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「Auzen X-Fi HomeTheater HD」ついに日本へ。9月発売に向け,“X-Fi+HDMI”カードの事前予約受付が始まる
Auzentechと,その元日本法人で,現在は営業窓口として機能しているDTC Japanは,日本語公式サイトをリニューアル。併せて,Auzen X-Fi HomeTheater HDをはじめとするサウンドカード4製品を,2009年9月中旬に日本市場へ投入するとして,日本語公式サイトでの事前予約受け付けを開始した。
→Auzentech日本語公式サイト
今回,発売がアナウンスされた製品と,そのメーカー希望小売価格は下記のとおり。8月27〜9月7日の期間に注文すると,10%引きで購入できるという。
- Auzen X-Fi HomeTheater HD:2万9800円(税込,事前予約注文では同2万6820円)
- Auzen X-Fi Forte 7.1:1万6800円(税込,事前予約注文では同1万5120円)
- Auzen X-Raider 7.1:6800円(税込,事前予約注文では同6120円)
- Auzen X-Studio 5.1:5800円(税込,事前予約注文では同5220円)
史上2製品めとなるHDMI対応サウンドカードは
100%のX-Fi機能+音質強化もウリ
- アナログ段の入出力品質強化
- HDMIによる「Dolby TrueHD」および「DTS-HD Master Audio」フォーマットのビットストリーム出力対応
- HDMIによる1080p/24,1080p/60フォーマット対応
を果たしたカード,という理解でいいだろう。
製品のポイントは,2008年11月13日の記事に詳しいが,Auzentechは2007年以来,Creative,HDMI入出力周りのチップを提供しているSilicon Image,そしてビデオ再生ソフトメーカーであるCyberlinkと協力しつつ,各種グラフィックスカードとの相性問題潰しや,「PowerDVD 9 Ultra」へ向けた(ビットストリーム出力や1080p/24などの)最適化などを進めてきたと述べている。
そのほか,主なスペックは下に箇条書きでまとめたとおり。ゲームから音楽,Blu-rayビデオまで,すべてに対応する,まさにオールマイティなサウンドカード(?)として,PCで何でもこなしたいユーザーにとっては注目の製品といえるだろう。もちろん,ずっと待っていた人には,待望の登場ということになるはずだ。
ちなみにAuzentechは,4Gamerに寄せたメッセージの中で,交換用OPAMPの在庫も確保し,直販で販売する予定であることと,米国本社のスタッフが(DTC Japanの翻訳を通じて)直接エンドユーザーをサポートすることを予告しており,「今度こそ」という意気込みは相当伝わってくる。とにもかくにも,無事,製品の販売が始まることに期待したい。
●Auzen X-Fi HomeTheater HDの主なスペック
- 接続インタフェース:PCI Express x1
- サウンドチップ:Creative Technology製「X-Fi Xtreme Fidelity」(CA20K2)
- キャッシュメモリ容量:64MB(X-RAM)
- 対応オーディオ解像度:16/24bit
- 対応ビデオ解像度:1080p@60Hz,1080i/720p@120Hz
- HDMI出力仕様:HDMI 1.3a準拠
- HDMIレシーバ:Silicon Image製「SiI9135」
- HDMIトランスミッタ:Silicon Image製「SiI9134」
- 著作権保護技術:HDCP 1.2準拠
- D/Aコンバータ:Cirrus Logic製「CS4382」
- アナログ出力:ミニピン×4(7.1ch,専用ケーブルによる),ミニピン×1(2ch,ヘッドフォン,ヘッドフォンアンプ搭載)
- アナログ出力ダイナミックレンジ:109.0dBA(1kHz@-60dBFS,24bit/48kHz)
- OPAMP:フロント2chのみ交換可能
- A/Dコンバータ:Wolfson Microelectronics製「WM8775」「WN8782」
- アナログ入力:ミニピン×2(ラインおよびマイク,専用ケーブルによる。マイクプリアンプ搭載)
- アナログ入力ダイナミックレンジ:98.0dBA(1kHz@-60dBFS,24bit/48kHz)
- デジタル入出力解像度:16/24bit
- デジタル出力サンプリング周波数:最大192kHz(2ch),最大96kHz(マルチチャネル)
- デジタル出力:RCA/TOSLINK両対応(※同軸/光両対応)
- デジタル入力:なし
- 主な対応API:WDM,EAX ADVANCED HD 5.0,DirectSound 3D,OpenAL,ASIO 2.0
- 対応機能:CMSS-3D,DTS Connect,Dolby Digital Live,DTS-HD Master Audio,Dolby TrueHD
- 対応OS:Windows XP/Vista/7
- 価格:2万9800円(税込)
- 発売予定時期:2009年9月中旬
X-Fi搭載のLow Profileカードや
OPAMP交換可能な下位モデルなども市場投入
残る3製品についても,簡単に紹介しておこう。Auzen X-Fi HomeTheater HDと同じタイミングで市場投入されるのは,以下の3製品となっている。
●Auzen X-Fi Forte 7.1
対応APIは,WDM,DirectSound 3D,EAX ADVANCED HD 5.0,OpenAL,ASIO 2.0。容量64MBのキャッシュメモリ,X-RAMも搭載する。
●Auzen X-Raider 7.1
このほかインタフェースはミニピンのライン入力,マイク入力各1と,光角形のデジタル入出力各1。
●Auzen X-Studio 5.1
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