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「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
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印刷2009/08/27 11:00

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「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる

従来から一新され,スクエアなイメージになったAuzentechの製品ボックス。今後はこの路線になるという
画像集#002のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
 その存在が明らかになってから1年以上。何度となく発売が延期されてきた,Auzentech(アウゼンテック)製の“HDMI対応X-Fiサウンドカード”こと「Auzen X-Fi HomeTheater HD」だが,今度こそ,日本市場に登場しそうだ。
 Auzentechと,その元日本法人で,現在は営業窓口として機能しているDTC Japanは,日本語公式サイトをリニューアル。併せて,Auzen X-Fi HomeTheater HDをはじめとするサウンドカード4製品を,2009年9月中旬に日本市場へ投入するとして,日本語公式サイトでの事前予約受け付けを開始した。

Auzen X-Fi HomeTheater HD
画像集#003のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる

Auzentech日本語公式サイト

 今回,発売がアナウンスされた製品と,そのメーカー希望小売価格は下記のとおり。8月27〜9月7日の期間に注文すると,10%引きで購入できるという。

  • Auzen X-Fi HomeTheater HD2万9800円(税込,事前予約注文では同2万6820円)
  • Auzen X-Fi Forte 7.11万6800円(税込,事前予約注文では同1万5120円)
  • Auzen X-Raider 7.16800円(税込,事前予約注文では同6120円)
  • Auzen X-Studio 5.15800円(税込,事前予約注文では同5220円)


史上2製品めとなるHDMI対応サウンドカードは

100%のX-Fi機能+音質強化もウリ


画像集#004のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
 Auzen X-Fi HomeTheater HDについては,これまでも何度か記事をお伝えしているが,簡単にいうと,X-Fi Xtreme Fidelity(CA20K2)チップを搭載したPCI Express x1接続のサウンドカードに,HDMI 1.3a準拠のHDMI入出力機能を統合した製品だ。Creative Technology(以下,Creative)製の「PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium」シリーズと同等の機能を100%持ちつつ,

  • アナログ段の入出力品質強化
  • HDMIによる「Dolby TrueHD」および「DTS-HD Master Audio」フォーマットのビットストリーム出力対応
  • HDMIによる1080p/24,1080p/60フォーマット対応

を果たしたカード,という理解でいいだろう。
 製品のポイントは,2008年11月13日の記事に詳しいが,Auzentechは2007年以来,Creative,HDMI入出力周りのチップを提供しているSilicon Image,そしてビデオ再生ソフトメーカーであるCyberlinkと協力しつつ,各種グラフィックスカードとの相性問題潰しや,「PowerDVD 9 Ultra」へ向けた(ビットストリーム出力や1080p/24などの)最適化などを進めてきたと述べている。

画像集#005のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
Silicon Image製のHDMIレシーバ「SiI9135」とトランスミッタ「SiI9134」,そしてそれらの制御用と思われるAtmel製マイクロコントローラ「AT89C51ID2」が搭載されたHDMI段。カード上で,“X-Fi部”から独立した配置になっている
画像集#006のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
Cirrus Logic製D/Aコンバータ「CS4382」から伸びるアナログ段。フロント2ch用のOPAMP(オペアンプ)はNational Semiconductor製「LME49720」で,差し替え可能。残りは新日本無線製「NJM4580」だ

付属品一覧(※広報資料より)
画像集#011のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
 接続に当たって,「HDMI入力に,グラフィックスカードや外部映像出力機器からのHDCP対応デジタルビデオ信号を入れ,サウンド信号と合わせて,HDMI出力からAVアンプ(=AVレシーバ)へ送出する」仕様になっているのは,ASUSTeK Computerの「Xonar HDAV1.3」シリーズと同じ。ただ,Xonar HDAV1.3が搭載するような映像エンジンチップなどを持たない分,ゲームのプレイ感などを左右するレイテンシ面では,Xonar HDAV1.3より有利になるかもしれない。

 そのほか,主なスペックは下に箇条書きでまとめたとおり。ゲームから音楽,Blu-rayビデオまで,すべてに対応する,まさにオールマイティなサウンドカード(?)として,PCで何でもこなしたいユーザーにとっては注目の製品といえるだろう。もちろん,ずっと待っていた人には,待望の登場ということになるはずだ。
 ちなみにAuzentechは,4Gamerに寄せたメッセージの中で,交換用OPAMPの在庫も確保し,直販で販売する予定であることと,米国本社のスタッフが(DTC Japanの翻訳を通じて)直接エンドユーザーをサポートすることを予告しており,「今度こそ」という意気込みは相当伝わってくる。とにもかくにも,無事,製品の販売が始まることに期待したい。

●Auzen X-Fi HomeTheater HDの主なスペック
  • 接続インタフェース:PCI Express x1
  • サウンドチップ:Creative Technology製「X-Fi Xtreme Fidelity」(CA20K2)
  • キャッシュメモリ容量:64MB(X-RAM)
  • 対応オーディオ解像度:16/24bit
  • 対応ビデオ解像度:1080p@60Hz,1080i/720p@120Hz
  • HDMI出力仕様:HDMI 1.3a準拠
  • HDMIレシーバ:Silicon Image製「SiI9135」
  • HDMIトランスミッタ:Silicon Image製「SiI9134」
  • 著作権保護技術:HDCP 1.2準拠
  • D/Aコンバータ:Cirrus Logic製「CS4382」
  • アナログ出力:ミニピン×4(7.1ch,専用ケーブルによる),ミニピン×1(2ch,ヘッドフォン,ヘッドフォンアンプ搭載)
  • アナログ出力ダイナミックレンジ:109.0dBA(1kHz@-60dBFS,24bit/48kHz)
  • OPAMP:フロント2chのみ交換可能
  • A/Dコンバータ:Wolfson Microelectronics製「WM8775」「WN8782」
  • アナログ入力:ミニピン×2(ラインおよびマイク,専用ケーブルによる。マイクプリアンプ搭載)
  • アナログ入力ダイナミックレンジ:98.0dBA(1kHz@-60dBFS,24bit/48kHz)
  • デジタル入出力解像度:16/24bit
  • デジタル出力サンプリング周波数:最大192kHz(2ch),最大96kHz(マルチチャネル)
  • デジタル出力:RCA/TOSLINK両対応(※同軸/光両対応)
  • デジタル入力:なし
  • 主な対応API:WDM,EAX ADVANCED HD 5.0,DirectSound 3D,OpenAL,ASIO 2.0
  • 対応機能:CMSS-3D,DTS Connect,Dolby Digital Live,DTS-HD Master Audio,Dolby TrueHD
  • 対応OS:Windows XP/Vista/7
  • 価格:2万9800円(税込)
  • 発売予定時期:2009年9月中旬


X-Fi搭載のLow Profileカードや

OPAMP交換可能な下位モデルなども市場投入


 残る3製品についても,簡単に紹介しておこう。Auzen X-Fi HomeTheater HDと同じタイミングで市場投入されるのは,以下の3製品となっている。

●Auzen X-Fi Forte 7.1

画像集#007のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
 X-Fi Xtreme Fidelity(CA20K2)を搭載した,Low Profile仕様のPCI Express x1接続型サウンドカード。ミニピン形状のブレイクアウトケーブルによるアナログ7.1ch出力とマイク入力,ライン入力を持つほか,ブラケット部にはミニピン型ヘッドフォン出力,RCA/TOSLINK(=同軸/光)両対応デジタルサウンド出力も用意されている。ヘッドフォンアンプの搭載も特徴といえるだろう。
 対応APIは,WDM,DirectSound 3D,EAX ADVANCED HD 5.0,OpenAL,ASIO 2.0。容量64MBのキャッシュメモリ,X-RAMも搭載する。

アナログ段(左)とI/Oインタフェース(右)。アナログ7.1ch出力周りの仕様は上位モデルと同じだが,別途,ヘッドフォン用と思われる旭化成エレクトロニクス製2ch D/Aコンバータ「AK4396」を搭載しているのが目を引く。A/DコンバータはWM8775だ
画像集#008のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる 画像集#009のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる

●Auzen X-Raider 7.1

画像集#010のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
 C-Media Electronics製サウンドチップ「CMI 8768」を搭載した,コストパフォーマンス重視のPCIサウンドカード。ミニピンによるアナログ7.1ch出力に対応し,標準搭載のTexas Instruments製OPAMP「NE5532A」×4は,いずれもユーザーの手で交換が可能だ。
 このほかインタフェースはミニピンのライン入力,マイク入力各1と,光角形のデジタル入出力各1。

●Auzen X-Studio 5.1

画像集#012のサムネイル/「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
 VIA Technologies製の「Vinyl Tremor」(VT1723)サウンドチップを搭載した,エントリー向けPCIサウンドカード。ブレイクアウトケーブルによるミニピン形式のアナログ5.1ch出力を持つほか,ミニピンのライン入力とマイク入力,光角形のデジタル出力各1も用意されている。OPAMPは,フロント2ch分のみ交換可能だ。
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