした特設インスタンスダンジョンにて，天族プレイヤーと魔族プレイヤーが10対10のPvPを繰り広げるというアトラクションだ。制限時間は15分間で，3本勝負となっている。
　PvPがスタートすると，魔族側のチームは，サイン振りや次の攻撃ターゲットの指定など，作戦を“声に出して”積極的に行っており，初顔合わせのメンバー同士にも関わらず，手際良く戦っていたのが印象的だった。魔族チームは，途中でメンバー1名がステージから落下し，戦力外となるハプニングも発生したものの，ストレートで天族チームを下し，会場を大きく沸かせていた。

■PvE系アトラクション「痛快！アビス要塞対抗戦」

　アビス下層にある2か所の要塞を，天族と魔族のチームが別々に攻略し，ラスボスを倒すまでの時間を競うというPvE系アトラクション。もちろん普通の要塞ではなく，MCアライ氏による粋な（？）趣向がたっぷりと凝らされている。
　天族チームは，城門を真正面から攻略しようとするものの，要塞にもかかわらずなぜかルドラや大砲などの凶悪ネームドモンスターが立て続けに待ち受けており，成すすべもなくやられてしまう。一方の魔族チームは，まずは上空などから内部の様子をじっくりと確認。そのぶんスタートはやや遅れたが，効率的に攻略することで，ラスボスの守護神長を倒すことに成功した。


　そのほか会場内では，天族・魔族に分かれてのクイズ大会やジャンケン大会なども行われた。各アトラクションにおける両種族の勝敗に応じて，会場内で引ける“リアルガチャ”用のチケットが増えるという仕組みだったのだが，結果はなんと，すべてのアトラクションで魔族が完全勝利。最終的に引けるリアルガチャの回数は，天族が2，魔族が9という結果であった。会場を訪れた魔族側のプレイヤーは，おいしい報酬が得られたことだろう。

　なお，上記のPvP・PvEアトラクションの結果を受けて，期間限定でインゲームアイテムが配布されている。会場を訪れていない人も含め，AIONプレイヤーならログインすれば誰でも“セラミウム勲章”などがもらえるので，忘れずに受け取っておこう。

ゲーム内の気になるデータを集計した「アトレイア国勢調査」も発表された。これは天族／魔族のプレイヤー人口の比率。全体的に天族の方が高い状態が続いている

バランス調整「Re:START」による，インスタンスダンジョン攻略率の変化。「サウロの軍需基地」は，もっとも強力な“シータ”の選択率，攻略率が劇的に上昇

近接系クラス垂涎の“攻撃範囲が延びる”武器の取得数

競売所の利用時に生じる取引仲介量のワールド合算

シャドウウィング（天族）のフィギュアが発売予定とのこと

　ちなみに，今回のイベントは，開始前の段階で入場制限が行われるほどの混雑ぶりとなっていた。エヌ・シー・ジャパンによれば，来年以降もトイボックスツアー2013の経験を生かし，オフラインイベントを積極的に行うとのことなので，こういった点は改善に期待したいところだ。

　なお，今回のレポートを見た読者のうち，「2013年9月30日以前にThe Tower of AIONにログインしたことがあり，10月1日のメンテナンス以降ログインしていないアカウント」を対象に，4Gamer限定の特典アイテムを用意してもらった。以下の黄色ボタンからアクセスすると，60レベル以上ユニーク級アビス装備「コホルス ドゥクス ネックレス」のアイテムクーポンが手に入るので，対象者はぜひもらっておこう。

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