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印刷2015/08/27 17:00

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Logicool G,部屋の広さを表現できるゲーマー向けヘッドセット「G633」「G933」を発表。オリジナルドライバー搭載で10月以降に発売

 2015年8月27日17:00,Logitech International(日本ではロジクール,以下 Logitech)は,ゲーマー向け製品ブランド「Logitech G」(日本では「Logicool G」)の新作となるヘッドセット「G633 Artemis Spectrum Surround Gaming Headset」(国内製品名:G633 RGB 7.1 サラウンド ゲーミング ヘッドセット,以下 G633)および「G933 Artemis Spectrum Wireless Surround Gaming Headset」(国内製品名:G933 ワイヤレス 7.1 サラウンド ゲーミング ヘッドセット,以下 G933)を発表した。

G633(左)とG933(右)
Logitech G/Logicool G

 製品名から想像できるとおり,G633がワイヤード,G933がワイヤレスモデルで,北米市場における想定売価は順に149.99ドル,199.99ドル(いずれも税別)。日本では順に2万130円,2万4130円(いずれも税別)となる。国内発売は10月以降の予定だ。
 今回4Gamerでは,北米における発表会へ参加することができたので,実機ベースで,新製品の概要をレポートしてみたいと思う。


新型ドライバー「Pro-G」を採用し,「DTS Headphone X」&「Dolby Headphone」両対応


Logitech G/Logicool G上位モデルに採用されていたスピーカードライバー(左)と,G633&G933に搭載されるそれ(右)。基本デザインは共通ながら,コーン部分の素材が変更になっている
Logitech G/Logicool G
 G633とG933はいずれも,オーバーヘッドの密閉型となるヘッドセットだ。基本仕様は同じであると断ったうえで話を進めると,両製品は,Logitechが新規開発した40mm径のスピーカードライバー「Pro-G Audio Driver」(以下,Pro-G)を採用する,初の製品だ。低域から高域までバランスよく出力でき,歪みも少ないとされるPro-Gドライバーを,筐体設計の段階から歪み対策がされているエンクロージャと組み合わせてあるというのが,出力周りのアピールポイントとなる。

イメージが湧きやすいようにと用意された透明モデル(左)より,スピーカードライバー部の実装。右は製品で,着脱可能なイヤーパッドを取り付けた状態だ。イヤーパッドは,Logitech G伝統の,四角くゆとりのあるサイズのため,耳を覆う面積は広く,奥行きもあるため,耳たぶに当たる心配はまず無用。メッシュ地ながら音漏れしにくい素材が採用されていた
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

従来製品で採用されていたマイクユニット(左)と,G633&G933のマイクユニット(右)。小型軽量化が図られていると分かる
Logitech G/Logicool G
 また,組み合わせられるブームマイクは,必要ないときに,左耳用エンクロージャ部へ“畳んで,しまう”ように収納でき,使うときには引き出して,さらにマイク部を引っ張り出すと,自由に位置を調整できるのも見どころだ。新開発のマイクユニットは,コンデンサ型の単一指向性で,ノイズキャンセリング機能付きになっている。

Logicool GのブランドアンバサダーであるStanSmith氏にG933を装着してもらった(左)。こんな感じで,使わないとき,マイクブームは左耳用エンクロージャ部にしまっておける。右は使用時で,エンクロージャから引き出したうえで,マイク部を軽く引くと,SteelSeries製マイクのような,設定自在なブームが姿を見せる
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

Logitech G/Logicool G
左耳用エンクロージャの後方側には,上から電源スイッチ,フルカスタマイズ可能な追加ボタン「G-key」×3,マイクミュートの有効/無効切り替え用トグルボタン,ダイヤル式の出力音量調整機構が用意される
Logitech G/Logicool G
G633&G933対応モデルとなるβ版「Logitech Gaming Software」(日本ではLogicoolゲームソフトウェア,以下 LGS)
 機能面では「DTS Headphone:X」への新規対応がポイントとなる。オーディオルームやスタジオの音響測定を元にDTSが用意した「ルームプロファイル」を選択することにより(関連記事),ステレオ,あるいはマルチチャネルソースに対して,ルームプロファイルで規定される部屋の音響特性を再現できるようになったわけだ。

 用意されるルームプロファイルは,DTS社内のリファレンス試聴ルーム「DTS 7.1」,「Camas Audio Lab.」という俗称で呼ばれる,Logitechのサウンド&オーディオ開発部門内にあるリファレンス試聴ルーム「Logitech Signature Studio」,FPS向けとされる仮想ルーム「First Person Shooter」の3つ。それぞれに対して,フロントチャネルスピーカーの仮想的な配置を,標準的なもの(Super Stereo Front)とワイドなもの(Super Stereo Wide)の二択から選択できる。

LGSのDTS関連設定項目。ゲームのプレイ中や映像/音楽の再生中に変更してみると,違いがよく分かる
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

Dolby Headphoneの設定項目。チャネルごとの音量レベルを設定できるだけだったりする
Logitech G/Logicool G
 なお,Logitech G/Logicool GのUSB接続型ヘッドセット上位モデルでこれまでサポートされてきた「Dolby Headphone」およびその前段処理系としての「Dolby Digital 7.1」「Dolby Pro Logic II」は,G633&G933でも引き続きサポートされる。

 さて,実際の音を聞いてみた印象だと,「素の状態」は,誇張や落ち込みが少なく,重低音から高音まで再生されており,中域も弱くなっていない,いわゆる「フラット」傾向のサウンドという印象だ。「足していない,引いていない」うえに「中域が相対的に十分再生できる」ため,「情報としての音」を認識しやすい。
 ただこれは言い換えると,コンテンツ側に十分な低音が入っていない場合,G633やG933でもそのまま感じられるということでもある。音による派手な演出を望むユーザーからすると,物足りなく感じられる可能性もあるだろう。あくまでも,ゲームで勝つことを望むユーザー向けといったところだ。

 DTS Headphone:Xを有効にすると,この「素の状態」の音が活きてくる。筆者(榎本 涼)の認識している限り,DTS Headphone:Xは,技術としては非常に優れているものの,対応製品であれば常に「最高の音」が得られるといったものではなく,調整次第で残念な音になってしまうこともある。そこが以前から気になっていたのだが,G633&G933で,その心配は杞憂に終わっており,非常にバランスのよい音を体感できた。

Logitech G/Logicool G
 DTS Headphone:Xで部屋の音響特性を再現できるということは,仮想的な2chもしくは7.1スピーカーセットまでの距離を再現できることと同義であるわけだが,そこで得られる「耳に張り付かない」「少し離れたところでスピーカーを鳴らしているのを聴いているような疑似体験が得られる」効果が,先ほど述べた,フラットに近い音質傾向と組み合わされる。その結果,高品位なヘッドフォン再生の音というより,「ヘッドフォンを装着しているのに,リスニングルームやスタジオのスピーカーで聴いているような自然な音」を実感できるのだ。
 G633&G933とDTS Headphone:Xの組み合わせでは,大音量に設定しなくとも,音源の定位をはっきり認識でき,かつ,実際のスピーカー再生の時のように音源からの距離を感じることができ,高域が軽く落ち込む(=ロールオフする)。そのため,耳への負担も少なくなるため,長時間のプレイでも「音疲れ」しにくくなることも期待できよう。

前述したLogitech Camas Audio Lab.の「MOS Room」が,Logitech Signature Studioプロファイルの基となったスタジオだ
Logitech G/Logicool G
Logitech G/Logicool G
 今回は時間が限られていたなかで,ゲームなどのサラウンドコンテンツを使って3つのルームプロファイルを試してみたが,DTS 7.1を選択すると,プロファイリングした部屋自体が広大なこともあってか,残響の多い,ゴージャスでリッチな印象があった。シングルプレイRPGなど,音がゲーム性に大きく影響せず,単純にリッチなサウンドの効果が大きいタイトルとの相性がよさそうだ。
 Logitech Signature Studioは,Logitech社内にあるスタジオの音なので,残響は少なめで,むしろゴージャスさを求めない場合に有効だ。また,個人的に最も印象的だったのはFirst Person Shooterプロファイルで,こちらは残響が3つの選択肢のなかで極小となっているため,前後左右の音源の定位が最も分かりやすい。FPSやTPSでは文句なしにこれだろう。

 気になったのは,以前からLogitech G/Logicool GのUSB接続型ヘッドセット上位モデルで採用されてきたDolby Headphoneのほうである。「残念」としか言いようがないというか,DTS Headphone:Xと比較すると,音量レベルを圧縮しすぎて音が古いというか,音源が前方にのみ定位するようにしか感じられないというか……。
 G633とG933では,DTS Headphone:Xと排他利用となる関係から,マウスクリック一発で,両者の効果を簡単に比較できてしまうのだが,その仕様はただただDolby Headphoneにつらい現実を突きつけている。G633&G933でバーチャル7.1chサラウンドを使う人は,自然とDTS Headphone:Xを選ぶようになるはずだ。


複数のデバイスと同時に接続できるG633&G933


G633&G933はいずれもUSB Micro-Bおよび3.5mmミニピン端子を備える。G933のUSB Micro-Bは充電用だ
Logitech G/Logicool G
 機能面での特徴は,豊富な接続仕様ということになるなろう。
 PCとの接続に用いる,最も基本的な接続インタフェースは,G633がUSB,G933がUSBトランスミッタ兼レシーバー「USB Mix Adapter」なのだが,G633&G933には別途3.5mmミニピン端子が用意されており,付属ケーブルを使うと,PlayStation 4およびXbox Oneのゲームパッドと接続し,両ゲーム機用のアナログ接続型ヘッドセットとしても利用可能だ。

PCとの標準的な接続イメージ(左)と,現行世代に属する据え置き型ゲーム機との接続イメージ(右)。付属の3.5mmミニピンケーブルにはインラインリモコンが用意される
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

USBワイヤードおよびワイヤレス接続とアナログ接続の共存イメージ
Logitech G/Logicool G
 さらに,3.5mmミニピンケーブルは,スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスとも接続できる。しかも,スマートデバイスと,PC用のワイヤード/ワイヤレス接続は共存できる。つまり,ゲームの音を鳴らしながら,同時にスマートデバイスでの会話を行うことも可能なのである。

 付け加えると,G933では,アナログRCA×2のオスメス端子を持つT字アダプターと3.5mmミニピンへ変換するケーブルが付属しており,これをUSB Mix Adapterと接続すると,USB Mix Adapterへ入力したアナログサウンドと,PC上で再生されているサウンドをミックスしてワイヤレス転送でき,さらにスマートデバイスからのアナログ入力も受けられるという,3系統入力に対応する。普段はPCでゲームに使いながら,テレビの電源を入れたときはテレビの音をワイヤレスで楽しみつつ,スマートデバイスからの受話にも備えるといったことができるのだ。

G933のみ,付属のアナログRCA×2ー3.5mmミニピンケーブルとUSB Mix Adapterによって,3系統入力に対応する。USB接続のワイヤレスレシーバー兼トランスミッタがUSB Mix Adapterと呼ばれているのは,このユニークな接続仕様を実現するからにほかならない
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G
USB Mix Adapter(左)と,そこにアナログRCA×2ー3.5mmミニピンケーブルを接続している例(右)
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G
G933でUSB Mix Adapterは左耳用エンクロージャカバーの下に収納できる(左)。移動時はここに入れて持ち運べばいい。右は右耳用エンクロージャのカバーを外したところで,ご覧のとおり,バッテリーパックが搭載されていた
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

G933で,左耳用エンクロージャのカバーとUSB Mix Adapterを取り外した状態で,LEDイルミネーションに寄ってみたところ。ちなみにカバーは別のデザインのものに変更できるようになっているそうで,ひょっとすると今後,ロゴ部分をチーム仕様にできる何かがリリースされるかもしれない
Logitech G/Logicool G
 機能面ではもう1つ,ここまで紹介してきた写真からも想像できると思うが,本体後方と「G」ロゴ部に,約1677万色から好きな色や光り方を選んで設定できるLEDイルミネーションが搭載されている点も押さえておきたい。
 最近になって少しずつ対応タイトルが増えてきている,スマートデバイスを用いたLogitech G/Logicool Gデバイスの制御機能「ARX Control」を使えば,たとえば攻撃が被弾したときにLEDの色を変えるといった,ゲームの進行状況に合わせたLEDイルミネーションも設定可能となっている。


Logitech G/Logicool G
 以上,Pro-Gドライバーと,DTS Headphone:XのサポートこそがG633&G933のキモであり,現時点での評価としては,DTS Headphone:X対応ヘッドセットのリファレンスとなり得るポテンシャルを持っている印象を受けた。
 国内での具体的な発売日は明らかになっていないが,ゲームで大いに活用できそうな多機能ヘッドセットを探しているのであれば,いまから予算の確保に動いておいたほうがいいかもしれない。

Logicool Gのサウンド関連製品情報ページ


●G633の主なスペック
  • 基本仕様:USB/アナログ接続ワイヤードタイプ
  • 本体サイズ:180(W)×94(D)×190(H)mm
  • 重量:374g
  • 接続インタフェース:USB×1,3.5mmミニピン×2(入力,出力各1)
  • 搭載ボタン/スイッチ:USB/アナログ接続切り替えスイッチ×1,「G-key」×3,音量調整ダイヤル×1
  • 主な付属品:USBケーブル(ケーブル長3m),インラインリモコン付き3.5mmミニピンアナログケーブル(ケーブル長1.5m)
  • 対応OS:Windows 7以降,PlayStation 4 OS,Xbox One OS(※PCでの利用にはUSB接続,ゲーム機やモバイルデバイスとの接続には3.5mmミンピン接続を用いる)
  • 対応OS:Windows 7以降
  • 保証期間:2年
  • メーカー直販価格:2万130円(税別)
  • 発売予定次期:未定
《ヘッドフォン部》
  • 周波数特性:20Hz〜20kHz
  • 感度:107dB SPL/mW
  • インピーダンス:39Ω(パッシブ),5000Ω(アクティブ)
  • 許容入力:未公開
  • スピーカードライバー:40mm径ネオジムマグネット(「Pro-G」)
《マイク部》
  • 周波数特性:100Hz〜20kHz
  • 感度:未公開
  • インピーダンス:未公開
  • S/N比:未公開
  • 指向性:単一指向性(カージオイド)
  • ノイズ対策:ノイズキャンセリングマイク採用


●G933の主なスペック
  • 基本仕様:ワイヤレス/アナログ接続ワイヤードタイプ
  • 本体サイズ:180(W)×94(D)×190(H)mm
  • 重量:374g
  • 接続インタフェース:USB×1(※充電用),3.5mmミニピン×2(入力,出力各1)
  • 搭載ボタン/スイッチ:USB/アナログ接続切り替えスイッチ×1,「G-key」×3,音量調整ダイヤル×1
  • 主な付属品:USBケーブル(ケーブル長3m),インラインリモコン付き3.5mmミニピンアナログケーブル(ケーブル長1.5m),アナログRCA×2―アナログ3.5mmミニピン×1変換ケーブル,USB Mix Adapter
  • 対応OS:Windows 7以降,PlayStation 4 OS,Xbox One OS(※PCでの利用にはワイヤレス接続,ゲーム機やモバイルデバイスとの接続には3.5mmミンピン接続を用いる)
  • 対応OS:Windows 7以降
  • 保証期間:2年
  • メーカー直販価格:2万4130円(税別)
  • 発売予定次期:未定
《ヘッドフォン部》
  • 周波数特性:20Hz〜20kHz
  • 感度:107dB SPL/mW
  • インピーダンス:39Ω(パッシブ),5000Ω(アクティブ)
  • 許容入力:未公開
  • スピーカードライバー:40mm径ネオジムマグネット(「Pro-G」)
《マイク部》
  • 周波数特性:100Hz〜20kHz
  • 感度:未公開
  • インピーダンス:未公開
  • S/N比:未公開
  • 指向性:単一指向性(カージオイド)
  • ノイズ対策:ノイズキャンセリングマイク採用
  • 関連タイトル:

    Logitech G/Logicool G

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